解説
イギリスの19世紀アカデミズムの成果ともいえる本作は、自然に対する作者の透徹した眼と描写技術の確かさを窺わせる。静寂な秋の夕暮れどきの、仄かな残照の暖かさ、小川の流れの透明な冷たさ、大気の緩やかな動き、淡い時間の移ろいゆくさまを、自然主義に根ざした画風で、実在感をもって描出している。他にヴィクトリア朝風景画の特色をよく示している代表作として1881年のロイヤル・アカデミーに出品した《2月のフィル・ダイク》(バーミンガム市立美術館蔵)が知られている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09