解説
アントワーヌ・ド・ラ・ロックは、ヴァトーの友人で、戦争で片足を失ったのを機に、その文才を生かして雑誌『メルキュール・ド・フランス』誌の編集長やオペラの台本作家として活躍した人物。彼の傍らにある楽器や書物は、彼のこの第二の人生を連想させる。また、画面右側に描かれたミューズやファウヌスによって、寓意的・神話的な雰囲気が生まれている。友人の肖像であると同時に神話画的な雰囲気も併せ持つユニークな作品。田園牧歌趣味をロココ的に発展させ、雅宴画のジャンルを開いたヴァトーの確かな腕が光る名作。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09