本文に飛ぶ
/

狩りを得意とする夜行性の鳥類。かつては悪禽と恐れられた

フクロウ目フクロウ科に属する鳥類の一種。ユーラシア大陸の北方に広く分布し、日本では北海道から九州に至るまで、主に森林地帯を中心に生息する。全長は50~60cmほどで、全身を灰褐色の羽毛が覆う。硬い羽毛が同心円状に密生する顔周りの窪みは「顔盤(がんばん)」と呼ばれ、集音器の役割を果たす。耳は非対称に備わり、左右の鼓膜に伝わる音のわずかな差によって、完全な暗闇においても正確に獲物の位置をとらえられる特性がある。多くは夜行性で、足には鋭く尖った爪をもち、小型の哺乳類や鳥を主食として生活を営む。

古代中国においては母鳥を食べる不幸の鳥とされ、日本でも元禄8年(1695)に刊行された江戸時代の食物書『本朝食鑑』において、悪禽で人間の爪を食うと記されている。西洋においても不吉の前兆とみなされたこともあったが、古代ギリシアでは神話に登場する知恵や技芸の女神アテネの鳥として信仰され、現在でも知恵と技芸の象徴として親しまれている。また、アイヌ民族の間では北海道にのみ生息するシマフクロウを神聖な生き物として飼育し、儀礼的に殺して神の世界に送り返す「フクロウ送り」の儀式がかつては執り行われていた。


関連するひと・もの・こと

本で知る

もっと知りたい

梟の像

梟の絵画

梟の仮面

動画を探す

過去の展覧会を探す

タイトル主催者会場開始終了

見に行く

  • 国立国会図書館は、国会に属する唯一の国立の図書館です。国内外の資料・情報を広く収集・保存して、知識・文化の基盤となり、国会の活動を補佐するとともに、行政・司法及び国民に図書館サービスを提供しています。                                             

  • 東京富士美術館は、1983年11月3日に東京西郊の学園都市・八王子にオープンしました。「世界市民を育む美術館」をモットーに、世界31カ国・1地域の美術館や文化機関との友好関係を築きながら、各国の優れた芸術を紹介する海外文化交流特別展を企画・開催しています。収蔵品は日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど約3万点に及び、とりわけルネサンス、バロック、ロココ、ロマン主義、印象派、現代にいたる西洋絵画500年の流れを一望できる油彩画コレクションと、写真の誕生から現代までの写真史を概観できる写真コレクションは国内有数のコレクションとして知られています。

  • 慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)は、慶應義塾が長い歴史の中で蓄積してきた、美術、考古、文学、歴史、医学など多様な領域に渡る文化財コレクションと、その背後にある教育・研究活動をつなぐ「ハブ」となるミュージアムです。デジタルとアナログが融け合う環境のなかで、文化財(オブジェクト)を基点としてさまざまなコミュニティが交流し、新たな発見や発想を生み出す場となることを目指しています。

  • 国立民族学博物館(みんぱく)は、世界最大級の博物館機能と大学院教育の機能を備えた、文化人類学・民族学の研究所として世界で唯一の存在です。

  • 三重県津市に所在。三重の自然、歴史、文化にかかわる学術標本資料を収集し、「フクロウとネズミ」を所蔵する。

  • 北海道置戸町に所在する町立図書館。「シマフクロウ」の剥製を所蔵する。

  • 昭和48年(1973)、都立日比谷図書館の蔵書を引き継ぎ、東京都港区に開館。月岡芳年作「郵便 報知新聞 第六百二十八号」を所蔵する。

ジャパンサーチの外で探す

  • サントリーが運営する日本の鳥百科事典。大きさや住環境などのキーワード検索でさまざまな鳥を紹介し、鳴き声も収録する。イラストや写真も豊富。

  • 日本野鳥の会が運営するサイト。写真アーカイブが充実しており、野鳥に関する様々な情報を知ることができる。

  • 日本では北海道のみに生息し、絶滅の危機的状況にあるシマフクロウについての情報を発信。機関誌「北海道シマフクロウ通信」は、バックナンバーも含めて読むことができる。

参考文献

  1. 国松俊英 著,偕成社
  2. 真木広造 写真,大西敏一 解説,平凡社最多の掲載種数590を擁した日本の野鳥写真図鑑。各鳥の識別ポイント,類似種との見分け方,世界の分布図など解説も詳細に付す。(日本児童図書出版協会)
  3. Birder編集部 編,文一総合出版
  4. 鈴木棠三 [著],KADOKAWA