北前船
江戸時代に北海道~大坂間を往来した大型和船。北方交易に活躍した
江戸中期から明治の初めにかけて北海道と大坂を結んで西廻航路を往来した廻船。通称千石(せんごく)船で、弁才(べんざい)船・どんぐり船とも呼ばれた。四角形の帆をもつ1本マスト、竜骨のない厚板と横の梁で構成された和船で、約150トン規模の船である。江戸中期以降、西日本で木綿や藍など工芸作物の栽培が盛んになるにつれ、北海道産の魚肥の需要が高まり、西廻航路での商業活動が発達して開発された。西国で米・塩・酒などを仕入れて北国で売り、北海道や東北からは昆布やニシンなどを買い入れて、日本海から下関を回って瀬戸内海諸島や大坂へ運んで売った。船主が荷主を兼ねた買積みであった。主な船主には銭屋五兵衛、高田屋嘉兵衛、本間光丘などがいる。
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兵庫県神戸市にある博物館。北前船をはじめ和船の模型や江戸時代の航路図など航海に関する史料が展示されている。
石川県加賀市にある資料館。北前船で栄えた船主の館や当時の街並みに関する資料が展示されている。
富山県高岡市にある資料館。北前船の船主であった秋元家住宅を資料館として公開している。
国立国会図書館は、国会に属する唯一の国立の図書館です。国内外の資料・情報を広く収集・保存して、知識・文化の基盤となり、国会の活動を補佐するとともに、行政・司法及び国民に図書館サービスを提供しています。
日本と東洋の文化財を守り伝える中心拠点としての役割を担う我が国の総合的な博物館です。
日本写真保存センターは先人たちが記録した写真を後世に伝えることを目的に活動をしております。フィルム・乾板など、カメラを通して記録された媒体を「写真原板」と定義し、写真原板の末長い保存と利活用の促進をはかるために、写真原板の収集、保存、アーカイブ作成など、様々な調査研究を行っています。
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北前船日本遺産推進協議会が運営するサイト。北前船の歴史や寄港地の生活や文化などを写真や動画などを使用して紹介している。
「日本遺産ポータルサイト」は、文化庁文化財部記念物課が地域の歴史的魅力や特色をストーリーとして認定する「日本遺産」に関する情報を提供するために構築したサイト。その中にSTORY #039として北前船関連のページがある。
能登半島の観光を案内するサイトで、北前船の寄港地や海運で栄えた「時国家」などを紹介した「能登半島 北前船ものがたり」のページがある。
北海道から九州の日本海側各地で連携して設けられた「日本海にぎわい・海道交流ネットワーク」が運営するサイトで、「日本海を知るーにぎわい探検隊・北前船の巻」のページがある。
参考文献
- 加藤友康 [ほか]編,吉川弘文館
- 歴史学研究会 編,岩波書店
- 対外関係史総合年表編集委員会 編,吉川弘文館
