梅園魚品図正より「鰻」 / 国立国会図書館所蔵
ニホンウナギ
硬骨魚綱条鰭亜綱ウナギ目ウナギ科ウナギ属の魚で、日本全国に分布している。
ウナギはウナギ目ウナギ科の硬骨魚の総称、またはそのうちの1種(ウナギAnguilla japonica)を指す。日本に生息するのはウナギ(A.japonica)と熱帯産のオオウナギで、前者は北海道中部以南の日本と東アジアからベトナムに分布し、日本産のものをニホンウナギとよぶことがある。淡水中にすみ、小魚やカニ、貝、エビなどを捕食して、5~10年ほどで成熟、秋に産卵のために川を下って海にでる。産卵の場所やそこに至るまでの過程はわかっていないが、近年の研究で産卵場はマリアナ海溝であることがわかってきた。孵化した仔魚は、透明で柳葉状のレプトケファルス(葉状養成)に成長し、日本沿岸で変態して、シラスウナギになる。シラスウナギは10月から2月にかけて河口周辺に集まり、群れて川を上る。ウナギは栄養価が高く、古くから食用とされ、『万葉集』にも記録がある。しかし、美味な食材とされず、江戸時代に「蒲焼の手法」が完成してはじめて、現在のように賞味されるようになった。日本のウナギは海洋環境の変動や過剰な漁獲などによって減少しており、環境省によって絶滅危惧種に指定され、国際自然保護連合でも同じく指定を受けている。
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東京都台東区に所在。ウナギの一生に関する展示が行われている。
静岡県浜松市に所在。ウナギとふれあえるブースがある。
静岡県静岡市に所在する国内のウナギ養殖の生産者団体。全国のウナギ生産量などの統計資料を掲載している。
水産庁の公式ホームページで、ウナギに関する生産状況や供給量の推移など最新情報を掲載している。
参考文献
- 東京書籍