身繕い(「マネ、30点のオリジナル・エッチング集」より) The Toilette (Portfolio of 30 Original Etchings by Édouard Manet)みづくろい(「まね、30てんのおりじなる・えっちんぐしゅう」より)
解説
入浴後に身繕いをしようとする女性と背後で準備する従者が描かれている。本作の着想についてはスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスの版画《ロス・カプリーチョス:彼女のために祈っている》の影響が取り沙汰されており、であればここで描かれるのは娼婦である。また別の可能性として、1861年にマネが妻シュザンヌをモデルにした《驚くニンフ》(アルゼンチン国立美術館蔵)の影響も指摘したい。同作は元々、《救い出されたモーゼ》と題した大作の一部として描かれ、角度は違うが、身体を布で隠し、こちらを向き驚くニンフの表情や女性のフォルムに本作との共通点を複数確認することができる。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09