解説
デュフィの父は聖歌隊を指揮し、オルガンを弾く大変な音楽好きだった。デュフィは父の音楽に対する感受性を受け継ぎ、明るい色彩に軽快な描線が走るリズミカルな絵で知られるようになる。生涯を通じて多数の作品を残したが、中でも自らの自由な感性をのびのびと描いた水彩画は、彼の芸術の特徴をよく示している。「絵画はオーケストラの楽譜」と語った彼の絵筆は、本作でも軽やかな描線で花々を捉え、主役のアネモネを中心にそれぞれの質感を生かしながらも、一つの画面の中に融合させることに成功している。こうした軽快なタッチは、彼が数々手がけ、人気を得たドレス生地のデザインにも生かされている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09