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埴輪 挂甲の武人 / 東京国立博物館

埴輪

古墳時代、古墳上に並べられた土製の焼き物。円筒や人物、動物などさまざまな形がある。

古墳の墳丘や造り出しなどに並べられた土製の焼き物。弥生時代後期、吉備地方の首長墓に供えられた特殊器台形土器をルーツに持つといわれ、古墳出現期に円筒埴輪や朝顔形埴輪などが作られるようになった。その後、家・人物・動物・器財などをモデルとした形象埴輪が登場した。なぜ埴輪がつくられたのかには諸説あるが、円筒埴輪は一定の区画を囲むように並べられて結界としての役割を果たしたとされる。一方、形象埴輪は生前の生活を再現したものや、王位継承の祭祀を再現したものといった説がある。

文献では、『日本書紀』垂仁天皇32年7月条に記述がある。当時、大王(天皇)の付人などを生き埋めにして死後の供とする殉葬が行われていたが、あまりに残酷であるとして11代垂仁天皇がこれを禁じた。その際、土師(はじ)氏の祖といわれる野見宿禰(のみのすくね)が人間の代わりに埴輪を焼いて陵に並べることを提案し、これが採用されたという。しかし、形象埴輪よりも円筒埴輪の登場の方が早く、また殉葬の習慣も日本では確認されていないため、あくまでも伝説の域を出ないといわれている。

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タイトル主催者会場開始終了
朝霞市博物館2002/5/82002/7/5
堺市博物館2005/10/42005/12/4
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館2011/2/52011/3/21
奈良文化財研究所 飛鳥資料館2005/8/22005/8/31

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  • 東京都台東区に所在。「踊る人々」などの埴輪がコレクションされている。

  • 埼玉県行田市に所在。東日本最大の古墳群を中心に整備された公園内にあり、出土した埴輪が展示されている。

  • 奈良県橿原市に所在。県内から出土した古墳の埴輪が展示されている。

  • 群馬県高崎市に所在。保渡田古墳群から出土した埴輪や当時を再現した模型が展示されている。

  • 千葉県横芝光町に所在。芝山古墳群から出土した埴輪を展示している。埴輪列が原位置を保った稀有な例。

  • 大阪府高槻市に所在。史跡今城塚古墳を整備、埴輪群が復元されている。

  • 大阪府高槻市に所在。日本最大級の埴輪生産遺跡で、同じく高槻市の今城塚古墳の埴輪も製作されていた。

  • 古墳・埴輪に特化した博物館。バーチャルミュージアムで埴輪の種類や意味が解説されている。

参考文献