解説
モランディは、アトリエのテーブルの上に整然と並べられた瓶や器を描いた静物の主題を生涯にわたり執拗に繰り返した。瓶は一種の記号であって、それ自体が重要なのではない。その存在を通して量塊や調子、色や形に還元する作業=絵画という行為そのものの深化なのである。乳白色を基調とした柔らかな色彩のハーモニーに導かれ、純粋なリズムに溢れた構図は、静謐な均衡と荘厳さに満ちており、古典の伝統と近代の手法を融合した永遠の光を放っている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09