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Masterpieces of Chinese Ceramics from the Collection of the Tokyo Fuji Art Museum

東京富士矎術通で2014幎1月12日から3月30日たで開催された䌁画展「䞭囜陶磁名品展」のオンラむン展芧䌚です。

ごあいさ぀

䞖界四倧文明の䞀぀、黄河文明の発祥の地である䞭囜では、玄䞇幎前に「やきもの」が誕生し、優れた造圢矎ず高い技術によっお、䞖界の陶磁噚をリヌドしおきたした。


新石噚時代の圩陶や灰陶などに始たり、玀元前15䞖玀頃の商時代にはいち早く灰釉陶噚が生み出されたした。その埌、前挢時代玀元前玀元埌䞖玀には鉛釉陶噚が盛んに䜜られ、埌挢時代䞖玀には青磁が誕生したした。唐時代0䞖玀になるず東西亀易が盛んになり、唐䞉圩のような囜際性豊かなスタむルが生み出されたした。宋時代1013䞖玀になるず、青磁・癜磁は完成床を増し、北郚の金では掻き萜ずしや䞊絵付による噚面装食が始たりたした。元時代1314䞖玀には青花磁噚が生み出され、明時代1417䞖玀には色鮮やかな五圩磁噚が花開きたした。さらに、枅時代1720䞖玀にはより鮮やかな色圩の粉圩磁噚が開発されたした。


東京富士矎術通の䞭囜陶磁は、新石噚時代から枅時代にいたる4500幎の䞭囜陶磁史が俯瞰できる䜜品矀で構成されおいたすが、本展では、各時代の䞻芁な䜜品の䞭から厳遞した、重芁矎術品2点を含む125点の名品を公開したす。


本展は圓通所蔵の䞭囜陶磁噚の癜眉をたずめお玹介する通倖初の展芧䌚ずしお圓通が䌁画協力し2012幎9月に日本六叀窯の䞀぀である䞹波の地に立地する兵庫陶芞矎術通で開催された「日䞭囜亀正垞化40呚幎蚘念 東京富士矎術通所蔵䞭囜陶磁名品展」がご奜評をいただき、その里垰り展ずしお開催するものです。この展芧䌚を通しお倚くの方々が䞭囜陶磁ぞの関心ず理解を深められ、その䜜品を生み出した豊最な矎の粟神にふれおいただくこずを念願しおやみたせん。

第1ç«  黎明期から青磁の誕生たで

新石噚時代に黄河流域や長江流域で文明の栄えた䞭囜では、玀元前16䞖玀に商王朝が成立した。その埌諞䟯の䞊立する春秋・戊囜時代玀元前玀元前䞖玀を経お、B.C.221幎に䞭囜最初の統䞀王朝秊が誕生したが短呜に終わり、B.C.202幎に挢垝囜が成立した。220幎には埌挢が滅亡し、その埌華北に流入した遊牧階銬民ず南の挢族王朝が察峙する南北朝時代䞖玀を迎えた。


䞭囜における「やきもの」の誕生は玄䞇幎前に遡り、その埌、黒や耐色の顔料で文様を描いた圩陶や、灰陶が䜜られた。商時代には噚面に釉薬を斜釉した灰釉陶噚が生み出され、埌挢時代の成熟した青磁ぞず発展し、南北朝時代には癜磁が出珟した。たた戊囜時代に始たった厚葬の颚習は、秊時代から挢時代にかけおたすたす盛んずなり、貎人の墓の副葬品明噚ずしお人の圢を写した俑や、青銅噚、挆噚を写した灰陶や加圩などが数倚く䜜られた。それずずもに、鉛釉陶噚が開発され、緑釉、耐釉の明噚が前挢時代埌半から盛んに䜜られた。

Jar with Two Handles and Spiral Design, Painted Earthenware

䞭囜の土噚の起源は10000幎前。華南では蟲耕の始たりずずもに土噚が䜜られ始めた。浙江省河母枡遺跡玀元前6000幎頃では猪の絵を描いた土噚が出土しおいる。この土噚は圩陶ず呌ばれ、肩に枊巻の文様を描いおいる。このような圩陶は黄河䞭流域から、甘粛省、青海省の新石噚時代の墓の副葬品ずしお入れられるこずが倚い。西アゞアの新石噚時代にも圩陶があり、時代、文様に共通するずころがあり、関連性を指摘する説がある。

Jar with Two Handles and Incised Design, Ash Glaze

釉薬を掛けた陶磁噚は商時代、さらにそれより前の倏時代二里頭期 玀元前1200幎頃に始たるずされおいるが、その技術のルヌツ、始たりが華南か、華北かははっきりしない。原始青磁、原始磁噚ず呌ばれる。この壺は金属噚の壺を忠実に写した噚圢であり、さらに釉薬が掛るこずで、金属噚の雰囲気をより匷くしおいる。華南の戊囜時代の墓からは、こうした金属噚を写した灰釉陶噚が副葬品ずしお玍められおおり、青銅噚の代甚品ずしお補䜜されたのである。

Jar with Two Handles and Design of Clouds, Painted Earthenware

焌成前に文様を描いおいる圩陶に察し、この壺は焌いた埌に斜文しおいる。土噚の䞊に、赀、灰、玫などの絵具で、雲気文、鋞歯文などの文様を描いおいる。華北の戊囜時代の墓にはこうした金属噚、挆噚を写した土噚が副葬されるこずが倚い。秊始皇垝兵銬俑も党身に圩色されおいた。華南の挢墓からは加圩土噚は少なく、灰釉陶噚がそれに代わるこずが倚い。

Jar with Two Handles and Impressed Design, Earthenware

灰陶加圩雲気文双耳壺ず同じ噚圢であるが、圩色はない。頞には菱圢文、円文を、高台には鋞歯文をハンコで巡らしおいる。胎の䞭倮には鋪銖ず呌ばれる鬌面を匵り付けおいる。頞、肩、胎には圏線を巡らせおいる。こうした装食は青銅噚の壺を写したものである。珟状では圩色はないが、もずは加圩されおいた可胜性がある。

Liquor Jar with Design of Cloud, Painted Earthenware

奩れんずもいうが、奩は鏡箱を指す呌称である。これは酒を入れる噚であり、枩酒尊ず呌ぶべきである。筒型の噚の底に、梟しきょうの圢の足が3本付いおいる。珍しいのは胎に描かれた雲圢の文様で、赀、緑、黒、玫の絵具で波圢の雲気文が衚珟されおいる。前挢時代の挢墓の壁画に通ずる圩色、文様であり、興味深い䜜品である。雲気文は灰陶加圩雲気文双耳壺のような芏栌的な文様ではなく、フリヌハンド颚であり、他にあたり䟋がない。

Jar in Shape of owl, Painted Earthenware

鎟鎞ずは梟の姿をした怪鳥。商時代の青銅噚にこの圢の噚が盛んに䜜られおいる。倜の䞖界を支配する梟は、叀代䞭囜人に畏怖され、祭噚の圢にも取り入れられたのである。型で噚を䜜り、胡粉を塗っおいる。か぀おは圩色されおいたが、絵具は剥萜しおいる。冥界に送る死者にたむける酒が入れられおいたのだろう。

Figure of Lady, Painted Earthenware

俑は人の圢を写したもので、土や、朚、金属を䜿った䟋がある。華南では朚俑が倚く、長沙銬王堆挢墓では着物を着せた朚俑が数癟䜓出土しおいる。この俑は型䜜りで、着物には赀、癜、黒の絵具で圩色しおいる。秊始皇垝兵銬俑坑では等身倧の俑が6000䜓䜙り出土しおいるが、挢時代になるず俑は人圢ぐらいのサむズになる。この俑は女性ず思われるがはっきりしない。しかしその着衣は華北特有の袍わたいれであり、河南省あたりの前挢墓で出土したず考えられる。

Figure of Warrior, Painted Earthenware

俑は秊、挢、南北朝時代で構成は倉化しおいく。秊時代は屈匷な兵士ず将軍、挢時代は地䞊䞖界の様々な人々、そしお南北朝時代になるず俑は圢匏化し、衚情は乏しくなる。この俑は歊官ず思われ、䞡の手には剣を携えおいたのであろう。螝くるぶしで絞ったパンツ、䞊には厚手のコヌトを矜織り、胎の䞊で垯をギュッず締めおいる。頭には冠を被る。いかにも圹人の顔぀きである。胡粉を塗り、朱で圩色しおいる。河北省の鮮卑系の墓の出土か。

Cups with Handles, Painted Earthenware

耳杯は「さかずき」のこずで、案はお盆をさす。本来は挆噚で䜜られるが、これは墓の副葬品ずしお土で䜜られおおり、赀ず黒の絵具で圩色するこずで挆噚の質感を衚しおいる。杯ず案は䞀具であり、そろっおいるのは珍しい。おそらく華北の前挢墓から出土したず考えられる。冥界での死者の宎を願い、副葬したのである。さらには華北では華南産の挆噚が人気があったこずが窺えお興味深い䜜品である。

Table, Painted Earthenware

耳杯は「さかずき」のこずで、案はお盆をさす。本来は挆噚で䜜られるが、これは墓の副葬品ずしお土で䜜られおおり、赀ず黒の絵具で圩色するこずで挆噚の質感を衚しおいる。杯ず案は䞀具であり、そろっおいるのは珍しい。おそらく華北の前挢墓から出土したず考えられる。冥界での死者の宎を願い、副葬したのである。さらには華北では華南産の挆噚が人気があったこずが窺えお興味深い䜜品である。

Cup with Handles and Impressed Design, Green Glaze

銀化の矎しい耳杯である。耳杯は楕円圢の杯の長蟺に匧圢の把手が付く。挆噚が䞀般的であり、華南の挢墓から倚く出土しおいる。掛陜金村叀墓出土品には、銀補耳杯氞青文庫蔵がある。この耳杯の口瞁の釉は滎状になっおいる。䞊䞋を逆にしお焌いたためである。耳杯は酒噚である。この耳杯は、死者が冥界での宎垭で、酒宎を楜しむように副葬されたのである。

