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伊藤若冲
江戸時代中期に京で活躍した絵師。狩野派に学び、その後、琳派や中国の宋・元・明の絵画に学んだという。写実的な描写と独特な色彩の画風で、近年再評価されている。
伊藤若冲は江戸時代中期の正徳6年(1716)、京都高倉錦小路の青物問屋「枡屋」の長男として生まれた。絵画にのめり込み、40歳の時に弟に家督を譲って、画業に専念する。
狩野派の大岡春卜(しゅんぼく)に師事したのち、琳派の尾形光琳の画風を研究する一方で、本草学の写実に影響を受け、中国の宋・元・明代の絵画を模して学んだという。しかし、これでは狩野派の作品でしかなく、また、中国の名人を超えることはできないと考え、身近な動植物を描くようになった。特に鶏に強い関心を抱き、庭に数十羽を飼い、写生に勤しんだと伝わる。
そうしたなかで類まれな写生力を習得した若冲は、魚、鶏、蝶など多くの動植物を作品に登場させている。鶏を得意とし、『動植綵絵』の『南天雄鶏図』や『雪中錦鶏図』など、極彩色にして緻密、写実的な装飾性の高い作品を数多く遺している。
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| 島根県立美術館 | 2015/9/18 | 2015/11/3 | ||
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東京都千代田区に所在。皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類を所蔵。若冲の代表作として名高い「動植綵絵(どうしょくさいえ)」 を所蔵。
京都市東山区に所在。伊藤若冲が相国寺の大典和尚と淀川下りをした折りの感興を絵画化した「若冲下絵淀川畔風景(乗興舟)」等、多くの作品を所蔵。
東京都台東区に所在。「松梅孤鶴図」、「松梅群鶏図屏風」等を所蔵。
福岡県太宰府市に所在。伊藤若冲の作品「花鳥図押絵貼屏風」を所蔵。
