街道
近世までの主要幹線道路。参勤交代をはじめ旅行・通信・物流に役立った
主要な幹線道路で海道とも記す。日本で街道が整備されたのは大化改新後で、山陽道を大路(たいろ)、東海道、東山道を中路、その他を小路と定めた。鎌倉幕府創設に伴い京と鎌倉を結ぶ東海道の整備が図られた。戦国時代には各領国内の街道整備が進んだものの、関所の設置などとあいまって領国外に対しては封鎖性が濃かった。江戸時代には江戸を中心とした五街道が最も重視され、伊勢路、佐屋路、美濃路、中国路、水戸路などを脇街道とする制度が確立した。五街道は、東海道、中山道、奥州街道、日光街道、甲州街道がそれにあたり、道中奉行が管理し、宿を設けて旅籠屋(はたごや)、茶店を置き、人馬を常備し、一里塚や並木などを整備して旅行の便が図られ、通信、物資輸送などに大きな働きをした。諸街道には関所や番所が置かれたが、明治に入って撤廃された。なお、普通に「街道」といえば、都市や集落の間を結ぶ道路を指し、多くの場合、到着地の地名を冠して名づけられる(「川越街道」、「青梅街道」など)。これらでは、宿場などの旅行施設が完備されないものが多い。
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| タイトル | 主催者 | 会場 | 開始 | 終了 |
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大阪府太子町にある町立資料館。「日本遺産」に指定された竹内街道の歴史資料が展示されている。
日本の道の歴史をたどり、各時代における道のあり方や道路制度、道路・交通政策について紹介する。
国土形成史から見た社会資本整備
「古地図コレクション」は、国土地理院が運営するサイト。国土地理院が所蔵する古地図などを公開しており、「道中図・案内図」では街道に関連するものなど28件が紹介されている。
2012年7月から8月に開催された山口県立美術館での展覧会。そのための紹介サイトで、明和元年(1746)頃に長州萩藩の絵図方、有馬喜惣太が中心となって描いたといわれる「行程記」(山口県文書館)の山口市旧市街地部分を見ることができる。「行程記」は萩から江戸までの長大な参勤交代路を描いた街道絵図の傑作といわれ、萩往還や山陽道、東海道などが描かれている。
埼玉県さいたま市大宮区にある県立博物館の特別展。
参考文献
- 平凡社
- 加藤友康 [ほか]編,吉川弘文館
- 歴史学研究会 編,岩波書店