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藍染
日本においてはタデ科のタデアイという植物で染めた物、あるいはその技法を指す。
日本においてはタデ科のタデアイという植物で染めた物、あるいはその技法を指す。世界各地では、インディゴと呼ばれる青色の色素を含むさまざまな植物が染色に利用されているが、タデアイもそうした植物の一種。
現存する日本最古の藍染は、正倉院に伝わる「縹縷(はなだのる)」で、大仏開眼に用いられた、大仏と開眼の筆をつないだ約200メートルの長さの紐である。藍色の染料として、原料のタデアイの葉を乾燥・発酵させた「蒅(すくも)」に加工することで流通と通年の利用が可能になった。徳島藩では、殖産事業として藍の栽培と藍染が奨励され、蒅が特産物として「阿波藍(あわあい)」と呼ばれた。
江戸時代に木綿が大量生産されると、染めとの相性の良さから庶民にも藍染の衣服が普及し、「絣」「絞り」「型染め」などの染色技法も発達。風呂敷やのれん、各種職人の仕事着にも用いられるようになった。各地に藍染の作業をする「紺屋(こうや)」ができ、当時の図絵からその工程を確認することができる。
明治になると、安価で一般に普及していたことから、郵便配達員や鉄道員の制服にも藍染が採用された。来日した外国人が、藍色の染め物を日本中どこでも目にすることから、藍染を「ジャパンブルー」と呼んだといわれている。
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参考文献
- 安藤宏子 著,誠文堂新光社
- 三木産業 (株) 技術室 編,裳華房
- 吉原均, 山崎和樹, 新居修, 川人美洋子, 楮覚郎, 宇山孝人, 川西和男 著,農山漁村文化協会