日本地図屏風 / 神戸市立博物館 所蔵
行基図
江戸時代以前につくられた日本全図の総称
行基が作ったとの伝承があるが、後世の付会であろうといわれている。丸みを帯びた日本全体の輪郭線の中に、畿内を中心として、七道の方向、諸国の順位と隣接関係が示される。行基図は平安~江戸初期まで作成・使用され、16世紀末には西欧にも伝えられてオルテリウスらの日本図のもとになった。有名なものに賀茂御祖(かもみおや)神社(下鴨社)の延暦24年(805)「輿地図(よちず)」、鎌倉末期の『拾芥(しゅうがい)抄』中のもの、唐招提寺の「南贍部洲大日本国正統図(なんせんぶしゅうだいにほんこくしょうとうず)」、豊臣秀吉が所持した扇面の日本近域図、福井県小浜市発心寺の「日本図屏風」などがある。
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海外で製作された日本図
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兵庫県神戸市にある市立博物館。行基図である『日本地図屏風』など多くの古地図を収蔵している。
茨城県つくば市にある国土地理院のホームページ。「古地図コレクション」のページでいくつかの行基図が検索できる。
参考文献
- 加藤友康 [ほか]編,吉川弘文館
- 歴史学研究会 編,岩波書店