Cup with Handles, Brown Glaze

酞化鉛に、酞化鉄を加えるず耐色に発色する。噚圢は緑釉印花文耳杯ず同じであり、挆噚の耳杯を写したものである。しかし把手、噚の圢はこちらの䜜品がより挆噚にちかい。

Jar with Two Handles , Green Glaze

この壺は埌挢時代の䜜品。蓋が䌎っおいるのは珍しい。青銅噚の壺を写した噚圢で、胎や肩の圏線にその名残が窺える。青銅噚の壺は銅ず錫ず鉛の合金であり、䜜られた時は金色に茝いおいた。この緑釉は銅錆を衚珟したものではない。金属の持぀メタリックな雰囲気を緑釉で衚したのである。こうした鉛釉陶噚は埌挢時代䞭期の2䞖玀頃たで華北を䞭心に䜜られおいるがその埌は䜜られなくなる。

Vessel in Shape of Bronze Ding, Green Glaze

緑釉や耐釉などは、鉛釉陶噚ず呌ばれる。灰釉陶噚は朚灰を釉薬ずし、高い枩床で焌いた陶噚であるが、鉛釉陶噚は酞化鉛に酞化鉄、酞化銅を加えお䜎い枩床で焌いた陶噚である。錎は䞉足の噚で、商時代の銅噚に始たる祭瀌甚の噚。この錎の蓋には四葉文ず呌ばれる挢時代に流行した文様を描き、足には蹲った熊の文様を描いおいる。鉛釉陶噚は土の䞭に長く眮かれるず、衚面に雲母のような癜い膜ができ、銀化ず呌んでいる。この錎にもそれがみられる。

Liquor Jar with design of Hunters, Green Glaze

灰陶加圩雲気文尊ず同圢であるが、博山圢の蓋を䌎っおいる。博山はくさんは仙人がすむ神仙䞖界ずいわれ、叀代の噚物にはよく䜿われる。博山炉がその兞型で、山から立ち䞊る煙がいかにも神仙䞖界を物語っおいるようなのである。胎には狩りをする人物が型抌しで衚されおいる。そこには熊の圢の足が3本付いおいる。熊は力匷さを意味しおいる。そうした挢時代の神仙思想が衚された尊であり、冥界のための噚ずしおふさわしい䜜品である。

Granary, Green Glaze

囷は穀物倉庫。今日でも華北の蟲村にはこうした圢の穀物倉庫がある。筒圢の胎に、傘圢の屋根が付く。足は熊圢。挢時代の明噚には豚舎、井戞、鳥小屋、楌閣、塔、そしおこのような囷などがあり、この時代の生掻颚景を考えるには興味深い資料である。この䜜品は䜜行、緑釉の発色ずも鮮やかである。埌挢時代䞭期、12䞖玀の䜜である。

Towered Pavilion, Green Glaze

楌閣は重局の建築物で、3局、5局、さらにそれ以䞊の楌閣がある。この楌閣、今は3局であるが、この䞊に建物がのせられおいた可胜性がある。各階には欄干が巡り、欄干の䞊には、瓊葺の屋根がせり出しおいる。1階の四方には斗橋が配され、屋根には鳥がいる。鳥は豊穣を意味し、死者の魂を倩空に運ぶ䜿呜を持぀。家の明噚が挢時代に倚くみられ、型匏も様々である。家はすなわち、死者の生前の暩勢を象城するものであり、競っお墓に副葬したのである。

Figure of Dog, Green Glaze

挢時代、犬は家犬ずしお飌われおいた。死者が生前、身近においお愛玩したのである。この犬も飌䞻の死を悲しみ、遠吠えしおいるようである。犬の遺䟋は倚く、姿も様々である。緑釉は矎しく銀化しおいる。

Jar with Two Handles and Incised Design of Flower-and-bird, Ash Glaze

灰釉陶噚は、前挢時代埌期から埌挢時代にみられる。この灰釉陶噚は、玠地が赀耐色で、肩にのみ斜釉されおおり、原始青磁のなかに入れるべきかどうかは疑問がある。いわゆる炻噚ず呌ぶべき灰釉陶噚である。壺の䞊半郚には、突垯で3぀に区画したなかに、簡略化した鳥文を線刻しおいる。肩の䞡偎には湟曲した把手鋪銖が䞀察付く。把手には鬌面が線刻されおいる。

Jar with Two Handles and Incised Design of Flower-and-bird, Ash Glaze

緑釉双耳壺ず同じ圢の炻噚の壺。緑釉双耳壺は頞がきわめお短いが、この壺は筒圢の頞郚に、ラッパ圢の口瞁が䌞びる。斜釉は肩だけで、3段の突垯のなかに、線文で鳥を意匠化した文様を巡らせおいる。このタむプの灰釉陶噚は浙江省杭州近郊の窯で䜜られおいる。いわゆる原始青磁を焌いた窯ず同じ地域であるが、埌挢時代埌期にはこのタむプの炻噚は姿を消す。

Jar with Four Handles, Celadon

青磁の完成した時期に぀いお、䞭囜では埌挢時代埌期ず考えられおいる。しかし本栌的な青磁生産は䞉囜時代以降である。釉が噚面を均等に芆い、玠地が緻密な磁噚が青磁である。浙江省杭州垂近郊の窯で䜜られたこずから叀越磁ずいわれる。この壺は兞型的な䞉囜時代の青磁。口が皿型なずころから盀口ずいう。肩に逆字圢の耳が4぀付いおいる。

Buring Vase with Applied Decoration, Celadon

壺の䞊に楌閣をのせた噚を神亭壺、魂瓶ずいう。墓宀の隅に眮かれ、亡き人の魂が宿るずころからその名が付けられおいる。この神亭壺は3局匏で、各局には屋根がせり出し、屋根の䞊には鳥がいる。鳥は豊穣を意味するずずもに、死者の魂を倩空に運ぶ圹目をするず考えられおいる。胎の呚りには鬌面が5぀配されおいる。䞀皮の魔陀けである。この神亭壺は34䞖玀にのみみられ、南朝時代には姿を消す。

第章 東西文化の融合ず華やかな色圩の展開

589幎、隋により䞭囜は再び統䞀され、華北ず江南を結ぶ倧運河が敎備された。この運河は、ナヌラシア倧陞の「草原の道」、「オアシスの道」ず、アラビア半島から䞭囜に至る「海の道」を結び぀け、䞭囜ず西アゞア・地䞭海の亀易路が連結した。618幎に建囜された唐には、諞倖囜から人々や文物が集たり、郜の長安は囜際郜垂ずしお繁栄した。䞖玀半ば以降の察倖戊争での敗北、内乱、北方民族の台頭などにより、907幎に唐垝囜は厩壊した。


隋・唐時代の貎人の墓には、䞉圩や加圩の俑や噚物、動物が数倚く副葬された。掻発な東西亀易を象城するかのように、俑は陞䞊亀易を担ったむラン系の゜グド人を圷圿ずさせる颚貌の人物や服装が衚珟され、「草原の道」や「オアシスの道」のキャラバンで掻躍した銬や駱駝、「海の道」でもたらされた象などがリアルに䜜られた。たた、緑釉、耐釉、藍釉の華やかな釉圩で圩られた鉛釉陶噚の唐䞉圩が誕生し、西方の金銀噚やガラス噚ず通じる造圢の䞉圩・癜磁も䜜られた。

Ox and car, Painted Earthenware

屋根を付けた車を牛が牜いおいる。貎人のための乗物である。河北省の北斉時代の壁画には牛車を描いた出向図が描かれおおり、貎人の嚁容を象城したのである。牛車の䞭に人のいるこずが窓越しに芋える。牛の背には食りが぀けられおいる。党䜓に胡粉が塗られおいるずころから、赀や黄、緑の圩色が斜されおいたのであろう。

Figure of Camel and Rider, Green and Brown Glaze

駱駝をかたどった動物や、壁画に駱駝が描かれるのは北朝時代以降である。それは鮮卑族が北朝に加わるようになったこずず無関係ではない。山西省倪原の楌叡墓570幎の壁画には駱駝の矀像が描かれおいる。この駱駝に階乗する髭を蓄えた男は胡人。胡人ずは゜グド人で、䞭倮アゞアに源をも぀商業民族である。駱駝を運送手段に、西方の珍宝を運んだのである。駱駝の背にはカヌペットが敷かれ、その䞊には倧きな荷が積たれおいる。荷台には胡人のペットのサルが乗る。長旅の友なのであろうか。

Figure of Foreign Person, Brown Glaze

駱駝をかたどった動物や、壁画に駱駝が描かれるのは北朝時代以降である。それは鮮卑族が北朝に加わるようになったこずず無関係ではない。山西省倪原の楌叡墓570幎の壁画には駱駝の矀像が描かれおいる。この髭を蓄えた男は胡人。胡人ずは゜グド人で、䞭倮アゞアに源をも぀商業民族である。駱駝を運送手段に、西方の珍宝を運んだのである。この胡人も駱駝を匕く埡者である。身には皮のコヌトを矜織っおいる。

Figure of Lady, Painted Earthenware

俑は男性ず女性があるが、はっきりず女性ずわかる俑が珟れるのは唐時代になっおからである。䞉圩ず加圩があり、どちらも宮廷に仕える女性を写した俑が倚い。この女性もその䞀人である。髪を高く結い䞊げ、たっぷりずした着物を身にたずっおいる。䞡の手を前に合わせ、ケヌプのような長い垃で隠しおいる。今は絵具が剥萜しおいるが、顔ず衣には朱や緑、黒で圩色が斜されおいたに違いない。

Figure of Hawker, Painted Earthenware

鷹狩は叀代䞭囜の王䟯、貎族のずくに奜んだ遊びであり、それに埓うのはこのような鷹匠である。鷹狩は叀代ペルシャにその起源があり、西方から䌝えられた遊戯である。本䜜は髪を結った俑、もう䞀䜓はプルトの垜子を冠った俑。二人ずも男性ず思われるが、埌者の俑は心持ち衚情がやさしく、頬がふっくらしおおり、男装の麗人かもしれない。唐時代の壁画や、俑にはこうした麗人がよくみられる。しかし服装はたったく同じ。折り返した幅広の襟の付いたコヌトを矜織り、胎のずころで现いベルトで瞛っおいる。ベルトには食り玐を数本垂らせおいる。胎の䞋の着物には襞があり、ズボンをはいおいたのか。いた圩色は剥萜しおいるが、朱や耐色、黒、緑の絵具で圩色されおいた。

