「観音霊験記 西国順礼三拾二番 近江観音寺」 「人魚」 / ボストン美術館(ARC浮世絵ポータルデータベース)
人魚
上半身が人間で下半身が魚の姿をして水中に生息する伝説の生き物。日本各地に伝承が残っている。
上半身が人間で下半身が魚の姿をして水中に生息する伝説の生き物。『日本書紀』によれば、推古27年(619)、現在の大阪府である摂津国で珍魚が発見された。これが日本における「人魚」の最も古い記述である。
こうした「人魚の伝説」は日本各地に残されている。
文化2年(1805)には、現在の富山県にあたる越中国の沿岸で人魚を捕らえたという瓦版が刷られた。瓦版の記述によればこの人魚は450丁の鉄砲で撃退されたという。アイヌ民話では、北海道の内浦湾(うちうらわん)に「アイヌソッキ」と呼ばれる人魚とよく似た生き物が住んでいるとされ、その肉を食べると長生きすると伝えられている。類似の伝説に、「八百比丘尼(やおびくに)」伝説がある。八百比丘尼は人魚の肉を食べ、1000年の寿命を得たという。
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滋賀県近江八幡市に所在。聖徳太子が出会った人魚を成仏させるために建立したとの縁起がある。
