姫路城
現在の兵庫県姫路市にある城で、世界遺産登録されている。白漆喰総塗籠の白亜の外観で、白鷺城の別名を持つ。
兵庫県姫路市のランドマークともなっているこの城は、天正8年(1580)、黒田孝高が羽柴秀吉に城を献上。秀吉は、中国地方攻略の拠点とするため、石垣を築き3重天守を造営した。関ヶ原合戦後の慶長5年(1600)、徳川家康の娘婿・池田輝政が52万石を得て入封。西国外様大名の押さえとするため、9年の歳月を費やし慶長15年(1610)に完成させた。姫山と鷺山を中心に、その周囲の丘陵や平地を取り込み、三重の堀で囲い込んだ典型的な平山城で、軍事的・芸術的に最も完成された日本の城として平成5年(1993)世界文化遺産に指定されている。白漆喰総塗籠の白亜の外観で、白鷺城の別名を持つ。
姫路城の特徴は、らせん式縄張りと呼ばれる城内の複雑な通路で、その中心に五重六階地下一階の天守(現存国内最大。石垣を含め高さ約46メートル)がそびえ立っていた。国宝の天守は、東・乾・西小天守を、イ・ロ・ハ・ニの4つの渡櫓で繋いだ当時最先端をいく連立天守(大天守と2個以上の小天守が口の字に接続された形式)である。複雑な通路と、付随する建築群により、城は見る角度によって大きく変化する。
天守は、戦闘的姿を残しており、籠城戦に備えた「流し台」や「雪隠(せっちん=トイレ)」が設けられている。窓側の移動を容易にする「石打棚」、鉄砲掛けは天守全体で605挺分を数え、銃使用による煙抜きの高窓も129カ所に配されていた。
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兵庫県姫路市が運営する姫路城の公式サイト。姫路城の歴史や城の楽しみ方、イベント情報などを紹介。
姫路城に関する貴重な絵図や史料、古写真、修理図面などの歴史資料や研究成果のデジタルアーカイブ。姫路市だけでなく各地の博物館や研究機関が所蔵する資料も含まれる。
参考文献
- 加藤得二 責任編集,小学館
- 西ヶ谷恭弘, 日[ビ]貞夫 著,文藝春秋
- 平凡社安土城から首里城まで,一度は訪ねたい西日本の名城44。現在の姿と,貴重な古写真や古地図などで移り変わり,見どころを紹介。(日本児童図書出版協会)
- 学研パブリッシング,学研マーケティング
