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新しい憲法明るい生活 / 国立国会図書館デジタルコレクション

日本国憲法の公布

昭和21年(1946)11月3日、日本国憲法が公布されました。翌年5月3日に施行され、皇居前広場では記念式典が開かれました。また、新憲法に基づき、5月20日に現在にいたる国会が召集され、6月23日に第1回国会開会式が開催されました。

【日本国憲法の公布】

日本国憲法の公布原本。
公布書には、第1次吉田茂内閣の各大臣が副署しています。

昭和21年(1946)11月3日、貴族院議場で日本国憲法公布記念式典が開催されました。

昭和二十一年十一月三日 日本國憲法公布記念式典關係 近藤事務官
後年参議院事務総長となる近藤英明は、貴族院の書記官として、貴族院議場で行われた式典の運営に携わりました。綴りには式次第、勅語奉答文案など式典に関する様々な資料が残されています。
同上
資料中には、東京都交通局発行の日本国憲法公布記念電車往復乗車券の貼り込みなども見られます。

【新憲法の普及】

昭和21年(1946)12月1日には、新しい憲法を国民に浸透させるために憲法普及会が設立され、メディアを利用した啓発活動が行われました。児童向けにも新憲法の理念をやさしく説明した本が出版されました。

【記念祝賀会】

昭和22年(1947)5月3日、帝国劇場では新憲法施行記念祝賀会が開催されました。祝賀会では、芦田均憲法普及会会長の開会の辞に続き、東宝交響楽団「祝典交響曲(へ長調)」、諏訪根自子のヴァイオリン独奏、6代目尾上菊五郎による「娘道成寺」の上演等が行われました。

新憲法施行記念祝賀会プログラム
この報告書によれば、招待者は各皇族、衆・参両院議員、官庁、学校の代表者、連合軍各国代表などで、会場所有者である東宝株式会社が短時日のうちに準備を完了したこと等が記録されています。また会場には外国人賓客のために生花、書画が展示され、休憩時間には表千家による茶もふるまわれました。(※デジタル画像について、一部画像不鮮明なため、判読困難な箇所あり)

【第1回国会開会式】

第1回国会開会式は、昭和22年(1947)6月23日に開催されました。当時の首相は社会党の片山哲でした。参観席は712名分設けられましたが、うち180名分は、連合軍関係者で占められていました。

[第一回国会開会式]
新新憲法下、最初の国会開会式運営に関する事務局の記録類。勅語は「本日、第一回国会の開会式に臨み、全国民を代表する諸君と一堂に会することは、わたくしの深く喜びとするところである。」で始まり、天皇はそれまでの「朕」に代わって自らを「わたくし」と呼称しています。