ジャパンサーチの活動報告(2023年度)
本ページでは、ジャパンサーチの2023年度(2023年4月から2024年3月まで)の活動状況をお知らせします。
目次
1. 「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン
2023年9月、デジタルアーカイブジャパン推進委員会実務者検討委員会が、「「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン」を公開しました。
【PDF】 「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン (2.8MB)
【Web版】「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン
2. 機能改善
マイサーチ機能のリリース
2023年8月、マイサーチ機能をリリースしました。
マイサーチは、検索条件をカスタマイズし、検索窓として保存できる機能です。保存した検索条件をくりかえし使うことができます。また、検索条件のエクスポート・インポートも可能ですので、利用者同士で共有したり、「テーマ別検索」をマイサーチに取り込むこともできます。
■マイサーチ例:「千葉県内の機関が所蔵するコンテンツを探す」
ジャパンサーチラボ
ジャパンサーチラボは、ジャパンサーチの実験的な活用例を提供する場です。
2024年3月に、2つの実験アプリケーションをリリースしました。
可視化マップ
ジャパンサーチに登録されたほぼ全てのサムネイル画像をウェブブラウザ上で可視化するサービスです。
キーワードから画像を検索することができ、クリックでジャパンサーチのコンテンツ詳細画面に遷移することもできます。
自動生成ギャラリー
ジャパンサーチAPIを使って、特定の主題に関する資料を紹介する「ギャラリー」を自動生成する機能です。「人物」「地図」「キーワード」の3つの入口を用意しています。
その他の機能改善
あわせて、利便性向上のため、次のような機能改善を行いました。
- ヘッダの検索窓にキーワードによる画像検索機能を追加
- マイサーチ・マイノートのアイコンを追加し、マイサーチ編集画面を変更
- クッキー同意画面の文言及びデザインを変更
- プライバシーポリシーを改定
- 開発者向けページの簡易Web APIの解説ページを更新
3. 連携状況
2023年度には、10連携(つなぎ役)機関、31データベース(データベース統合含む)と新たに連携しました。
2023年度に新たに連携したデータベース
2024年3月末現在、49連携(つなぎ役)機関、230データベース(メタデータ約2,950万件)と連携しています(下表参照)。今後も更なる連携拡大を目指します。
下線太字が2023年度に新しく連携した機関(つなぎ役)です。
最新の分野毎のデータ件数は、統計のページをご覧ください。
4. 利活用データへの変換
ジャパンサーチでは、収集したメタデータをLinked Open Data形式の利活用データに変換してAPIで提供しています。令和6年3月末現在、連携しているデータベースのうち、190データベース由来のメタデータ(約2,600万件)を利活用データに変換済みです。
※利活用データとしてAPIで提供されているデータベースの一覧は、
SPARQLエンドポイントでデータセット別件数クエリを実行することで確認可能です。
5. ギャラリーの拡充
【新規ギャラリーの追加】
2023年度に新規ギャラリー38点を追加したほか、連携機関である東京大学附属図書館、京都大学研究資源アーカイブ、島根大学附属図書館、国立劇場(独立行政法人日本芸術文化振興会)、龍谷大学図書館、埼玉県作成のギャラリー12点が公開されました。
2024年3月末現在、約490件のギャラリーを公開しています。ギャラリーは、今後も追加していく予定です。
連携機関が作成したギャラリー(2023年度)
6. 利活用促進に向けた取り組み
利活用事例
ジャパンサーチの利活用事例の一部をご紹介しています。
※ジャパンサーチを利用して、学会での発表、イベントの開催、その成果発表等を行った方は、ぜひお問合せフォームからお知らせください。こちらでご紹介させていただきます。
2023年度
ジャパンサーチが提供するAPIを利用して、上田市の各施設が所蔵する資料・文化財を横断的に検索する機能を提供します。ジャパンサーチの標準検索機能をカスタマイズし、特定の施設のみを選択して検索可能とするなど、利便性を向上しています。
丹南藩(たんなんはん)立藩400年という節目をむかえる2023年、かつて松原市に丹南陣屋があったことから、丹南陣屋に関する文化財をめぐるイベントを開催。ジャパンサーチなどのインターネット上の文化財にアクセスし、現地に残る文化財と展示された文化財をめぐると、ご当地グッズ「御城印」をプレゼントするという企画。
