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化粧 / 立命館大学アート・リサーチ・センター

化粧

顔や体に赤い顔料を施すことから始まった身体装飾の一種で、縄文時代にまで遡ることが確認されている。平安時代からは「白化粧」が行われるようになった。

古代の日本における化粧は、縄文時代から奈良時代までは顔や体に赤い顔料を施す「赤化粧」が行われていたという。古墳時代に出土した人型の埴輪にも目や口の周りに赤い顔料が塗られている。古代では、ベンガラや辰砂を辟邪(へきじゃ)のために用いていたとされる説があり、「赤化粧」も何らかの呪術的な役割を持っていたと考えられている。

平安時代からは、新しい美意識の下で「白化粧」が行われるようになる。

江戸時代の化粧は、口紅の赤、白粉(おしろい)の白、お歯黒や眉墨の黒という3色から構成されていた。当時の白粉には鉛白粉が用いられており、胸や背中まで白く化粧をする役者の中には鉛中毒を発症する者も少なくなかったという。

本来、化粧は神事や結婚式などハレの日に限られていたが、明治以降、都市部から早く広まり、女性の容色を整えるために日常的に行われるようになった。また、明治時代に入ると、鉛白粉の有害性が論じられるようになる。明治39年(1906)に刊行された『化粧の手引』には、鉛中毒の予防法や、鉛の入っていない白粉を使用するようにという記載が見られる。

第二次世界大戦後、アメリカの化粧様式が注目され、さまざまな化粧品も販売され、色とりどりの化粧が人々に浸透していった。

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  • 東京都品川区に所在。ポーラ文化研究所の刊行物や映像資料、独自調査のレポート約90件をはじめ、約15,000冊の書籍や雑誌、1980年代以降の化粧関連新聞記事などを公開。

  • 東京都港区に所在。紅と紅屋の歴史、日本の化粧史を常設で紹介する伊勢半グループの企業資料館。常設展は観覧無料。化粧に関連する史資料が収蔵されており、サイト内にその一部を紹介。

  • 日本化粧品工業連合会は、化粧品の製造業者によって業界の健全な発展を推進するため、昭和34年(1959)に設立された全国団体。

  • 2012年2月14日から 2012年3月25日にかけて開催された展示『化粧』の作品リスト。

  • 2019年12月3日(火)~2020年5月6日(水) 日本の美容観や衛生観に影響を与えてきた石鹸と化粧品の歴史を商品と広告類を使って紹介する。

参考文献

  1. 大和勇三 著,改造社
  2. 資生堂ビューティーサイエンス研究所 編,フレグランスジャーナル社
  3. 佐々木多聞 著,日高有倫堂
  4. 山田美妙 著,開拓社
  5. 長崎白美社 編,長崎白美社
  6. 愚庵 著,文陽堂[ほか]
  7. 喜田川守貞 著,室松岩雄 等校訂,聖光社
  8. 東西庵南北 作,歌川国丸 画,丸屋文右衛門
  9. 池田錦水 著,家庭新報社
  10. 所青楓 著,田村定助
  11. 野村久太郎 編,伊東胡蝶園
  12. 三田村真喜 (雪の家主人) 著,美人社