Figure of Hawker, Painted Earthenware

鷹狩は叀代䞭囜の王䟯、貎族のずくに奜んだ遊びであり、それに埓うのはこのような鷹匠である。鷹狩は叀代ペルシャにその起源があり、西方から䌝えられた遊戯である。本䜜品はプルトの垜子を冠った俑。男性ず思われるが、心持ち衚情がやさしく、頬がふっくらしおおり、男装の麗人かもしれない。唐時代の壁画や、俑にはこうした麗人がよくみられる。しかし服装はたったく同じ。折り返した幅広の襟の付いたコヌトを矜織り、胎のずころで现いベルトで瞛っおいる。ベルトには食り玐を数本垂らせおいる。胎の䞋の着物には襞があり、ズボンをはいおいたのか。いた圩色は剥萜しおいるが、朱や耐色、黒、緑の絵具で圩色されおいた。

Figure of Horse, Three-colour Glazes

唐䞉圩の動物で、その姿がもっずも矎しいのは銬である。现く、すっず䌞びた脚の銬はアラビア産で、叀代䞭囜では汗血銬ず呌んで絶賛した。王䟯、貎族の墓には競っおこうした䞉圩の銬が副葬された。銬をたくさん所有するこずは圌らのステむタスシンボルなのである。この銬は耐釉の地に癜釉ず緑釉が流し掛けされ、その姿ずずもに、耇数の釉を加えるこずで、゚キゟチックな雰囲気を䞎えおいる。背には倧きく癜釉が掛かっおおり、鞍を付けおいたのかもしれない。

Candle Stand in Shape of Elephant, White Porcelain

類䟋の少ない䜜品である。本䜓を象の圢に䜜り、背に6本の筒型のロり゜ク立おを備えおいる。台座は長方圢で、台座の呚りには蓮匁を巡らせおいる。象の䜓には様々な食りが取り付けられ、背には䞞いカヌペットの敷物が敷かれおいる。癜磁は6䞖玀埌半、河南省鞏矩窯や、河北省邢窯で本栌的に生産が始たったが、その完成は8䞖玀埌半である。この䜜品の幎代は蓮匁の様匏や造圢、癜磁の釉溜たりなどからみお、唐時代前期、7䞖玀埌半の䜜ず考えられる。象の姿、台座、ロり゜ク立おに巡らされた蓮匁など、仏教的芁玠が匷く感じられる䜜品である。

Vessel in shape of Duck, Three-colour Glazes

鳥の圢の䞉圩で、ずくに倚いのは鎚である。背が繰り抜かれ、容噚の圢に䜜られおいる。静嘉堂矎術通蔵の䞉圩鎚圢容噚がその代衚で、この鎚も氎鳥の優矎な圢を噚に取り入れおいる。実際には、竹でこのような圢のバスケットが䜜られおいたのかもしれない。型䜜りで、胎で2぀の型を合わせおいる。耐釉の地に緑釉、癜釉、耐釉を流し掛けしおいる。

Pillow in Shape of Rabbit, Green Glaze

陶枕は唐䞉圩に倚くみられる。箱型がその䞻な圢で、このような台座が兎の圢をした䜜品は少ない。長蟺が13.4㎝ず比范的小さな䜜品であり、いわゆる寝具の枕ではなく、噚台のようなものずも考えられる。緑釉が総掛けされおおり、鮮やかな濃い発色をみせおいる。頂板は楕円圢で䞭皋は少しくがんでいる。河南省鞏矩窯、もしくは陝西省耀州窯の唐時代埌期の䜜ず思われる。

Jar, Green Glaze

緑釉が矎しく発色した共蓋の壺。俗に䞇幎壺たんねんこず称され、コレクタヌから喜ばれた。䞭に穀物を入れ、死者がい぀たでもそれを食料にしたず考えたずころから䞇幎壺ず呌ばれたが、根拠はない。玠地は少しピンクがかり、化粧土を掛けお、緑釉を掛けおいる。裟ず底は玠地芋せずなる。河南省鞏矩窯の䜜。

Jar with Chevron Pattern, Three-colour Glazes

緑釉ず藍釉を瞞暡様に掛けた壺。癜い玠地に、さらに化粧土を掛けおおり、発色はたこずに鮮やかである。䞉圩壺のなかでも、ずりわけ矎しい䜜品である。こうした釉を掛け分けるこずのヒントは、染織の技法にあるず考えられる。

Jar with Chevron Pattern, Three-colour Glazes

瞞暡様の䞉圩で、緑釉をベヌスにしお、耐釉を充填しおいる䜜品である。裟から䞋は玠地芋せになっおいる。

Jar, Three-colour Glazes

䞉圩陶噚は初めに高火床で玠焌きし、その埌に鉛釉を斜釉しお800床前埌の䜎火床で再焌成しおいる。河南省鞏矩窯跡の発掘で玠焌き、斜釉したもの、再焌成した䞉圩が出土しおいる。この䞉圩は緑釉、耐釉、藍釉を瞊瞞に掛け、さらに緑釉のなかに癜い花圢の円文を散らせおいる。癜い円文は蝋を掛けお釉をはじいたず考えられたが、最近の河南省鞏矩窯跡の調査で、暡様を円文に描いおいるこずが確認された。

Covered Box, Three-colour Glazes

唐時代の合子は銀補、銅補、陶補などがあり、化粧入れに䜿われたず考えられる。この䞉圩合子は藍釉ず耐釉を斑掛けにしおいる。䞉圩のなかで藍釉はずくに奜たれ、コレクタヌが奜んで収集しおいる。この合子の倖面は䞉圩釉を充填しおいるが、内面は癜玠地のたたである。

Vase with Long Neck and Applied Medallions, Three-colour Glazes

唐䞉圩の噚圢は、金属噚を写したものが倚い。この瓶もサハリの瓶を写したものである。肩ず胎、そしお裟に宝盞華文、連珠文を千鳥に貌り付けおいる。貌花文は型抜きで䜜り、噚衚に貌り付けた暡様である。暡様には緑釉を掛け、それが釉流れずなり、効果的である。

Vase with Handles in Shape of Dragon, Three-colour Glazes

瓶の巊右の肩から把手が䌞びお口瞁に取り付いおいる。アンフォラ圢ず呌ばれるが、ずくに関係はない。把手は韍圢で、あたかも䞭の氎を飲もうずする韍の姿は商呚青銅噚からみられる圢である。肩から胎に䞉圩釉を斑掛けしおいる。

Vase with Handles in Shape of Dragon, White Porcelain

韍耳瓶は䞉圩、癜磁に倚くみられるが、貌花を斜した䜜品は少ない。頞の䞊郚には連珠文、䞋郚には花文、肩には獅子頭圢の貌花文を食っおいる。高さ53㎝超ず長倧な䜜である。把手の韍の姿は叀栌であり、貌花も同じく叀颚である。癜磁の釉も初期の釉調を備えおおり、隋時代唐時代初めの䜜ず考えられる。

Ewer with Phoenix Head and Applied Medallions, Three-colour Glazes

泚口が鳳銖圢になった氎泚で、ササン朝の銀噚がその祖圢である。さらに胎に食られた連珠文、花文もササン朝の雰囲気を備えおいる。把手は蔓草颚で、高台には蓮匁文を貌り付けおいる。このタむプの氎泚は2぀の型を合わせお䜜っおおり、これもその方法で䜜られおいるが、党䜓に䞁寧な䜜りである。緑釉をベヌスに耐釉、癜釉が点圩され、造圢をより゚キゟチックにしおいる。

Ewer with Applied Medallions, Three-colour Glazes

胎は倧きく匵り出した球圢で、それに察しお頞ず高台がきゃしゃに䜜られ、やや䞍安定な姿の氎泚である。口は䞡方からすがたせた匁口で、肩から䌞びた把手が取り付いおいる。胎にはパルメット圢の貌花文が3段、千鳥に食られ、藍釉が掛けられおいる。地は緑釉が総掛けされおいるが、やや斑な釉調ずなる。

Ewer with Applied Medallions, Three-colour Glazes

倧きな宝盞華文の貌花が噚に食られた氎泚。地には藍釉が党䜓に掛かり、宝盞華文ずずもに、豪奢な雰囲気を挂わせおいる。藍釉はコバルトであり、緑釉や耐釉に比べ、垌少であり、それがふんだんに䜿われおいるこずがこの䞉圩をより豪奢にみせおいる。氎泚の姿はササン朝颚であり、藍釉が加わり、より゚キゟチックな雰囲気を匷めおいる。

Ewer, Dark Blue Glaze

小ぶりな氎泚。癜い玠地に藍釉が掛り、裟は玠地芋せずなる。藍釉はラピスラズリの色をヒントに䜜り出されたず考えられるが、その顔料は䞭囜産か、西方産かは怜蚎の䜙地がある。噚䜓が小ぶりであるのは、量産のためであり、さらには、この圢の氎泚がずくに奜たれたためであろう。

Ewer with Handle in Shape of Dradon, Brown Glaze

広口で、胎が匵り出し、短い泚口が付いた氎泚。この圢の氎泚は、兞型的な唐䞉圩より時代の䞋った時期、8䞖玀埌半の䜜ず考えられる。しかし玠地、釉は唐䞉圩ず同じであり、生産地も河南省鞏矩窯ず考えられる。唐䞉圩は8䞖玀前半でその生産を終えるが、その埌実甚噚ずしおの䞉圩の補䜜がおこなわれたずされおいる。この氎泚が明噚なのか、実甚の噚なのかは怜蚎の䜙地がある。

第章 青磁・癜磁の完成ず圩釉の萌芜

907幎唐が滅亡し、䞭囜囜内は分裂状態ずなるが、979幎に宋により統䞀された。北方では、唐時代からりむグル、キルギスなどの遊牧民族の囜家が興亡をくり返し、キタむ族契䞹族が興した遌キタむ垝囜9161125や、タングヌト族党項族が建囜した西倏10381227が華北を領土の䞀郚ずした。宋は、遌にずっお代わった女真族の金11151234に攻められ、1127幎に郜を江南に移し、以埌北郚の金ず南郚の南宋が䞊立した。


囜家の興亡はあったものの、陶磁噚生産は隆盛を極め、北郚の定窯、耀州窯、磁州窯、鈞窯や、南郚の越州窯、韍泉窯、景埳鎮窯、吉州窯をはじめ、各地に数倚くの窯が勃興した。定窯や景埳鎮窯で生産された癜磁や、越州窯から韍泉窯ぞず生産の䞭心が移った青磁は完成床を増した。磁州窯では、癜ず黒のコントラストの鮮やかな癜地黒掻萜や、赀色や緑色の釉薬で䞊絵付する噚面装食が始たった。たた、鈞窯ではナマコ色をした柱青釉が生み出され、吉州窯では釉調が錈甲に䌌た玳皮釉が誕生した。

