江戸城
現在の東京都千代田区千代田に存在した城で、室町時代に太田道灌によって築城されたのが始まり。その後、江戸幕府を開いた徳川家康による天下普請以後、史上最大の規模に整備された。
室町時代の享徳の乱(1455~83)に際して太田道灌が、現在の本丸の地(皇居東御苑)に築城。当時の江戸の街は、わずかな漁村が点在するだけの寒村であった。その後、小田原北条氏が武蔵支配の一環として整備を実施した。天正18年(1590)徳川家康が入封、慶長8年(1603)征夷大将軍となり幕府を開くと、諸大名に命じて大改修工事を実施した。この天下普請によって、将軍の城としての体裁と城下町が出来上がった。その後、秀忠・家光が改築と拡充を繰り返し、他の大名の城をはるかに凌駕する日本城郭史上例のない周囲約16キロメートル、東西約5.5キロメートル、南北約4キロメートル、面積230万平方メートルの規模を誇る幕府の居城が完成を見た。
天守は、慶長・元和・寛永と将軍交替の度に築き直された。家康の築いた慶長度天守は、白亜の白漆喰総塗籠で、本丸中央に位置、秀忠の元和度天守は、天守を北寄りに移して造営された。家光の寛永度天守は、本丸の西北、北桔橋門内(現在地)に移り、その規模は初重18×16間、高さ約45メートルで、日本史上最大の天守となった。屋根は銅瓦葺き、壁は黒塗りの銅板張り。現在残る天守台は、東西約41メートル×南北約45メートル、高さ11メートルである。
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| タイトル | 主催者 | 会場 | 開始 | 終了 |
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東京都墨田区に所在する江戸東京の歴史と文化を中心に展示する博物館。「江戸城と町割り」が常設展示され、江戸城の外観のほか、内部の一部を模型で見ることができる。
東京都千代田区の皇居参観に関する情報サイト。明暦3(1675)年の大火(振り袖火事)で焼失した天守閣跡は一般公開されている。
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国立国会図書館の電子展示会「錦絵でたのしむ江戸の名所」では、江戸時代の名所の賑わいや景観、季節の娯楽などを垣間見ることができる。「江戸城」の項では江戸城にまつわる錦絵がまとめてある。
参考文献
- 西ヶ谷恭弘, 日[ビ]貞夫 著,文藝春秋
- 加藤理文 著,サンライズ出版