ザビエル
イエズス会創成期のスペインの宣教師。日本に初めてキリスト教を伝えた
1506-1552
フランシスコ・ザビエル。ザビエー、ザベリヨ、シャビエルなどともいう。スペインの宣教師、聖人で、日本最初のキリスト教伝道者、「東洋の使徒」とよばれた。スペインのナバラ王国のバスク系貴族のエチェベリーア家に生まれ、パリ大学留学中にロヨラと出会い、イエズス会の創立に参加した。ポルトガル王ジョアン3世の依頼で、1541年リスボンからインド布教に出発、1542年ゴアに着き、南インド、マレー半島、モルッカ諸島で布教。その間、最初の日本人として鹿児島出身のヤジロウ(アンジロウ)らを知り、その案内で1549年(天文18)トレスやフェルナンデスら宣教師を伴って鹿児島に上陸。島津貴久に会見し、10か月ほど滞在した。平戸・山口を経て京都に至ったものの布教の目的が叶わず、周防山口に戻って大内義隆の庇護を得て布教を行うことができた。また豊後(ぶんご)の大友宗麟(そうりん)に謁見した。1551年豊後を出帆してゴアに向かい、翌年には中国での布教を目ざして広東(カントン)の上川(サンショアン)島に上陸したが、熱病に冒されて病没した。遺骸はゴアに移され、のち右腕はローマに送られた。1622年聖人の位に列せられ、1904年「世界の伝道事業の保護者」と定められた。
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16~17世紀、ヨーロッパ。京都府福知山市福知山城堡内出土。表はイエズス会創始者イグナチウス・ロヨラ、裏はフランシスコ・ザビエルを表す。小型のメダイによく見られる主題で、長崎や平戸でも同様のメダイが発見されている。頭上に光があることから、ロヨラもザビエルも聖人として扱われていることがわかる。
16世紀後期~17世紀初期、重要文化財。無原罪の聖母。裏の面には大天使ミカエルが描かれる。ザビエルはミカエルを日本の守護天使に定めたとされる。
長崎奉行所キリシタン関係資料、重要文化財。この聖母像は、ザビエル渡来の後、17世紀後期にイタリアで制作され、宝永5年(1708)に屋久島で捕えられた作者のイタリア人宣教師シドッチによってもたらされた。
明~清時代・17世紀の作、重要文化財。白磁(はくじ)製。キリスト教が禁じられた日本では、マリア像は入手できなかった。そのため中国でつくられた白磁や青磁の観音像を、マリア像として信仰した。
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聖フランシスコ・ザビエルを描いた礼拝画がある。
山口県山口市に所在する山口サビエル記念聖堂のサイト。「聖フランシスコ・サビエル」のページではその生涯を紹介し、「旧サビエル記念聖堂の歩み」のページの中では「写真で見る宣教のあゆみ」として多くの関連写真が紹介されている。なお、その足跡や日本でのキリスト教の歩みなどを展示するクリスチャン記念館が、記念聖堂1階に設けられている。
京都外国語大学付属図書館と京都外国語短期大学図書館が運営するサイト「京都から世界へ」の中にある。「貴重書・デジタル関連」の中の「デジタル展示会~世界と日本~」をクリックし、平成11(1999)年度稀覯書展示会「ザビエルとその周辺」に入る。ザビエルやイエズス会関係の書簡・伝記や書籍などを紹介している。
聖フランシスコ・ザビエル生誕500年として、ザビエルの生い立ち、その歩んだ道(渡航図)、ザビエルの保護をいただく教会などを紹介する。カトリック中央協議会のサイト。