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【重要文化財】浜松図真形釜(15世紀) 東京国立博物館蔵 / ColBase

茶道具

茶の湯で使用する道具。茶席では鑑賞の対象となり、「用」と「美」の両方の要素が求められる

装飾道具(床の間に飾る掛物・花入れ)、点前道具(点前に用いる釜・茶碗・茶杓)、懐石道具(懐石に用いる器・酒器)、水屋道具(水屋で用いる水桶・水屋柄杓)などに大別される。材質は、陶磁・金工・木竹工・漆工・染織・紙など多岐に渡り、さまざまな工芸品が茶道具として用いられてきた。

鎌倉時代、中国から宋風の喫茶法がもたらされると、各種の茶道具もまた中国から渡来した。宋・元・明時代の中国で制作された道具を、茶の湯では「唐物(からもの)」と呼び、以来、「唐物」を第一として珍重する傾向は今日まで継承されている。

室町時代に入り、日本で茶の湯の文化が広がるにつれて、瀬戸・美濃などの国内の窯でも「唐物」を模した茶道具の生産が始まった。これらの国産の茶道具は「唐物」に対し、「和物」と呼ばれる。やがて、千利休らによる「わび茶」が隆盛すると、「わび茶」の美意識にかなうものとして、「高麗物」と呼ばれる朝鮮半島の民窯で制作された碗が茶碗の主流となった。また、一方で、和物の茶道具も「わび茶」の茶風に合うものへと変容し、日本独自の展開を見せることとなった。

茶道具は茶席において鑑賞の対象となるため、機能だけではなく、「用」と「美」の両方の要素が求められる。また、複数の茶道具を使う時の組み合わせを「取り合わせ」と言い、茶席では会のテーマに合わせて、床の間の掛物をはじめ、茶器や茶碗、茶杓などあらゆる道具の色合いや意匠が勘案される。

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  • 日本と東洋の文化財を守り伝える中心拠点としての役割を担う我が国の総合的な博物館です。

  • 平安時代から江戸時代の京都文化を中心とした文化財を取り扱う地域に根ざした博物館です。

  • 東急電鉄の創始者・五島慶太が蒐集した日本・東洋の古美術品を収蔵する私立美術館。国宝・重要文化財を含む約5千件の所蔵品は、墨跡、古筆、茶道具などで構成されている。茶道具類は館蔵展などで展示。

  • 三菱財閥の岩﨑彌之助と岩﨑小彌太の父子二代によって設立された美術館。国宝・重要文化財を含む、約6,500点の東洋古美術品を収蔵。年間4~5回開催される展覧会では、中国・南宋時代の国宝「曜変天目」をはじめとする所蔵品をテーマ別に公開。

  • 近代数寄者・畠山一清(即翁)が収集した、日本・中国・朝鮮の古美術品を展示公開する私立美術館。茶道具を中心とした収蔵品約1,300件には、国宝・重要文化財も含まれる。庭内には即翁の好みによる5つの茶室が点在。

  • 三井家伝来の約4千件の美術品を収蔵。国宝・重要文化財に指定された名品を含む茶道具類が収蔵品の約半数を占める。展示室内に三井家ゆかりの茶室「如庵」(国宝)の室内が再現され、茶道具の取り合わせを展示するほか、企画展にあわせて収蔵品を公開。

  • 石川県内の伝統的工芸品全36品目をすべて展示する施設。常設展示では、金沢漆器、山中漆器、大樋焼、茶の湯釜など、石川県の伝統工芸の技で作られた茶道具を展示している。

  • 尾張徳川家伝来の大名道具を収蔵・展示。「名品コレクション展示室」内、「第2展示室 大名の数寄ー茶の湯ー」「第3展示室 大名の室礼ー書院飾りー」では、尾張徳川家伝来の茶道具の名品を鑑賞できる。

  • 裏千家センター内にある茶道を総合的に学ぶことができる施設。掛物、茶碗、花入などの茶道具や関連の美術工芸品、文献史料など、茶の湯に関する資料を展示。2階陳列室には、茶室「又隠(ゆういん)」(重要文化財)の写しが設けられている。

  • 千家十職の一つ「茶碗師」を務める窯元・樂家に隣接する美術館。樂歴代の作品を中心に、茶道工芸、美術品、古文書など樂家に伝わる資料を収蔵・展示。

  • 千家十職の一つ「釜師」を務める、大西家伝来の茶釜や茶道具を展示。京釜の伝統と歴史を学ぶことができる。

  • 表千家不審庵が運営。茶の湯の道具の意味、歴史、見どころなどを詳細に解説。

  • 裏千家今日庵が運営。茶席で必要な道具類を初心者にも分かりやすく紹介。

参考文献

  1. 茶道資料館 編,淡交社