うそ姫の縁起(ふくろふ) The Tale of Uso-Hime (Princess Bullfinch) from Japanese Fairy Tale “Owl”うそひめのえんぎ(ふくろふ)
解説
御伽草子絵巻。加賀国に住む83歳の梟(ふくろう)は、美しい鷽(うそ)姫に一目惚れする。山雀(やまがら)の協力で片思いは実り、姫の心をつかめなかった諸鳥は恋の歌を詠む。しかし、失恋した鷲(わし)は逆上して姫を殺害、梟は出家し、彼女の菩提を弔ったという。大型奈良絵本を改装したこの絵巻は物語後半を欠くが、数少ない『ふくろふ』の作例として貴重。華麗な挿絵には、当時の機智なども盛りこまれている。例えば、山雀の前に胡桃が置かれているのは、慣用表現の「山雀が胡桃回す」(もてあましていじり回すの意)を踏まえたものである。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09