解説
比較的小さな寸法に仕立てられた八曲一隻の屏風。画面右下に「対青印」らしき朱文円印があるが、にわかには判読しがたい。本作では俵屋宗達・尾形光琳の双方が描いた《松島図》にも見られる波頭の図案が簡潔にリズムよく描かれ、波の躍動感を伝えている。波形の描写は波の外側にだけ濃い群青色を引き輪郭を際立たせ、波頭部に胡粉で白を着彩し、飛沫や波のうねりの部分に金泥の線で調子をつけて仕上げている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09