「近松門左衛門信盛之像」 / 立命館ARC
近松門左衛門
江戸時代の元禄文化を代表する浄瑠璃及び歌舞伎の作者。代表作は『曽根崎心中』など。
1653年-1724年(承応2-享保9)
江戸時代の元禄文化を代表する浄瑠璃及び歌舞伎の作者。越前吉江藩の武士の次男として生まれ、父が浪人となり一家で移り住んだ京都で公家に奉公する。宇治加賀掾の宇治座で作者修業を始め、後に義太夫節人形浄瑠璃を共に成立させる竹本義太夫と出会う。最初の近松作品と確認できるのは、天和3年(1683)、31歳の時の『世継曽我(よつぎそが)』である。宇治座で人気を博し、竹本義太夫の竹本座でも旗揚げ公演として上演され、近松の出世作となった。
元禄歌舞伎を代表する坂田藤十郎の都万太夫座で座付作者として活躍すると、元禄16年(1703)に歌舞伎の作品作りで培った作風で浄瑠璃の『曽根崎心中』を上演し、代表作となる。「心中物」は社会現象ともなり、現実の心中を誘発するとして、享保7年(1722)には、心中物禁止令も出された。『曽根崎心中』上演後、体制を整え新たに発足した竹本座の座付作者となり、生活の場を大坂に移し、生涯を懸けて浄瑠璃の盛況に尽力した。現在、およそ150篇の近松作品が確認されている(浄瑠璃100数十篇、歌舞伎30数篇)。
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参考文献
- 和泉書院
- 河竹繁俊 著,吉川弘文館
- 集英社