大学生のデジタルアーキビスト入門教育で、ジャパンサーチを活用するデジタルアーキビストの学習モデルについて、日本デジタルアーキビスト資格認定機構の第20回デジタルアーカイブ研究会で発表しました。
実践女子大学短期大学部図書館学課程では,「図書館情報資源特論」という科目で,デジタルアーカイブについて学びました。この科目の中で,ジャパンサーチを活用しました。
ジャパンサーチのキュレーション機能である「マイギャラリー」を使った教材学習コンクールの取組のご紹介です。 東京大学大学院情報学環渡邉英徳研究室/S×UKILAM(スキラム)連携が主催する「デジタル資料を活用した防災教材・学習コンクールー未来へつなげる」は、災害に関するデジタル資料やその教育活用事例の周知を図り、防災教育(学習)におけるデジタル資料の活用を促進することを目的として開催された企画です。
群馬県立女子大学文学部で行われる1年生向けの基礎的な演習「フィールドワーク基礎」の成果です。実習としてジャパンサーチを使ったデジタル展示を作成しています。 (指導教員:鈴木親彦)
上田女子短期大学図書館司書課程の科目「図書館情報技術論」(担当教員:井上奈智)において、講義で習得した知識を基に、ジャパンサーチのギャラリー制作を通じて、情報技術やデジタルアーカイブなどを実践的に学びました。
連携機関が自由に作成・公開できるジャパンサーチのオンライン展覧会「ギャラリー」。これからギャラリーの作成を考えている連携機関や、プロジェクトアカウントをお持ちの方を対象に、ワークショップを実施しました。
学習院大学博物館学芸員課程の博物館実習(担当講師:田良島 哲)で、受講生が制作したジャパンサーチ利用のギャラリーです。 博物館業務の中で、デジタル資源を活用した成果公開が今後重要になってくることを考慮し、自分が企画する展覧会のプレゼンテーションをするつもりで、ギャラリーを制作してもらいました。
GIF IT UP 2023
日本の統合ポータルとして、EuropeanaがGIFアニメーションの共有・検索サービスGIPHY と協力して開催しているGIFアニメーションの作成コンテスト「GIF IT UP 2023」に、広報・素材提供等で協力しました。ジャパンサーチのコンテンツを利用した作品4件の応募があり、うち1件はChildren and Teenagers Category Winners賞を受賞しました。
「利用ガイド」のページでは、ジャパンサーチの利用方法をご紹介しています。
7. イベントの開催
デジタルアーカイブフェス2023-デジタルアーカイブで地域の価値を再発見する-
ジャパンサーチ連携機関向けキュレーションワークショップ
このほかに実施した関連イベントの概要はアーカイブのページで紹介しています。
8. 広報活動
講演、記事執筆
他機関主催イベントや学会等において、講演やブース出展を行いました。
「アーカイブ」のページで、過去の講演、記事等をまとめて掲載しています。
SNSでの発信
【X(旧Twitter)】(@jpsearch_go)
連携コンテンツの紹介、新規連携データベースの紹介、イベント・講演情報、ジャパンサーチの使い方Tips等を発信しています。
2023年度にはフォロワー数が約3,500増加し、2024年3月末現在、フォロワー数は12,000人を越えました。
【Facebook】(@jpsearchgo)
Xで発信している内容に加えて、連携コンテンツに関する詳細な解説や、ジャパンサーチの機能を支える技術的な情報なども発信しています。
【YouTube】(@japansearch2673)
ジャパンサーチの機能・活用方法や、ジャパンサーチのコンテンツ紹介、ジャパンサーチに関連するイベントの録画などを発信しています。
2023年度には新たに50本以上の動画を作成し、公開しました。
【Instagram】(@jpsearch_go)
ジャパンサーチの連携コンテンツを紹介しています。
2022年8月22日に開設し、2023年度は新たに28件、投稿しました。
おわりに
ジャパンサーチが連携・利活用を拡大してこられたのは、連携機関・つなぎ役の皆様、ジャパンサーチを活用してくださっている方々、ジャパンサーチを応援してくださっている皆様のおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。
ジャパンサーチは、今後も、機能改善、地域アーカイブ等を含む更なる連携拡大、デジタルアーカイブの利活用推進に取り組んでまいります。
今後とも、ジャパンサーチをよろしくお願いいたします。