Ewer with Lobed Body, White Porcelain

胎の5箇所に瞊筋をいれお瓜圢にし、把手は、蔓を暡したようにみえる。把手の根元は3箇所に別れお、付け根には、型抌しで䜜った六匁の花文をそれぞれ3箇所に貌り付ける。短い泚口が付き、蓋にも同様に、型抌しされた六匁の花文が付く。定窯系の技術で補䜜されたず考えられる氎泚だが、珟圚のずころ、この圢の氎泚は、遌の地域の墓からの出土が知られおいるため、遌囜内で䜿甚された可胜性が高い。

Dish with Carved Design of Peony, White Porcelain

芋蟌みいっぱいに、ゆったりず倧柄な牡䞹文を片切り圫りで衚し、花匁には、櫛目を぀ける。倖面は無文で、その䞊に透明釉を斜すが、口の先端は釉薬を剥ぎずり、底裏には目跡の痕跡がないため、口を䞋にしお、䌏せお焌成したず考えられる。䌏せ焌きの窯詰め方法は、景埳鎮窯においお、11䞖玀末から始たり、12䞖玀埌半から増加する。この䜜品には、無釉の口を補匷するため、芆茪ず呌ばれる金属補の芆いが付けられおいる。

Ewer with Phoenix Head, White Porcelain

䞞みをもった胎郚を持ち、頞には2本の突垯を付ける。頭郚は鳳凰の頭をかたどり、花匁圢の鶏冠ずさかが口ずなっおいる。鳳凰の目や眉状の郚分は貌り付けで、毛䞊みなどは片切り圫りを斜し、より立䜓的に仕䞊がる。前代の隋時代や唐時代にも、鳳凰の食りがある氎泚が知られるが、この䜜品はより時代が進み、すでに把手はなく、现長い泚口が付く圢に倉化しおいる。この皮の鳳銖氎泚は、広州省の窯で生産され、ずくに東南アゞアでの出土䟋が倚いこずで知られる。

Bowl with Carved Design of Peony, White Porcelain

定窯は、宋時代随䞀の癜磁の名窯ずしお知られおいる。この䜜品は小さい高台をもち、薄く仕䞊げられた内面に、片切り圫りの牡䞹文を配した兞型的な定窯の癜磁碗である。花匁や葉は现かい櫛描きで衚珟されおおり、優矎な仕䞊がりずなっおいる。牡䞹文は、色ずりどりの花を豊かに咲かせるこずから富貎の象城ずしお、宋時代以降、文様ずしお盛んに描かれるようになった。倖面には、涙痕るいこんず呌ばれる釉溜たりがあり、これも定窯の芋所の䞀぀ずなっおいる。

Bowl with Carved Design of Lotus, White Porcelain

倧倉薄䜜りの深鉢で、倖偎には䞉重に鎬しのぎ蓮匁を浮き圫り颚に斜し、内面には蓮の葉を線刻で䌞びやかに衚す。定窯では、碗や鉢を量産するために、口の郚分を䞋にし、匣鉢さやばちず呌ばれる陶補の容噚の䞭で幟぀も重ねお焌成する。これは䌏せ焌きず呌ばれる方法で、釉着を防ぐため、口は、釉薬を剥ぎ取り無釉にする。たた、定窯に特城な象牙色の肌は、窯の燃料が薪ではなく、石炭であるため、炎が高く䞊がらず、酞化気味に焌成されるこずに起因するず考えられおいる。

Ewer with Lobed Body, White Porcelain

10本の瞊筋をいれた瓜圢の胎郚には、现長い泚口ず、平玐状の把手が付く。玐などを結んで䜿甚するために蓋ず把手には環が付いおいる。良質の胎土の䞊には、底呚蟺たで、やや青みがかった透明釉が斜されおいる。この青みがかった癜磁は、青癜磁ずも呌ばれるもので、宋時代元時代にかけお、埌に青花磁噚の生産で知られる景埳鎮窯を䞭心ずする地域で盛んに䜜られた。蓋の摘みは埌補。底裏には、4箇所に倧きな目跡が残されおいる。

Jar with Multiple Spouts and Carved Design of Lotus Petals, Celadon

倚嘎壺ずは、肩から5、6本の管が䞊方に立ち䞊がった、墳墓に埋葬するための壺。この壺は、胎郚を5段に区切り、各段には蓮匁文がやや粗く圫り出される。蓋は4぀の花匁圢に区切り、その䞭心に蕊しべをかたどった摘みが付く。倚嘎壺が補䜜された北宋時代䞭期は、越州窯が急速に衰え、代わっお韍泉窯が発展し始める過枡期にあたるこずから、珟時点で生産窯を特定するこずは難しく、越州窯や韍泉窯を含む浙江省呚蟺の補品である可胜性が考えられる。

Open Flower-Shaped Dish with Carved Design of Peony, Celadon

工具の刃を立おお文様の茪郭を象り、その倖偎から斜めに切り蟌んで文様を圫り衚す「片切り圫り」の技法ず、燃料が石炭であるこずからオリヌブグリヌンに発色する青磁釉は、北宋時代における耀州窯補品の特城である。皿の内面には、花匁が5段に重なる倧茪の牡䞹の花や葉が、片切り圫りによる鋭く流麗な線で衚珟されおいる。文様の茪郭に沿っお釉薬が厚くたたり色が濃くなるこずで、文様が鮮明に浮かび䞊がっおいる。

Incense Burner in Shape of Bronze Cauldron, Celadon

䞭囜の叀銅噚「鬲れき」を暡した、匵り出した腰から足が䌞びる圢が、袎を着けたように芋えるこずから、日本では「袎腰」ず呌ばれる。薄い胎土に釉薬を厚く掛けるこずで枅柄な釉色ずなるのが、南宋時代の韍泉窯青磁の特城。同様の青磁釉をたずう花入の圢が、垃を打぀砧きぬたの槌぀ちに䌌おいるこずなどから、この釉色の青磁は日本で「砧碪青磁」ず呌ばれ珍重された。これを玍める江戞期を䞋らない朚箱の蓋衚にも「碪銙爐」の墚曞がある。

Vase in Shape of Jade Cong, Celadon

䞭囜叀代の玉補品である「琮」を暡したもの。型成圢による胎郚に、円圢の口ず底郚を貌り付けおいる。このように、玉噚の圢に青緑色の矎しい釉薬を斜した青磁からは、皀少で高䟡な叀代の玉噚に察する匷い憧れが窺える。日本に䌝わったものは、胎郚の角に沿っお凞状に浮き出た瞊暪の盎線が、占いで䜿う算朚のように芋えるこずから、「算朚手」ず呌ばれ、茶の湯の䞖界で賞玩された。埳川矎術通所蔵の尟匵埳川家䌝来品など類䟋は倚い。

Incense Burner with Design of Eight Trigrams, Celadon

䞭囜の叀銅噚「奩れん」を暡した圢で、胎には占いの算朚を組み合わせた八぀の圢象である「八半」がデザむンされおいる。1323幎頃に䞭囜寧波を出発し博倚に向かう途䞭、韓囜の新安沖で沈没した貿易船から類品が発芋されおおり、その補䜜幎代や日本ぞの茞入時期が掚枬できる。たた、鎌倉垂の材朚座付近で発掘された火葬骚蔵噚ずしおの䜿甚䟋が確認されおいる。「碪青磁 銙爐」ず金字で蚘された黒挆塗の箱に玍たる。

Wine Jar, Celadon

胎が匷く匵った蓋付壺は「酒䌚壺」ず呌ばれ、酒を貯めおおく噚であったずされる。茎を暡した摘みが付く蓮葉圢の蓋に圫られた葉脈以倖は無文で、枅柄な青磁釉が矎しい。南宋時代末期の類品が四川省遂寧垂で発掘されたほか、瞊方向の鎬が斜された類品ずしお、金沢貞顕1333幎没の蔵骚噚ず䌝えられる壺暪浜垂称名寺蔵や、新安沖沈船のものが知られおいる。叀い朚箱の蓋衚に「碪酒會 共蓋」の墚曞がある囜内䌝䞖䟋。

Lobed Dish, Celadon

元時代の韍泉窯では、むスラム教圏の食文化を反映しお盀が倧型化した。さらに明時代前期には、宮廷が景埳鎮ず韍泉の䞡窯ぞ「様よう」ず呌ばれる図面で噚圢や文様を指瀺し、「官噚かんき」ず呌ばれる宮廷甚補品を補䜜させた。これにより、景埳鎮窯の青花や釉裏玅磁噚ず韍泉窯青磁に、共通する噚圢・寞法・文様の補品が生たれた。氞楜幎間140324に補䜜されたこの盀は、同時期の景埳鎮窯にも同様の噚圢・寞法の䜜䟋があるこずから、官噚ず考えられる。

Mei-ping Vase, Celadon

胎の曲線ず濃緑色の青磁釉が矎しい。このように胎郚䞊半が膚らんだ酒瓶は「梅瓶」ず呌ばれる。2006幎に行われた韍泉垂倧窯村の楓掞岩ふうどうがん窯跡の発掘調査で、明時代前期の官噚が発掘されたこずにより、そこが官噚を補䜜する䞭心的な窯であったこずが刀明した。ここからは宝珠圢の摘みが付く蓋を䌎った同様の梅瓶が発掘されおおり、たた同じ圢態の景埳鎮窯補青花磁噚も存圚しおいるこずから、この梅瓶も官噚であるず考えられる。

Wine Jar with Carved Design of Peony Scrolls, Celadon

底のない胎郚を䜜り、鉢圢の底郚を内偎から萜ずし蟌み、釉薬をかけお焌成し底郚を融着させる。この補䜜技法は、南宋時代から明時代にいたる韍泉窯の倧型補品に甚いられおいる。明時代前期の濃い青緑色の青磁は、日本で「倩韍寺青磁」ず呌ばれ、これを玍める朚箱の蓋衚にも「倩韍寺花瓶 壱」ず墚曞される。名称に぀いおは、倩韍寺造営資金調達のための貿易船が、この類の青磁を日本にもたらしたこずに由来するなど、諞説ある。

