柳
色彩の美しさ、枝のしなやかさで古くから親しまれてきた植物
ヤナギ科ヤナギ属Salix植物の総称であるが、狭義にはシダレヤナギを指すことが多い。ヤナギ属植物は落葉性の樹木で、世界に300種以上が知られ、主として北半球に分布する。日本にはネコヤナギやコリヤナギなど約30種が知られる。春開花し、花は穂上に連なって咲く。雌雄異株で虫媒花である。
シダレヤナギは中国原産で、日本には古くに渡来した。枝は柔軟で長く下垂し、葉は細長く、裏面は白い。3~4月、葉が伸びる前に花穂をつけ多数の黄緑色の小花を開く。各地の川岸や街路に並木状に植えられたり、庭木とされたりし、枝は薬用とされる。
ヤナギの仲間は生育が早く大木になるが、材は軟弱なので、パルプや軸木、箱の製造など特殊な用途にしか使われない。ただ、コリヤナギは枝が柳行李(やなぎごうり)づくりに利用される。
柳は生命力に満ち、春一番に芽吹くため、正月の餅花(もちばな)をつけたりして、豊作や健康を祈る風がある。また呪力をもつ神聖な木として、集落の境界に植えて目印とされたり、橋の傍らや遊郭の出入口(しばしば「見返り柳」といわれる)に植えられたりして、この世と異界の境を示す象徴と見られた。このため柳には幽霊や妖怪の出没伝説をもつことが多い。
なお、中国の「楊」は主として同じヤナギ科のポプラ属植物を指すことが多い。ヤナギ属と合わせて「楊柳(ようりゅう)」というが、ともに水辺を好むことから、雨乞いに用いられたという。
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| タイトル | 主催者 | 会場 | 開始 | 終了 |
|---|---|---|---|---|
| 津南町農と縄文の体験実習館なじょもん | 2006/4/15 | 2006/4/15 |
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ジャパンサーチの外で調べる
東京都目黒区白金台に所在する国立科学博物館の附属施設。HPのトップ画面右端の「自然教育園の生物データベース」をクリックし、「自然教育園の写真データベース」を選択。キーワードに「ヤナギ」と入力して検索すると、写真の閲覧ができる。
茨城県つくば市天久保に所在する国立科学博物館の付属施設。HPのトップ画面右端の「園内の植物を調べる 植物図鑑」をクリックし、「キーワードで探す」に「ヤナギ」と入力して検索すると、柳の写真を閲覧できる。植物名などで検索することも可能。
地方独立行政法人北海道立総合研究機構(道総研)が運営するウェブサイトより、森林研究本部林産試験場のページから。
上記と同じ。和名ヤマナラシ、別名ハコヤナギ。
国立国会図書館 電子展示会のサイトより。動物・植物・鉱物そのものの記述から、衣食住や医薬・文学・趣味などの面からの叙述も含め、広く「博物誌」として学ぶことができる。
参考文献・参考サイト
- 大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 編,平凡社新しい系統分類体系APG?を採用、旧版の知見をもとに新しい情報を付加し、カラー写真も一新。バラ科からセンダン科を収載。 (日本児童図書出版協会)。本データは2016年9月刊行の改訂新版 第3巻で、ヤナギ科が収録されている。
- 「ヤナギ」の項
- 「ヤナギ」の項
- 「やなぎ【柳】」の項
