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拉面研究

全国のご当地ラーメンを深く味わいながらご鑑賞いただけると幸いです

館長からの挨拶

ご来場の皆様、本日は博物館にご来場いただき誠に有難うございます。当博物館では、日本で独自に発展したご当地ラーメンの中から私の独断と偏見の元、5点選出したものをそれぞれの解説と共に展示しています。どうか最後までお楽しみください。

この展示について

私は好き嫌いが物凄く激しいもので、いつもラーメンを食べる時は日高屋の醤油ラーメンしか食べていません。しかし、全国にはもっと美味しいラーメンがある事を知り調べてみました。ここでは、醤油からとんこつまで幅広いラーメンを取り扱っていますので皆様、風味と食べ応えを想像しながらご鑑賞ください。

ラーメンとは
まず、ラーメンについて解説していきましょう。全国製麺協同組合連合会によると小麦粉にかんすいを加えて練り上げた麺のことをラーメンと一般的に呼ばれます。かんすいとは炭酸ナトリウムを主成分とした、アルカリ性の食品添加物です。ラーメンの他にもワンタンの皮などで使われています。かんすいは小麦粉のグルテンに作用して、黄色い発色、風味、弾力が与えられます。かんすいのおかげで食欲を引き立てる鮮やかな色と麺のコシがあるのです。それでは日本で育ったラーメンについて詳しく解説していきましょう。

ラーメン🍜の歴史

ラーメン黎明期

1488
1697
1859
1870
1899
1906
1923
1939
1488

日本初の中華麺「経帯麺」が食べられた

ラーメン定着・発展期

1945
1951
1958
1966
1971
1974
1994
1984
1986
1945

終戦後、闇市では安く、栄養価の高いラーメンが大人気

ラーメン多様化期

1998
2002
2007
2013
2015
1998

全国各地のご当地ラーメンに注目が集まる

全国の気になるラーメン

  • 旭川ラーメン

    北海道の内陸部に位置する旭川市。絶大な人気を誇るラーメンが、旭川ラーメンです。独特の製法で作ったラードがスープの表面を覆っているので、熱を逃がしません。寒い旭川ならではの工夫です。麺はスープがしみ込みやすいように水分少なめ。熱々のまま食べることが出来ます。「寒い土地で人々に熱々のままのラーメンを提供したい」、その思いが結実した旭川独特のラーメンです。<br><br>(この動画は、2010年に取材したものです。) 

    館長からの一言

    旭川ラーメンはスープに多めのラードを入れているのが特徴です。冬季に−30℃を下回る旭川市の厳しい気候を受けて、スープの上層に油膜の層を浮かべてスープ全体を覆うことで湯気があまり立たなくなり、スープを冷めにくくするというアイデアがルーツと言われています。私は熱々のラーメンが好きなのでこれを選出しました。

  • 徳島ラーメン

    肉がたっぷり、ボリューム満点の徳島ラーメン。スープは甘めのとんこつ醤油。脂はやや多め。麺は、細麺ストレートです。特徴は、すき焼きにヒントを得たという、生タマゴの乗せ方。市内で100軒以上の店で出しているという不思議なラーメン。徳島の自慢のラーメンです。<br><br>(この動画は、2009年に取材したものです。) 

    館長からの一言

    徳島ラーメンは大きく白・茶・黄の三系統に分けられるスープとトッピングされる肉などが特徴です。上記の通り、徳島にとんこつラーメンが広がったのは、日本ハムの前身である徳島ハムの工場があり、安いとんこつが大量に供給されたからと言われています。細麺ストレートなので食べやすく、私は好きです。

  • 福島 喜多方ラーメン

    福島県喜多方市。喜多方の人々は、ラーメンが大好き。地元では、朝からラーメンを食べることを「朝ラー」といい、早朝からラーメン店は賑わいます。元祖・喜多方ラーメンの店では、翌日分の仕込みは深夜に行います。10時間以上かけて取る、こだわりのスープ。13種類の厳選した素材を、喜多方の美味しい水でじっくりと煮出します。今や日本全国に知れ渡る、伝統あるラーメンです。<br><br>(この動画は、2008年に取材したものです。) 

    館長からの一言

    喜多方ラーメンは北海道の札幌ラーメン、福岡県の博多ラーメンと並ぶ、日本三大ラーメンとして有名です。喜多方市には人口約5万人に対し、ラーメン店が100件以上あるため、人口あたりのラーメン店舗数日本一とも言われています。特徴としては麺が長径4mmと太く、またチャーシューが大きいことで有名です。チャーシューが大きいのは私は好きです。

  • 和歌山ラーメン

    和歌山は、醤油発祥の地です。鎌倉時代に、中国から来た僧が醤油の原料となる味噌を持ちこんだのが始まりと言われています。その醤油を使った和歌山ラーメンは、やや濃い色をしたスープに、青ネギ、チャーシュー、メンマ、そしてカマボコが入った、シンプルなラーメンです。<br>一方、和歌山ラーメンには、もうひとつ、異なった味のラーメンも存在しています。それは、とんこつをほぼ丸1日煮込み続けて作る、とんこつベースの醤油味のものです。さっぱりした「醤油とんこつ」系と、こってりした「とんこつ醤油」系のまったく違った二つの味が、伝統の醤油から生まれた和歌山ラーメンです。<br><br>(この動画は、2007年に取材したものです。) 