Cup, Bluish opaque Glaze with Reddish-purple Spots

杯に斜された倱透性の青い釉薬は、日本では「柱青釉」、䞭囜では「倩青おんせい」ず呌ばれる。釉薬に硅酞けいさん分が倚く含たれる成分を加えるこずで癜濁させる。さらにその䞊に、銅を䞻成分ずする釉薬を斜しお、杯の内倖面に玫玅色の斑文を䜜り出しおいる。これらの釉薬は鈞窯に特城的な技法である。柱青釉ず玫玅斑の織りなす䞍定圢で抜象的な文様は、たるで倩䜓望遠鏡で芗いた星雲の様に幻想的である。

Green Glazed Leather Bag Flask

遊牧民族である契䞹族の王朝である遌を代衚するやきものが皮嚢壺である。その特城的な圢は、遊牧民の生掻で氎や酒を運ぶ時に甚いられる革袋をかたどったものである。この皮嚢壺は、䞋方がふっくらずし、䞊方がすがたった胎郚を持ち、その䞊には、やや暪に広がった筒型の泚口ず、蓮匁圢の倧きな釣手が付く。胎郚が膚らみ、倧きな釣手の付くこの圢は、皮嚢壺の䞭でも、より叀い型匏である。癜化粧の埌に䜎火床の緑釉をかける。

Brown Glazed Leather Bag Flask

やや時代が䞋った皮嚢壺である。それ以前の䞞みを垯びた胎郚はもうなく、现く瞊長な瓶に倉化し、釣手は蔓状になっおいる。遌時代を通じお生産された皮嚢壺の倉遷は、胎の䞞いふっくらした圢態から、次第にこの䜜品のように现長く、写実性を倱い圢骞化した圢に倉化する。皮嚢壺の釉薬は、䞉圩などの組み合わせはなく、耐釉や緑釉が単色であるこずも、特城の䞀぀ずなっおいる。

Dish with Design of Flower, Three-colour Glazes

遌䞉圩は、遌時代埌期に盛んに䜜られおいる。皿や盀がよく知られおおり、型䜜りで圢や文様の茪郭が衚されおいるのが䞀般的である。文様で最も倚いのが花文であるが、遌の花文は、耐色の花の䞡偎に緑色で葉を぀ける文様構成が倚い。本䜜品もその文様構成ではあるが、文様に型抌しなどの茪郭はなく、そのたた癜化粧の䞊に花文らしき耐色釉をおき、その䞡偎には、葉ずおがしき緑釉をのせる。粟巧さはないが、遌䞉圩独特の玠朎さに溢れた䜜品である。

Vase with Phoenix Head, White Slip

この鳳銖瓶も遌独特の圢ずしおよく知られおいる。底は小さく、胎郚が膚らむ圢態で、现長い頞にはしっかりずした突垯を巡らし、より簡玠化された鳳銖の䞊に茪花状の口瞁が付く。鳳銖の目には、鉄絵を斜す。この鳳銖瓶も、その祖圢は、唐時代の鳳銖氎泚などに求められ、遌時代䞭期11䞖玀以降に緑釉や耐釉など䜎火床釉のものが数倚くみられる。しかし、この䜜品のような癜化粧しお、透明釉を掛けたものは、あたり知られおおらず、貎重な䜜䟋である。鳳銖䞊半は埌補。

Vase with Design of Five Dotos, White Slip

磁州窯では、鉄分を倚く含む灰色の玠地に癜化粧をし、透明釉を掛けお焌成するのが基本で、この技術から掟生しお様々な装食技法が生み出された。この䜜品は、なで肩で䞞みをもった胎郚に、鍔状の口䜜りを持った瓶である。高台を残しお癜化粧を斜し、その䞊に鉄釉で五曜文を芏則的に配しおいる。点描での文様衚珟は、磁州窯における鉄絵技法の初期的なもので、埌の筆で暡様を描く䜜品より先行するものず考えられおいる。

Ewer with Design of Floral, Iron Black on White Slip

円筒状の頞郚に泚口ず平玐状の把手が付いた氎泚は、宋時代を通じおよく知られた圢匏である。この䜜品は、胎郚ずの境が明瞭で、平面的な肩郚を持぀。胎裟ず底郚を残しお癜化粧を斜し、肩郚分にのみ、赀耐色の鉄絵で簡略化された花匁ずおがしき2぀の花卉文を玠早い筆臎で描いおいる。磁州窯は、このような氎泚のほかに、碗、皿、鉢、枕など、䞻に庶民の生掻を支えた日垞雑噚を生産した窯であった。

Pillow with Impressed and Inlaid Design of Scrolls,White Slip

䞭倮が凹み、頭に沿った圢で䞡偎が䞊方に尖っおいる箱圢の枕である。偎面はいずれも型抌しで、長蟺には花卉文を、短蟺には獣面を配しおいる。その䞊に癜化粧を斜し、枕面には印花で方圢に蔓唐草文を、そのなかに䞃宝唐草ずシダの葉の文様を斜し、その䞊に鉄絵で象嵌する。象嵌ずは、線刻や印花などで、窪んだ郚分にほかの色の土を埋め蟌み装食する方法である。偎面には焌成時に空気を逃がすための孔がある。

Pillow with White Sgraffito Decoration of Peony, Green Glaze

半月圢のこの枕は、䞊䞋をそれぞれ型で成圢し、接合しおいる。癜化粧を斜した埌、櫛描きで枠をずり、2茪の牡䞹唐草文を線刻し、地の郚分の癜化粧を掻き萜ずしおいる。その䞊に緑釉をかけ焌成するず、癜化粧が残ったずころは、緑色に発色するが、削られた玠地の郚分は黒色に発色する。陶枕は、唐時代より知られ、実甚品ずしお広く䜿甚された。なかでも磁州窯では、さたざたな皮類の陶枕が生産されおいる。底裏には墚曞が残るが刀然ずしない。

Bowl with Incised Design of Peony,White Slip

癜化粧を斜し、芋蟌みには、線刻で倧きな牡䞹文を衚し、䜙癜は櫛描きで埋める。呚りには、蔓唐草らしき文様がたわり、透明釉を掛けお焌成する。癜化粧を斜し、ただ也かぬうちに玠早く先の尖った竹や朚で文様を線刻する技法は、磁州窯でよく知られた装食技法の䞀぀である。圓初は、線刻のみを甚いたが、埌に櫛状の工具を加えた技法が珟れた。䜙癜を櫛描きで埋めるこずで、䞻文様を際立たせる効果を生んでいる。芋蟌み䞭倮には、5箇所の目跡が残る。

Bowl with Incised Design of Overlapping Circles,White Slip

内にかかえこむ口造りで胎郚がふっくらず䞞く、高台が付く深鉢である。裟を残しお、癜化粧の埌、胎郚䞭倮には、䞊䞋2条の線文の間に、線刻で䞃宝繋しっぜう぀なぎ文を巡らせ、地の郚分に櫛描きを斜すこずで、文様を浮き立たせおいる。この深鉢は、磁州窯に特城的な圢であり、線刻を斜したもの以倖にも癜地鉄絵の䜜䟋がよく知られおいる。癜化粧ず胎土の灰色が、柔和で優しい印象を残す。胎郚䞋半に墚曞が残っおいるが刀然ずしない。

Mei-ping Vase with Black Sgraffiato Design of Peony,White Slip

党面に塗った癜化粧の䞊に鉄釉を掛け、6箇所に線刻で䞊向きの倧振りな牡䞹唐草文を配し、肩郚ず裟郚にはそれぞれ花匁文を線刻する。䜙癜郚分は鉄釉を掻き萜ずし、癜地に黒の牡䞹文を衚す。その埌、鉄釉を掻き萜ずした郚分にさらに癜釉を補っおいる。癜地黒掻萜の技法は、磁州窯を代衚する装食技法であり、癜ず黒の察比が明確で矎しく、技術力の高さを窺うこずのできる䜜品である。

Vase with Painted Black Design of Peony,White Slip

癜地黒掻萜の癜ず黒の芖芚効果をより簡単に可胜ずしたのが、金時代に登堎する癜地鉄絵の技法である。この䜜品は、癜化粧の埌、鉄絵で2面に牡䞹折枝文を描き、花匁には櫛描きを、花の茪郭ず葉脈には線刻を加えおいる。文様の现郚を衚珟するために、鉄絵の䞊に線刻を斜すこずによっお、より党䜓が匕き立ち、軜快な仕䞊がりずなっおいる。梅瓶の䞋半分を切り萜ずしたような圢のこの瓶は、「倪癜尊たいはくそん」や「吐魯瓶ずろびん」などずも呌称される。

[Important Art Object] Mei-ping Vase with Painted Black Design of Peony,White Slip

磁州窯における兞型的な癜地鉄釉の梅瓶である。口がすがたり緩やかな曲線で圢䜜られた梅瓶に、癜化粧を斜し、軜快か぀䌞びやかな筆臎で、牡䞹折枝文を描く。類品は、いく぀か知られるが、なかでもこの䜜品は、より、牡䞹文が端正で、バランスよく配しおいる。癜絵鉄絵の技法は、癜い噚面に筆で文様を描くために、いきいきずした筆䜿いが倧きな芋所ずなっおいる。口は埌補。底裏に窯印のような線刻がある。

Jar with Painted Black Design of Phoenixes,White Slip

平底で䞞い胎郚をもち、短い頞が盎立する壺である。肩郚ず胎郚に文様が区画され、肩郚には菊唐草文が、胎郚には菱圢の窓に鳳凰文が描かれおいる。窓の倖は花文ず波文がそれぞれ鉄絵で描かれ、鳳凰文ず雲文は鉄絵を䞋敷きに線刻によっお衚珟されおいる。空間を埋め尜くすような文様配眮や、倧たかな鉄絵の䞊に線刻で文様を衚珟するのは、元時代の䜜颚ずされる。内偎には黒釉が掛かり、底に重ね焌きの痕跡が残っおいる。篠山城二の䞞跡から類品が出土しおいる。

Mei-ping Vase with Painted Black Design of Peony, Turquoise Blue Glaze

癜化粧を斜した埌、鉄絵で文様を3段に描いおいる。䞊段には菊唐草文を、䞭段には牡䞹唐草文を斜し、䞋段には唐草文を回す。透明釉を掛けお焌成した埌、さらに翡翠釉を斜し、青く柄んだ矎しい噚に仕䞊げおいる。翡翠釉は、䞭囜でトルコ青釉を指す語で、孔雀釉ずもいう。この釉は䞀皮の䜎火床の釉で、西アゞアで早くから発達した釉薬である。䞭囜でこれが珟れるのは、元時代のこずずされ、モンゎルの西方進出によっお、䞭囜に䌝わったものずされる。

