日本の文化(寺)
館長挨拶
初めまして館長です。
寺について深掘っていきましょう。
この展示について
本日は日本の文化の中心と言っても過言ではない寺を深掘っていきましょう。寺の歴史を理解したら日本の歴史の4割ほどを理解できます。寺の歴史を知るということです。
- 東寺
東寺は、794年に桓武天皇(737-806)が開いた都「平安京」の唯一の遺構です。新幹線の車窓から見える五重塔は、高さ約55メートルで、木造の塔としては日本一の高さをほこります。 東寺は、平安京(京都)遷都から2年後の796年に、都を守る官寺(国立の寺院)として創建されました。823年には、弘法大師・空海(774-835)にあたえられて真言密教の道場となり、名前も教王護国寺にあらためられました。 広大な境内には、国宝の五重塔をはじめとして、金堂、講堂、食堂、御影堂などの建物がたちならんでいます。講堂は、密教の教え広めるために建立されたもので、内部には、密教の世界観が21体の仏像を用いて立体的に表現されています。境内の西北にある御影堂は、かつて空海の住居だった場所にたつ堂で、親しみをこめて大師堂ともよばれます。 現在も毎朝、弘法大師像の前に食事を供える儀式「生身供」が行われています。 1994年に、「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されました。
世界文化遺産にも登録されているとてもすごい寺です。
- 唐招提寺
唐招提寺は、759年に中国の高僧、鑑真(688-763)によって創建された寺です。「古都奈良の文化財」のひとつとして、世界文化遺産に登録されています。 鑑真は、日本に仏教の戒律(僧が守るべき規律)を伝えるために来日し、戒律を学ぶ僧の修行の道場として唐招提寺を開きました。広大な境内には、創建当時のままの姿をのこす金堂をはじめ、平城宮の建物を移築したという講堂、鑑真が唐から持ってきた仏舎利をおさめる鼓楼、校倉造の経蔵と宝蔵など、国宝の建物がたちならんでいます。金堂には、東大寺と同じ盧舎那仏坐像がまつられています。高さ3メートルをこす仏像で、左右に千手観音菩薩像と薬師如来像の2像がならびます。また境内の西側には、出家者に僧になるための戒律をさずける戒壇院の遺構もあります。かつてその上に戒壇院の建物が建っていましたが、火災で失われ、現在は大理石できずかれた石壇が残されています。
高さが3メートルという普通のお寺にはないような大きさの仏像が魅力ですね。
- 妙宣寺 五重塔
中俣正義 モノクロ 6×7ネガフィルム
1979(昭和54)年2月14日 佐渡市阿佛坊 妙宣寺の五重塔、相輪が空高くそびえる。佐渡市相川の長坂茂三右衛門とその息子金蔵の親子二代を棟梁とし、文政8年(1825年)に建てられた。新潟県に現存する唯一の五重塔であり、昭和61(1986)年に国の重要文化財の指定を受けている。
新潟県唯一の五重塔で重要文化財にもなっているんですね。
- 口絵国分寺三重塔(重要文化財)
奈良時代(約1200年前)に勅願によってできた「信濃国分寺」は、2~300年もたたないうちに、兵火によって焼失してしまったであろうと想像されている。<br>その後、もとの国分寺のあったところから約200m北方の、段丘の上に建てられたのが現在の国分寺である。地元の人には「八日堂」とか「お薬師様」とかいわれて、正月八日の縁日(「だるま市」)などで親しまれている。<br>この再興された国分寺の東南の一角に、美しい姿をみせているのが、この国分寺三重塔だ。大法寺三重塔・安楽寺八角塔・前山寺三重塔などにくらべて、建立時代はやや新しく、室町時代中期のものと推定されているが、さすがに、一国の国分寺を象徴するにふさわしいみごとな建築である。<br>いくぶん強く反った三層の屋根は、美しい曲線を中空に描き、しかも塔全体がしっとりと落ちついている。「和様」という手法で統一されているため、ととのった感じをもつ塔でもある。<br>よくみると、柱と窓、勾欄(手すり)、水煙のかたちに至るまで、大法寺三重塔とそっくりにできている。おそらく工匠たちは、同じ東山道筋にそびえる天下の名塔、大法寺三重塔を模範としてこれをつくったものであろう。(そういえば、現在この国分寺は、大法寺と同じく天台宗に属している。)ただし、後述するが「肘木」の曲線だけは、「禅宗様」となっているのは、どういう理由によるものだろうか。<br>なおこの塔の初重の内部は、四天柱・来迎壁・格天井などそなわり、「如意頭文」という珍らしいかざりがあって、建築当初の豪華さを想像させている。(解説参照)<br>中世、この地域は、「国衙領」(信濃国府の直接支配する土地)であったと推定され、室町期に入って海野氏(東信濃の雄族)の勢力が及んでいるが、あるいはそうした背後の力によって、この塔の再興も成就したものではなかろうか。
一国の国分寺を代表する寺、しかも重要文化財にも登録されています。
展示を見終わった人へのメッセージ
どうでしたでしょうか。日本にはまだまだたくさんの重要文化財や世界遺産に登録されている寺がたくさんあります。一つ一つの寺に物語があり奥が深いですね。もっともっと寺のこと、寺の歴史を知っていきましょう。
展示関連イベントについて
他にも日本の文化もぜひ深掘って見てください。本日はありがとうございました。