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弘法大師像 / 東京国立博物館 所蔵

空海

真言密教を確立し、日本文化全般にも多大な功績を残す平安初期の僧

774-835(宝亀5-承和2)

平安初期の僧。諡号(しごう)弘法大師。真言宗の開祖。讃岐の人で、俗姓佐伯氏、幼名真魚(まお)。延暦7年(788)伯父阿刀大足(あとのおおたる)について入京、儒学などを修めた。明経道(みょうぎょうどう)の学生として経史を学ぶなか、虚空蔵求聞持(こくうぞうぐもんじ)法を伝授され、以来、阿波・土佐・伊予、吉野金峰山(きんぶせん)などで修行。延暦16年に儒教・道教・仏教の優劣を論じた『三教指帰(さんごうしいき)』を著した(別本『聾瞽指帰』は国宝)。さらに南都仏教を学び、同23年4月に出家得度、空海と号した。同年7月に遣唐使船で唐に渡り、長安・青龍寺の恵果に密教を学び遍照金剛の密号を受けた。大同元年(806)多くの文献と法具を携えて帰国し、同4年入京。

弘仁7年(816)勅許を得て高野山金剛峯(こんごうぶ)寺の建立に着手。同12年には讃岐国の満濃(まんのう)池を修築しており、土木技術にも通じていた。翌13年奈良東大寺に灌頂道場を建立して鎮護国家の修法道場とし、14年には京都東寺を与えられ、密教の根本道場とした。天長5年(828)庶民教育のために綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)を創設。承和2年(835)1月、宮中真言院で後七日御修法(ごしちにちみしゅほう)を行い、同年3月21日高野山で入滅。その教義は『弁顕密(べんけんみつ)二教論』『十住心論(じゅうじゅうしんろん)』などに、文学は『性霊集(しょうりょうしゅう)』『文鏡秘府論(ぶんきょうひふろん)』などに示される。書にもすぐれ、三筆の一。最澄に宛てた書状「風信帖(ふうしんじょう)」(国宝)、「灌頂歴名(かんじょうれきめい)」(国宝)などが知られる。大師の足跡を伝える聖地は各所に残り、四国に所在する聖地は四国八十八所(遍路)となった。

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空海の生涯

宝亀5年、讃岐国多度郡に生まれる
延暦7年、入京
延暦23年に出家、空海と号す。同年、遣唐使船で入唐(大同元年、帰国)
弘仁7年、高野山金剛峯寺の建立に着手
承和2年、入滅
弘仁14年、京都東寺を真言密教の根本道場に定める
宝亀5年、讃岐国多度郡に生まれる

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  • 和歌山県伊都郡高野町高野山にある。金剛峯寺をはじめ、高野山内の文化遺産を保存展示する施設として大正10年(1921)に開設された。国宝21件、重要文化財148件、和歌山県指定文化財17件など、総数およそ5万点に資料を収蔵。

  • 高野山大学(和歌山県伊都郡高野町)が所蔵する仏教や密教、高野山に関する歴史資料をデジタル化し、世界中に公開するアーカイブ。空海の著作や真言密教について閲覧できる。

  • 2019年3月26日から6月2日まで東京国立博物館で開催。『FASHION PRESS(ファッションプレス)』の記事。

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参考文献

  1. サンプルページ「空海」の項。
  2. サンプルページ「空海」の項。
  3. サンプルページ「空海」の項。
  4. サンプルページ「空海」の項。
  5. 加藤友康 [ほか]編,吉川弘文館
  6. 歴史学研究会 編,岩波書店
  7. 対外関係史総合年表編集委員会 編,吉川弘文館