Jar with Iron-oxide Spots, Black Glaze

䞞い腰郚をもった深鉢で倧倉薄䜜りである。甲盛りのある小さな摘みの付く蓋を䌎う。衚面は、やや厚めの黒釉を掛け、その䞊に加えられた柿色の鉄斑も流れおいるようにみえる。これは、黒釉銹花ずいわれる技法で、玠地に鉄釉を掛けた埌、さらに鉄分の倚い顔料で文様を぀け焌成する技法である。この䜜品のように、華北䞀垯で焌かれた黒釉の陶磁噚は、俗に「河南倩目」ず呌ばれおいる。

Jar with Design of Grasses in Iron-oxide, Black Glaze

胎郚が匵った壺で、短い頞郚が付く広口短頞壺である。これも、黒釉が掛けられ、その䞊に鳥ずも花ずもずれる文様が描かれおいる。磁州窯における筆を甚いた絵付けは、癜地鉄絵がよく知られおいるが、黒釉のこれらの䜜品は、より文様が奔攟で簡略化されおいるこずから、癜地鉄絵より、やや時代が䞋るずされおいる。内面にも斜釉されるが底郚は釉剥ぎされおおり、壺の䞭に補品を重ねお焌成した可胜性がある。

Vase with Design of Grasses in Iron-oxide, Black Glaze

小さい高台の付いた䞋膚れの胎に、现い頞が付き、口が広がる。この䜜品も黒釉の䞊に、玠早い筆臎で、鳥もしくは、花ずもみられる文様が鉄絵で描かれ、胎郚を巡る。口郚から高台にかけお、なだらかな曲線をえがくこの圢は、䞭囜では、「玉壺春瓶」ぎょっこしゅんぞいなどず呌ばれおいる。宋時代に倧いに流行し、定窯、耀州窯、磁州窯など各地の窯で生産され、元時代にも、韍泉窯や景埳鎮窯などで生産された。

Vase with Vertical Ribs, Black Glaze

裟が広がった高台を持ち、胎郚は膚らみを持぀。長い頞郚からラッパ状に開いた口瞁に、切り蟌みを入れお6぀の花匁状になった癟合口を持぀瓶である。胎郚には、玠地に癜土の線を連続しお貌り付け、その䞊から黒釉を党䜓に掛けお、癜い筋が浮き䞊がった文様を生み出しおいる。このような文様は「堆癜線文」぀いはくせんもんず呌ばれ、金時代に倚甚された。癟合の花に䟋えられた癟合口は、宋時代以降にみられる圢である。

Bowl with Design of Peony, Over-glaze Enamels on White Slip

癜化粧の䞊に透明釉を掛け、高枩で焌成した埌、赀や緑で文様を描き、䜎火床で焌き䞊げる䞊絵付の技法が甚いられおいる。この技術は、磁州窯における鉄絵の展開の過皋で出珟したもので、その埌、明、枅時代の五圩磁噚ぞず発展しおいった。この碗の芋蟌みには、牡䞹文がすばやく描かれおいる。もずもずは「宋赀絵」ず呌ばれおいたものであるが、珟圚では、玀幎銘の存圚や、考叀孊の発掘調査などから、金時代に生産されたものず考えられおいる。

Bowl with Design of Peony, Over-glaze Enamels on White Slip

癜い化粧土の䞊に透明釉を掛け、䞉重の圏線のなかに、芋蟌みいっぱいに牡䞹文を描く。牡䞹は、茪郭線を描かずに、倧きく開いた花匁がそのたた簡略した衚珟で描かれ、緑色で葉や花芯を添えおいる。芋蟌みには3個の目跡があり、高台にも目跡がみられるこずから、重ね焌きによる量産品であるこずがわかる。碗や皿などの小物が倚いこずもこの皮の䜜品の特城である。高台内に「仙興」、高台脇に「陳仙興蚘歀□□」の墚曞がある。

Bowl with Design of Phoenixes, Torroiseshell Glaze

黒い鉄釉の地に风色の斑文が生じた倖偎面の様子が、玳瑁たいたいの甲矅である錈甲べっこうの暡様に䌌おいるこずから「玳皮釉」ず呌ばれる。内面は黒釉を掛けた埌、想像䞊の鳥である「鞞」や梅花、蝶の圢に切った型玙を眮き、その䞊から癜濁する釉薬を掛け、型玙を倖しお焌成しおいる。日本ぞは南北朝時代14䞖玀には請来され、「錈盞さん」や「玳皮盞」ず呌ばれ、茶碗ずしお珍重されおきた。この碗も江戞期の朚箱に玍たる。

第章 景執鎮窯における色圩ず文様の栄華

1206幎に興った北方遊牧民のモンゎル垝囜は、たたたく間にナヌラシア倧陞を垭巻し、1279幎には金ず南宋が察峙する䞭囜をも組み蟌んだ。元倧元りルスがそれであるが、政治的混乱や蟲民反乱などによっお匱䜓化し、モンゎル高原に退华し、1368幎に挢族の明王朝が成立した。満州族女真族が1616幎に建囜した埌金のちに枅は、1644幎の明の滅亡を機に䞭囜を支配䞋に入れ、北アゞアから䞭倮アゞアたで統治する倧垝囜を぀くりあげた。


元時代埌半には青磁に加え、癜磁にコバルト顔料で絵付けした青花磁噚が景埳鎮窯で誕生した。明時代になるず、景埳鎮窯に蚭けられた官窯で宮廷甚什噚が䜜られ、青花磁噚ずずもに、青、赀、黄、緑、黒の絵具で圩色された色鮮やかな五圩磁噚が高床に発達した。明時代埌期には、茞出甚の粗補の青花磁噚や五圩磁噚が犏建省南郚などでも盛んに䜜られた。さらに、枅時代には西掋の技術を取り入れお、より鮮やかな色圩でか぀埮劙なグラデヌションが衚珟できる粉圩が発明され、最盛期を迎えた。

Wine Jar with Design of Fish and Water plants, Blue and White

胎郚が倧きく匵り、頞郚が短く盎立する酒䌚壺。口瞁には銅の芆茪がかけられおいる。本来は蓋を䌎う。癜磁にコバルトを呈色剀ずする顔料で文様を斜文する青花は、元時代埌期の景埳鎮窯で始たる。本䜜品はこのタむプの壺の兞型的な文様配眮で、口頞郚に波激文、肩郚に牡䞹唐草文、胎郚に魚藻文、四方襷文を挟んで裟郚にラマ匏蓮匁文が描かれおいる。むギリスの陶磁研究者、ハリヌ・ガヌナヌ卿の旧蔵品。

Octagonal Vase with Design of Floral, Blue and White

いわゆる玉壺春タむプの八角に面取りされた瓶。底郚からなだらかな曲線をえがきながら比范的现い頞郚にいたる胎郚は䞋方でやや匵り、口瞁郚は倧きく倖反。倖面の頞郚に蕉葉文、斜栌子文、ラマ匏蓮匁文、胎郚に唐草文、花卉唐草文、唐草文が描かれ、裟郚にラマ匏蓮匁文が配されおいる。口瞁郚内面には、劂意頭文が描かれおいる。頞䞊郚は埌補。

Vase with Design of chrysanthemum Scrolls, Blue and White

玉壺春タむプの瓶。玉壺は䞭囜では酒瓶を意味し、『氎滞䌝』に玉壺春ずいう名前の酒がみられるこずから、甚途に由来する名称ず考えられる。宋時代に流行し、元時代にも匕き続き生産されるが、頞郚は倪く短くなり、胎郚の匵りも匷くなる。この䜜品は、倖面の頞郚に蕉葉文、雷文、ラマ匏蓮匁文、胎郚に雷文、菊唐草文、唐草文、裟郚にラマ匏蓮匁文が配され、口瞁郚内面に枊文が描かれおいる。頞䞊郚は埌補。

Vase with Design of Peony Scrolls, Under-glaze Red

頞郚が倪くか぀短く、胎郚䞋方の匵りも匷い玉壺春タむプの瓶。釉裏玅は、玠地に銅を呈色剀ずする顔料で文様を斜文し、その䞊から透明釉を掛けお還元焔焌成し、文様を玅色に発色させた釉䞋圩。この䜜品は、䞍安定な銅の発色が玅色に矎しく仕䞊がっおいる。口頞郚に蕉葉文、雷垯、唐草文が配され、胎郚に牡䞹唐草文、裟郚にラマ匏蓮匁文が描かれ、高台に唐草文が配されおいる。頞䞊郚は埌補。

Dish with Design of Grapevine, Blue and White

内湟気味の立ち䞊がり郚に、鍔぀ば状の口瞁郚を持぀盀。明時代になるず、元時代の噚面を倚段に分けお文様垯を重ねる構成から、䌞びやかで均敎のずれた筆臎の衚珟、写実的な絵画衚珟ぞず倉化。この䜜品の内面底郚には、豊かに実った連の葡萄の房を䞭心に、倧小の葉ずくるくるず巻いた现い蔓が軜やかに描かれ、立ち䞊がり郚に四季花唐草文が、口瞁郚に波激文が配されおいる。倖面には、四季花唐草文が描かれおいる。

Mei-ping Vase with Design of Baoxiang-hua Scrolls, Blue and White

底郚からほが盎線的に立ち䞊がり、倖反しお胎郚䞊方が倧きく匵る梅瓶。なで肩の肩郚に小さな頞郚が付き、倖反気味の口瞁郚の端郚は玉瞁状。二重圏線4組を配し、文様垯を3組に分ける。肩郚に石抎・桃・枇杷・茘枝の瑞果折枝文が描かれ、胎郚に宝盞華唐草文、裟郚に牡䞹ず菊の2皮の花卉文が配されおいる。宝盞華は、牡䞹・蓮・石抎などのいろいろな怍物の芁玠を組み合わせお構成された空想䞊の花。

Flask with Design of Flowering Grasses Scrolls, Blue and White

扁平な胎郚がわずかに膚らむ、倧型の扁壺。頞郚は内傟気味に立ち䞊がり、高台は楕円圢。扁壺は、むスラム圏の金属噚に範をずった、同地の需芁によるもので、1405幎に始たる鄭和の南海倧遠埁に䌎っお生産が開始されたものであろう。この䜜品は、頞郚に唐草文が配され、胎郚に菊などの四季の草花の花卉唐草文が描かれおいる。口瞁郚から頞郚䞭皋は埌補。

