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貢進船図 第2尚氏時代、19c / 東京国立博物館 画像検索

琉球貿易

14~16世紀に琉球(沖縄)が中国・日本・朝鮮および東南アジア諸国間で行った中継貿易

14世紀から16世紀にかけて琉球(沖縄)が中国・日本・朝鮮および東南アジア諸国との間で行った対外貿易。琉球船による中継貿易で、明(みん)の海禁政策に伴い、中国商人の海外通商が大幅に狭められた時機に琉球商船が本格的に南海諸国へと進出し、琉球王国は「貿易国家」「海洋国家」の名をほしいままにした。明との朝貢貿易では有利な条件を保障されて優良な産品を入手し、朝鮮や日本、東南アジアのシャム、アンナン、マラッカ、ジャワ、パレンバン、スマトラ、ルソンなどと盛んに交易した。東南アジアからは染料・香辛料・酒・象牙・錫などを買い入れて中国や日本で売りさばき、東南アジアへは中国の絹織物・陶磁器、日本の刀剣などを輸出した。こうした中継貿易の隆盛は、中国人の帰化集団の活用、中国製の大型ジャンク船の利用といった航海・貿易体制の充実があったからで、それは琉球王国が国策の基本としてこの貿易に臨んでいたことによる。首里城正殿に懸けられていた万国津梁(しんりょう)の鐘には、海運をもって万国の架け橋たらんとした王国の気概が刻まれている。しかし16世紀中頃の中国商人や日本商人の南方への進出、ポルトガル人やスペイン人の来航などによって、琉球の優位性が奪われ、貿易は次第に衰えた。

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  • 那覇市にある。常設展にはモノを重視した歴史部門展示が設けられている。

  • 沖縄の国宝、美術工芸品、文書資料、写真資料など、貴重な展示品が閲覧できる。

  • 国立国会図書館は、国会に属する唯一の国立の図書館です。国内外の資料・情報を広く収集・保存して、知識・文化の基盤となり、国会の活動を補佐するとともに、行政・司法及び国民に図書館サービスを提供しています。                                             

  • 日本と東洋の文化財を守り伝える中心拠点としての役割を担う我が国の総合的な博物館です。

  • 東京国立博物館は、重要文化財「アジア航海図」など、琉球関係の資料を所蔵。

  • 国土地理院は、我が国唯一の国家地図作成機関であり、国土交通省の特別の機関です。

ジャパンサーチの外で調べる

  • 東京国立博物館研究情報アーカイブズの「古写真データベース」では、首里城内ノ正殿、首里城内ノ門、首里城内ノ書院、首里城内ノ左廊、首里城側ノ弁天池などがみられる。

  • 沖縄県浦添市立図書館館長上里隆史氏による解説。「交易国家としての琉球王国」「琉球の交易活動」「港市国家、琉球」。

  • 琉球王国は、交易時代に中国の品物を船に積み込み、日本や朝鮮、東南アジアに出かけて中継貿易を展開したことにより、琉球には広くアジアの品物があふれた。そのなかで工芸も海国諸文化の影響を受けて独自の技法を発展させた。

  • グスク時代 (貿易のはじまり)、琉球王朝時代(那覇港のはじまり)、明治・大正・昭和時代(那覇港の発展)に分け、写真や絵図などを用いて紹介する。

参考文献