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古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群
国指定天然記念物「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」の指定化石を公開しているデータベースです。指定露頭や化石の詳細情報を掲載しています。
今から約1700万年~1500万年前、埼玉県の秩父地域には「古秩父湾」と呼ばれる海が広がっていました。現在の秩父盆地では、古秩父湾に生息した生物の化石が数多く見つかっており、当時の地層を観察できる貴重な場所も残されています。平成28(2016)年3月1日、古秩父湾の誕生から消滅までを記録した6つの露頭と海棲哺乳類の化石9件が、「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」として国の天然記念物に指定されました。
日本列島の誕生 と 古秩父湾
今から約2500万年前、日本列島の姿はまだなく、列島の原型となる大地は大陸の縁辺部に位置していました。約1900万年前になると、活発な火山活動を伴いながら、大陸縁辺部の大地が大陸からはがされるように移動を始め、約1500万年前にはほぼ現在の位置に移動してきました。こうして、日本列島の原型が誕生しました。
この頃、関東山地の一帯は1つの大きな島で、その東縁には東側に開いた「古秩父湾」と呼ばれる海が広がっていました。この古秩父湾の海底に堆積した地層を、「古秩父湾堆積層」と呼びます。約1700万年~1500万年前に堆積した古秩父湾堆積層は、まさに日本列島誕生期の環境を記録した地層といえます。
古秩父湾の環境の移り変わり
約1700万年前約1600万年前約1550万年前約1500万年前
約1700万年前
古秩父湾の誕生
誕生したばかりの古秩父湾は、現在の秩父盆地の西縁を海岸線とした、東に開いた湾のような状態だったと考えられています。
【代表的な露頭】
前原の不整合、犬木の不整合
【産出化石】
パレオパラドキシア皆野標本、パレオパラドキシア三山標本
古秩父湾堆積層 6つの露頭
古秩父湾海棲哺乳類化石群 9件の化石