Flask with Two Handles and Design of Flowers , Blue and White

頞郚に扁平な把手を持ち、口瞁郚が小さく膚らむ柑子口の扁壺。高台は方圢。口瞁郚に花唐草文が配され、把手の基郚にパルメット文が描かれおいる。胎郚の文様は衚裏で異なり、2組配した二重圏線間に山圢文ず唐草文が配され、アラベスク文むスラム颚の唐草文を䞭囜颚に再構成した8匁の花文が䞭倮に描かれおいる。口瞁郚䞊方には、6字暪1行の青花銘。

Ewer with Design of Fruit Tree, Blue and White

䞋膚れの胎郚に倪い頞郚を持぀、玉壺春タむプの瓶に、倪く長い泚口ず扁平な把手が付いた仙盞瓶。口瞁郚は受口状。頞郚には、蕉葉文ず宝盞華唐草文が配されおいる。胎郚䞭倮の䞀方の四皜花圢の枠内に石抎折枝文、他方の枠内に葡萄折枝文が描かれ、呚囲に四季花唐草文が配されおいる。たた、裟郚にラマ匏蓮匁文、高台に唐草文、泚口に蔓唐草文、把手に花卉文が描かれおいる。泚口先端は埌補。

Jar with Design of Lotus Pond and Waterfowls in Fa-hua Technique

やや䞋すがたりの胎郚の䞊方が匵る壺。なで肩の肩郚に内傟気味の頞郚が付き、端郚に面を持぀口瞁郚は倖反。法花は、文様の茪郭を陶土や磁土の堆線文で描き、玠地に盎接色釉を斜釉しお䜎火床で焌成した明䞉圩の䞀皮。この䜜品は、濃い藍を地に癜ず薄い氎色の釉薬で文様が描かれおいる。頞郚に雲文、肩郚に蓮匁文、圏線を挟んで劂意頭文ず瓔珞文、胎郚に蓮池氎犜文、裟郚に波激文が配されおいる。内面は斜釉。

Dish with Design of Dragon, White Porcelain

内湟気味の立ち䞊がり郚に、倖反する口瞁郚が付く盀。線刻で、底郚内面に五爪の団韍文、波激文、雲文、倖面に五爪の飛韍文が描かれおいる。青緑色がかった透明釉が党面に斜釉された埌、韍文ず雲文の郚分は釉が拭き取られ、焌成されおいる。露胎の韍文ず雲文は淡いオレンゞ色に発色し、波激文は釉䞋にうっすらず浮かび䞊がっおいる。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

Bowl with Incised Design of Dragons, Over-glaze Green

立ち䞊がり郚からそのたた盎線的に口瞁郚にいたる鉢。氞楜幎間140324に始たる癜磁緑圩は、玠地に線刻した文様郚分を露胎ずしお1次焌成した埌、文様郚分に緑釉を掛け䜎火床焌成。この䜜品は、底郚内面に五爪の団韍文、波激文、雲文、倖面に五爪の飛韍文、雲文が配され、韍文ず雲文は緑圩されおいる。韍の髭や五爪は透明釉の䞊に緑圩で描かれおいる。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

Dish with Design of Flower-and-fruit Spray, Under-glaze Blue and Over-glaze Yellow

口瞁郚が倖反する盀。黄地青花は、青花を焌成埌、文様郚分を残しお黄釉を塗り、再床䜎火床で焌成されたもので、宣埳幎間142635に始たる。この䜜品は、内面底郚に梔子ず思われる五匁花の折枝文が描かれ、立ち䞊がり郚に石抎・茘枝・葡萄・蓮の折枝文が配されおいる。倖面には、山茶花颚の花唐草文が描かれおいる。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

Dish with Design of Flower-and-fruit Spray, Under-glaze Blue and Over-glaze Yellow

口瞁郚が倖反する盀。内面底郚に柘抎の花朚文を描き、立ち䞊がり郚に石抎・茘枝・桃・柿の折枝文が配され、倖面に宝盞華唐草文が描かれおいる。青花の青ず黄釉の黄が鮮やかなコントラストをみせ、補色関係の色調の察比が独特の色圩効果を醞し出しおいる。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

Jar with Design of Flower-and-bird, Over-glaze Enamels

頞郚は内傟気味に立ち䞊がり、口瞁郚は玉瞁状。明時代の䞇暊幎間15731620以前に景埳鎮民窯で䜜られた五圩磁噚は、わが囜では「叀赀絵」ず呌ばれおいる。文様の茪郭をすべお赀の䞊絵付で描き、緑や黄を副次的に甚いるのが特城。叀赀絵のこの䜜品は、頞郚に蓮花文、肩郚に花卉唐草文、胎郚に蓮池氎犜文、裟郚に蓮匁文が描かれおいる。内面および底裏も斜釉され、底裏には玅圩のニ重圏線が巡る。

Dish with Design of Paired Phoenixes, Over-glaze Enamels

立ち䞊がり郚からそのたた口瞁郚にいたる盀。この䜜品は叀赀絵で、内面底郚に盞察する鳳凰文ず雲気文が描かれ、山圢文を挟んで立ち䞊がり郚に菊唐草文が配され、口瞁郚に波激文が巡らされおいる。倖面には菊唐草文が描かれおいる。窯キズ隠しに緑釉の点圩された底裏には、ニ重圏線内に2字2行の玅圩銘。

Octagonal Box with Design of Flower-and-bird, Blue and White

蓋䞊郚がわずかに膚らむ、正八角圢の倧型の合子。身内郚に懞蓋を䌎う。蓋䞊郚の正八角圢の二重圏線内に、暹䞋に孔雀を䞭心ずする花鳥文が描かれ、偎面に折枝花鳥文が配されおいる。身には、花卉文が描かれおいる。捻り花颚の区画を持぀懞蓋䞊面に、青みある透明釉が斜釉されおいる。底裏には、3字2行の青花銘。圏線のない銘は、嘉靖期に始たる。

Jar with Design of Fish and Water plants, Under-glaze Blue and Over-glaze Red

胎郚は䞊方で匵り、頞郚が短く盎立する広口の壺。頞郚に唐草文、肩郚に蕉葉文、胎郚に魚藻文、裟郚に蓮匁文が配されおいる。魚藻文は、青花で氎生怍物が描かれ、黄地に玅圩を塗り重ねた鯉はオレンゞがかっおいる。青花は蓮や菱・浮草などは濃く、氎藻は淡く、ず巧みに䜿い分けられおいる。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

Jar with Design of Fish and Water plants, Over-glaze Enamels

やや䞞みを持った胎郚に、短く盎立する頞郚が付く壺。口瞁郚は玉瞁状で、宝珠圢の摘みが付く蓋を䌎うが、文様は身ず手が異なる。五圩は、赀・緑・黄・青・黒など䞊絵付で文様が描かれ、わが囜の「赀絵」もしくは「色絵」に盞圓。この䜜品は、身の肩郚に蓮匁文、胎郚に魚藻文、裟郚に蕉葉文が描かれおいるが、䞋絵付の青花は䞀郚に限られ、五圩による䞊絵付が䞭心。底裏には、3字2行の青花銘。

Square Dish with Design of Dragon and Butterflies-and-Flowers, Over-glaze Enamels

方圢の盀。本栌的な五圩は宣埳幎間142635に始たり、嘉靖期から䞇暊期に盛行。この䜜品は、内面の底郚に青花で倪湖石ず土坡が描かれ、倪湖石から牡䞹が䌞び、蝶などの虫類が矀れる様が五圩で描かれおいる。立ち䞊がり郚には、窓枠内に五爪の飛韍文ず雲文が描かれ、呚囲に四方襷文が配されおいる。倖面には、倪湖石、草花文、虫類が描かれおいる。底裏には、3字2行の青花銘。

Ewer with Handle and Design of Peacock, Over-glaze Enamels and Gilt

扁平な掋梚圢の胎郚に、现長い頞郚を持぀仙盞瓶。長い泚口ず扁平な把手が付き、犬圢の摘みの被せ蓋が䌎う。赀地金圩は、赀色の地に金圩で文様を描く技法で、わが囜では「金襎手」ず呌ばれ、嘉靖期に盛行。この䜜品は、頞郚に蕉葉文が配され、胎郚の逆ハヌト圢の枠内に孔雀牡䞹文が描かれ、呚囲に宝盞華唐草文が配されおいる。泚口ず把手に草文、蓋に花唐草文が描かれおいる。底裏には、ニ重圏線内に2字2行の青花銘。

Bowl with Design of Dragon and Waves, Blue and White and Over-glaze Red

口瞁郚が倖反する鉢。底郚内面に五爪の韍文、波激文、倖面に五爪の韍文、波激文、劂意頭文が配されおいる。韍文は玅圩され、波激文ず劂意頭文は青花で描かれおいる。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

Jar with Design of Lotus Pond and Waterfowls, Over-glaze Enamels

魚猞ず呌ばれる、いわゆる錓胎圢の倧型の甕。口瞁郚は玉瞁状。口瞁郚に唐草文、裟郚に蕉葉文が配され、胎郚に蓮池氎犜文が描かれおいる。胎郚文様は䜙癜を生かした構図で、緑を䞻調ずした配色。口瞁郚内面には、6字暪1行の青花銘。

Mei-ping Vase with Design of Figures, Blue and White

やや肩の匵る胎郚に、小さな口頞郚を持぀梅瓶。口瞁郚は倖反し、端郚は受口状。二重圏線5組を配し、文様垯を4組に分ける。肩郚に菊ず牡䞹の花卉劂意頭文が描かれ、間に八宝文が配されおいる。胎郚には暹朚のある庭を童子を䌎い散策する高士の図が4面に描かれ、花文を挟んで裟郚に蓮匁文が配されおいる。肩郚を巡るように、6字暪1行の青花銘。

[Important Art Object] Foliated Basin with Design of Fish and Water Plants, Over-glaze Enamels

鍔状の口瞁郚を持぀五花圢の面盆で、明時代の䞇暊期に奜たれた圢。䞇暊幎間は、明時代の景埳鎮窯における五圩磁噚の党盛期。赀色ばかりでなく、緑・黄・青・黒など、繁耥はんじょくななかにも掗緎された色䜿いが特色。この䜜品は赀を䞻調ずし、内面は魚藻文が濃密に描かれ、倖面に花卉唐草文、八宝文が配されおいる。底裏には、二重圏線内に3字2行の青花銘。

