囲碁
日本文化に古くから根付いた、2人対戦ゲーム
2人で勝負を争う盤上遊戯。縦横 に19路の線が引かれた交点が 361個ある碁盤を用い、互いに黒と白の碁石を打ち合い、自らの碁石が囲んだ領域の広さで勝敗を決する。発祥は古代中国で、初めは卜占 (ぼくせん)の一種だったともされる。現代のように遊戯として発展した時代は不明だが、紀元前からの歴史を持つと考えられている。日本にも古くから伝来しており、正倉院に碁盤が保存されていることからも、奈良時代にはすでに盛んであったと考えられる。平安時代には貴族の遊びとして広まっており、その様子は『源氏物語』や『枕草子』などに描かれている。鎌倉、室町時代になると僧侶や武家にも広く好まれるようになった。安土桃山時代には、1世名人となる本因坊算砂(ほんいんぼうさんさ)が誕生。算砂は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3代に囲碁をもって仕え、江戸幕府では寺社奉行管轄のもとに設けられた碁所(ごどころ)に就き、その後は、本因坊家と井上家、安井家、林家の四家が碁の家元とされ、幕府から俸禄を与えられた。明治時代に入ると江戸幕府からの保護を失い衰退するも、囲碁結社・方円社を設立した本因坊秀甫(しゅうほ)、囲碁奨励会を設立した本因坊秀栄(しゅうえい)の活動により人気は再燃。新聞囲碁の登場も後押しとなり、一般の支持を獲得していった。
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東京本院は東京都千代田区に所在。囲碁殿堂資料館が置かれるほか、売店で囲碁用品や囲碁に関する書籍を販売する。
広島県尾道市にある記念館。本因坊秀策の功績や囲碁の歴史を紹介している。
山梨県北杜市にある美術館。浮世絵・陶磁器・書籍など囲碁に関したさまざまな資料を収集。
国立国会図書館は、国会に属する唯一の国立の図書館です。国内外の資料・情報を広く収集・保存して、知識・文化の基盤となり、国会の活動を補佐するとともに、行政・司法及び国民に図書館サービスを提供しています。
日本と東洋の文化財を守り伝える中心拠点としての役割を担う我が国の総合的な博物館です。
平安時代から江戸時代の京都文化を中心とした文化財を取り扱う地域に根ざした博物館です。
愛知県名古屋市の中心部、栄に1955年に開館した「愛知県文化会館美術館」を前身とする愛知県美術館は、都市型の複合的な文化施設である愛知芸術文化センターの中の美術館として、1992年に開館しました。20世紀の美術を中心に、考古から現代美術にわたる約8,000件のコレクションを有し、また幅広いジャンルの展覧会を多数実現しています。地域の中核的な美術館として、より創造的で多様性に富む社会の実現に寄与すべく、美術・文化の発振地となることを目指しています。
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参考文献
- 日立デジタル平凡社,平凡社
- 稲本万里子 著,森話社
