友禅染
京友禅、加賀友禅で知られる。江戸中期以降に発達、普及した文様染で、手描き、糊(のり)防染による彩色が特徴
江戸中期に創始された糊防染による多彩な文様染。京の扇絵師・宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)の創案という。17世紀中頃から従来の技法を統合して発達、流行したとみられ、友禅に関する初期の文献として、貞享5年(1688)刊の『友禅ひいなかた』(元禄8年再板)がある。その技法は、絹布などに、もち米を主剤とする防染用の糊で人物・花鳥など模様の輪郭を描き、その上に染料や顔料で彩色(色差し)を施す。さらにその部分を伏せ糊で厚くおおって地色を刷毛(はけ)で染め(引き染め)、乾燥後に糊を水で洗い落として仕上げる。
特徴は手描きであること、染色が塗り染めになったことで、日本の染色工芸史における画期的な進歩とされている。生産地として古くから京都が知られ、賀茂川染(かもがわぞめ)の呼称があり、京友禅の名で知られる。加賀にも伝統的に同様の手法が伝わり、加賀友禅と称される。明治以後、友禅染に化学染料が使用されるようになり、染料に糊を加えた写(うつ)し糊の技術、型友禅(かたゆうぜん)の技法が開発され、古来の手描き友禅に加えて大衆的な製品も普及した。
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石川県金沢市にある。加賀友禅の実演のほか、試着、手作り体験などができる。
東京都青梅市にある。皇室衣装・江戸時代衣装・振袖等収集。
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用語辞典が収められている。そのか着物の文様、着物のTPO、京友禅などについても詳しく解説している。
収蔵品は約15,000点。世界の染織品が多数コレクションされている。美術館収蔵品データベースでは染織に関する資料が公開されている。
文化学園服飾博物館所蔵の貴重な資料約600件をデジタル化し公開。国や地域、年代から検索することができる。
京都友禅協同組合のサイト。京友禅について詳しく紹介。京友禅制作に使用する道具を写真付きで解説している。
協同組合加賀染振興協会のサイト。加賀友禅の歴史や特徴、制作過程、ギャラリーなどあり。
東京手描友禅(東京友禅・江戸友禅)の由来を説明。染芸展の案内もあり。東京都工芸染色協同組合のサイト。
「美の壺」のダイジェスト。
「美の壺」のダイジェスト。
参考文献
- 「友禅」、「加賀友禅」の項。
- 「友禅」の項。
- 日立デジタル平凡社,平凡社