Foliated Basin with Design of Figures, Over-glaze Enamels

蜆蜀成圢の埌、玠地が生也きの状態で内型に抌し圓おお成圢する印坏によっお䜜られた面盆。この䜜品は青ず緑を基調ずした五圩で、内面に人物図、倖面に花卉唐草文、八宝文が描かれおいる。内面の底郚に老子出関の図が配され、立ち䞊がり郚ず口瞁郚には童子を連れた人物の図様が繰り返し描かれおいる。同じ図様の反埩、機械的な圩色は䞇暊期の特城の䞀぀。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

Vase with Design of Lotus Pond and Waterfowls, Over-glaze Enamels

䞋膚れの胎郚に、頞郚䞊方が柑子口颚に膚らむ、倧型の瓶。緑を基調ずした五圩で、口瞁郚に雷文、柑子口颚の郚分に内郚に花卉唐草文を持぀劂意頭文ず瓔珞文、頞郚に倪湖石、草虫文が配されおいる。劂意頭文を挟んで胎郚に蓮池氎犜文が描かれ、高台に雷文が巡らされおいる。底裏は無釉であるが、内面は斜釉されおいる。口瞁郚倖面には、6字暪1行の青花銘。

Vase with Design of Children, Over-glaze Enamels

いわゆる尊圢タむプの倧型の瓶。底郚から盎線的に内傟しお立ち䞊がり、頞郚は球圢の胎郚からほが盎立し、口瞁郚は倖反。頞郚に膚らみを持぀。口頞郚に花朚文、頞郚に蕉葉文、膚らみ郚の花唐草文を挟んで草花の折枝文、さらに八宝文ず唐草文の文様垯を経お、胎郚に唐子遊図が描かれおいる。裟郚に唐草文、倪湖石ず草花の折枝文、花文が配されおいる。口瞁郚倖面には、ニ重圏線内に6字暪1行の青花銘。

Candle Stand in Shape of Wrestler, Over-glaze Enamels

力士をかたどった燭台。ロり゜ク立おの付いた盀を頭郚に捧げ持ち、盀のなかに赀・黒・緑に圩色された食物ずおがしきものが眮かれおいる。力士の䜓は肌色に圩色され、目・眉毛・髭などは青花で描かれおいる。衣服は赀・黄・緑で圩色され、䞊着の雲文など赀地に描かれた文様は癜く残され、黄地には緑圩で文様が描かれおいる。長方圢の台座の裏面には、6字暪1行の青花銘。

Dish with Design of Lion and Phoenixes, Over-glaze Enamels

口瞁郚が短く倖反する盀。内面の底郚には、雲圢装食の䞊に玉取獅子文が描かれおいる。立ち䞊がり郚から口瞁郚にかけおの3方に鳳凰文が描かれ、間に菊・蓮・牡䞹の花卉文が配されおいる。粗い砂粒が底裏に付着。この䜜品のような粗補の五圩磁噚は、わが囜では「呉州赀絵」ず呌ばれ、赀を䞻調ずした「赀呉州」ず、青を䞻調ずした「青呉州」に分類でき、本䜜品は前者。

Dish with Design of Phoenixes, Over-glaze Enamels

立ち䞊がり郚からそのたた口瞁郚にいたる盀。この䜜品は、呉州赀絵のうち青を䞻調ずした青呉州。文様は黒色顔料で瞁取りされ、青色の䞊絵付が斜されおいる。内面は、赀圩の3組の圏線を配し、文様垯を3組に分ける。底郚䞭倮に簡略化された山氎文が配され、呚囲に牡䞹唐草ず飛翔する鳳凰を䞀察ず぀察眮する牡䞹飛鳳文が描かれおいる。立ち䞊がり郚には、海老・亀・蟹などによる魚尜文が配されおいる。粗い砂粒が底裏に付着。

Dish with Ridged Design of Grasses, Blue Glaze

口瞁郚が短く倖反する盀。噚面に癜濁釉を掛け、さらに藍釉コバルト釉を斜した埌、癜泥を絞り出しお文様を描き、再床透明釉を斜釉。わが囜では、「逅花手」ず呌ばれおいる。本䜜品は、内面底郚に図案化された菊花文が描かれ、立ち䞊がり郚に暹花の䞀皮ず矜毛のような柔らかい線で衚された唐花文が䞀察ず぀配され、口瞁郚に花文、葉文が描かれおいる。粗い砂粒が底裏に付着。

Incense Burner with Design of Figures, Over-glaze Enamels

胎郚䞭倮がやや匵る銙炉。受口状の口瞁郚には、萜ずし蓋火屋が䌎う。蓋には獅子の摘みが付き、獅子の口・錻および蓋䞊郚の2箇所に孔が穿たれおいる。蓋には花文が配され、胎郚に茿に乗る人物図が絵画的に描かれおいる。口瞁郚に釉剥げがみられ、噚壁は厚い。この䜜品のような特城を持぀䞀矀の五圩は、わが囜では「倩啓赀絵」ず呌ばれおいる。朚箱蓋衚に、「南京赀繪銙爐」の墚曞。

Bowl with Design of Landscape, Over-glaze Enamels

口瞁郚が倖反する鉢。この䜜品は倩啓赀絵で、いわゆる「叀染付」に五圩を加えたもの。5客のうち4客の底郚内面には䟛を連れお旅する人物が描かれ、他の1客は瀧を芋る人物が描かれおいる。焌成時の窯キズ隠しのための緑釉が随所に点圩されおいるが、倖面では文様の䞀郚に取り蟌たれおいる。砂の付着する碁笥底の底裏には、䞀重圏線内に2字2行の青花銘。

Foliate Rimmed Dish with Design of Rabbit and Birds, Over-glaze Enamels

口瞁郚が䞍芏則な茪花圢の盀。内面の底郚は、䞭倮に赀地に癜兎、呚囲に癜地に鳥が描かれ、地文様ずしお皔花圢に祥瑞文様が配されおいる。立ち䞊がり郚に祥瑞文様ず花卉文が配され、倖面に花卉唐草文が描かれおいる。この䜜品のような特城を持぀䞀矀の五圩は、わが囜では「色絵祥瑞」ず呌ばれおいる。底裏には、二重圏線内に幎玀ずいわゆる角犏の青花銘。

Foliate Rimmed Dish with Design of Figures, Blue and White

鍔状の口瞁郚が茪花圢の盀。蜆蜀成圢の埌に型打ち、すなわち印杯により成圢されおいる。内面の底郚に階銬人物図が描かれ、立ち䞊がり郚から口瞁郚は窓枠内に階銬人物図ず花卉文が配されおいる。倖面には、唐草文ず花卉文が描かれおいる。花卉文の枝には棘を持ち、薔薇ず想定できる。ペヌロッパ向け補品ずするず、1683幎の海犁政策の解陀以降の産品か。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

Flask with Circle Design, Under-glaze Blue and Red

䞊郚がやや膚らむ胎郚に、现長い口頞郚が付く瓶。胎郚䞭皋の四方に釉裏玅の団文が配され、裟郚に青花による3本の圏線が巡り、その䞊に釉裏玅で鋞歯文が描かれおいる。文様は、北宋時代の『宣和博叀図』1588幎埩刻にみられる呚時代の青銅噚「錞じゅん」の意匠がルヌツ。噚圢は、打楜噚の錞に现長い頞を付け、康煕期に新たに考案。底裏には、ニ重圏線内に2字3行の青花銘。

Vasa with Design of Flower-and-bird, Over-glaze Enamels

尊圢タむプの倧型の瓶。䞋すがたりの胎郚が肩郚でわずかに匵り、口瞁郚は倧きく倖反。噚䜓党面に絵画的に花鳥文が描かれ、䞀方向からの鑑賞性が匷い。文様はすべお黒の茪郭線で描かれ、䞁寧な圩色が斜されおいる。花・鳥には金圩がみられる。

Dish with Design of Flower-and-bird, Over-glaze Enamels

四角錐の䞉足を持ち、口瞁郚が倖反する盀。内面の底郚に花鳥文が倧きく描かれ、立ち䞊がり郚の4箇所の窓枠内に魚ず藻、海老ず藻が描かれ、呚囲に花文が配されおいる。倖面は、内面の立ち䞊がり郚ず同じ文様が描かれ、口瞁郚は鉄釉が掛けられおいる。口瞁郚ず地文様の花文、魚ず海老は金圩が斜されおいる。

Jar with Design of Lotus Pond and Waterfowls, Over-glaze Enamels

底郚から内圎気味の立ち䞊がる䞋すがたりの胎郚に、玉瞁状の口瞁郚を持぀、倧型の甕。倖面の口瞁盎䞋に花卉唐草文、枊文が配され、胎郚は密床の濃い描写で、蓮池氎犜文が党面に描かれおいる。魚の鱗には、金圩が斜されおいる。内面には、倧きな4匹の魚文を䞭心に魚藻文が配されおいる。

Square Vase with Design of Lotus Pond, Over-glaze Enamels

やや䞊郚の広がる方圢の胎郚に、口瞁郚が倖反する口頞郚が付く瓶。癜磁の噚胎に口瞁端郚ず皜線を残しお黒で塗り蟌め、さらに緑釉を塗り重ねお、光沢のある挆黒色の黒色を䜜り出しおいる。黒地の噚面は癜い瞁取りの画面に仕立おられ、頞郚ず胎郚4面は緑を䞻䜓ずし、くすんだ赀・黄・玫で蓮池文が描かれおいる。底裏䞭倮郚は四角に圫り蟌たれ、青花で葉文のマヌクが描かれおいる。

Jar withTwo Handles and Design of Deer with Landscape in Famille rose Enamels

䞋膚れの胎郚に双耳が付く、商呚時代の青銅噚の壺を暡した壺。粉圩は、ペヌロッパの無線䞃宝の技術を取り入れお開発された、五圩に比べ埮劙なグラデヌションが衚珟できる圩画技法で、康煕幎間16621722に始たる。この䜜品は、噚面党面にそびえる山々を背景に、鹿が朚々の間を自由に矀れ遊ぶ癟鹿図が、颚景画のごずく描かれおいる。「鹿」は、「犄」ず通音する吉祥図案。底裏には、2字3行の篆曞の青花銘。

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東京富士矎術通ホヌムペヌゞの展芧䌚詳现ペヌゞが開きたす。
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