赤ん坊を抱いた少女(「マネ、30点のオリジナル・エッチング集」より) Young Girl Holding a Baby (Portfolio of 30 Original Etchings by Édouard Manet)あかんぼうをだいたしょうじょ(「まね、30てんのおりじなる・えっちんぐしゅう」より)
解説
本作は1862年に制作されたマネの初期の大作《老音楽師》(ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵)の中に描かれた少女の姿を反転させ、上半身の部分を版刻している。原作ではヴァイオリンを手にした老人と貧しい子どもたち、2人の紳士が描かれ、素朴な群像に仕上げている。この作品でマネは、他の作品に登場する人物を組み合わせ、再構成する試みをしており、例えば右側のシルクハットを被った男性は自身の描いた《アプサンを飲む男》(ニイ・カールスベルグ美術館蔵)で描いた男性を採用している。少女は当時、サロンで活躍していたアンリ・ギョーム・シュレシンジャーの《さらわれた子ども》(所蔵先不明)が由来していると指摘されている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09