    館長からの一言

    和歌山ラーメンはとんこつ醤油系が全国的に有名ですが、元祖はさっぱりとした醤油メインのラーメンだと言われています。また、ラーメンにかまぼこが使われるという特徴もあり、千代巻というなるとに似ているものです。また、珍しいのはラーメンだけではなく、その後の会計が自己申告制であり、いくらでも騙せてしまうことが可能です😈(皆さんやめましょう)。個人的にはこの中でこのラーメンが一番好きです。なぜなら、元祖の方のシンプルな醤油ベースが好きだからです

  • 青森 津軽ラーメン

    津軽ラーメンの特徴は、シンプルな具で、麺は少なめ。その代わり、スープがなみなみと注がれています。青森の人々に昔から愛されている「焼き干し」を使って味を整えています。焼き干しの原料は、青森で水揚げされるマイワシや、カタクチイワシです。この焼き干しをたっぷりと使い、ダシをとります。シンプルであるがゆえに、飽きの来ない郷土の味になっています。<br><br>(この動画は、2007年に取材したものです。) 

    館長からの一言

    津軽ラーメンは元々、津軽そばというそばの出汁に中華麺を入れてみたのがルーツとされており、青森県は昔から製麺所が多く、その製麺所が津軽そばから中華麺に切り替えたところ、一気にラーメンが広く普及したと考えられています。そして、魚介系ラーメンというのも独自性を出しており、津軽に出店した東京のラーメン店が焼き干しを使った津軽ラーメンの味に感化され、都心で新たに立ち上げた店舗では従来のとんこつ系から、魚介系ラーメンにしていたといいます。それほど、美味しかったのでしょう。これもですが、私はシンプルなさっぱりとしたラーメンが好きなので選出しました。

展示を見終わった人へのメッセージ

皆さん、ここまでいかがでしたでしょうか。ここまで紹介したラーメンを見て、全国のご当地ラーメンについて興味を持っていただけると幸いです。

最後に、展示関連イベントについていくつかここに記します。

1. 川崎ラーメン祭 2026

 場所:川崎ルフロン前

 期間:3/6(金)~8(日) 11:00~21:00 ラストオーダー閉店30分前

 内容:川崎のソウルフードから話題の一杯まで、それぞれの個性際立つ4店舗が集結し、 ラーメンの奥深さを体感できます。

 公式SNS:https://www.nekkyo-ra-menmatsuri.jp/

2. RAMEN MUSIC FEST

 場所:新横浜ラーメン博物館

 期間:1/16(金)~3/12(木) 10:00~21:30 (日にちによって変動あり詳しくは下記の公式サイトへ) ラストオーダー閉館30分前

 内容:ラーメンと音楽が融合して生まれる創作ラーメンを、1週間×8店舗のリレー形式で音と味という異なるもので体験できます。

 公式サイト:https://www.raumen.co.jp/information/news_002009.html

3. ごかラーメンフェス2026

 場所:道の駅ごか

 期間:2/21(土)~22(日) 9:00~16:00

 内容:風味もコシも喉越しもそれぞれの店舗によって異なり、自分の好みの店でラーメンを食べられます。今年は昨年の5店舗から7店舗に増やしてそれぞれの個性あふれるラーメンが魅力です。

 公式サイト:https://www.town.goka.lg.jp/kurashi-machi-shigoto/gokanabi/event/page006267.html

4. 名古屋ラーメンまつり2026

 場所:久屋大通公園 エディオン久屋広場

 期間:第1幕 2/3(火)~8(日) 第2幕 2/10(火)~15(日) 第3幕 2/17(火)~23(月・祝) 10:30~20:30 (日にちによって変動あり詳しくは下記の公式サイトへ) ラストオーダー閉館15分前

 内容:全国から人気のラーメン店が集まり様々な特色あふれる、ラーメンをご堪能いただけます。

 公式サイト:https://www.ctv.co.jp/nagoya-ramen/index.html

5. 高崎ラーメン祭2026

 場所:Gメッセ群馬 屋外展示場

 期間:第1陣 2/13(金)~15(日) 第2陣 2/20(金)~23(月・祝) 第3陣 2/27(金)~3/1(日) 第4陣 3/6(金)~8(日) 金曜日 17:00~21:00 土曜日 11:00~21:00 日曜日・祝日 10:30~20:00 (一部変動あり詳しくは下記の公式サイトへ)

 内容:朝から行列ができる人気店や一度は食べるべき老舗、話題の一杯など“うまい一杯”が高崎に大集結します。

 公式サイト:https://takasaki-sugoumaramen-2025.com/