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解体新書 扉 / 国立国会図書館デジタルコレクション

解体新書

江戸時代に杉田玄白、前野良沢らが訳出した日本で最初の西洋解剖学の書

江戸中期の日本最初の西洋解剖学訳述書。安永3年(1774)刊。杉田玄白、前野良沢が中心となり、中川淳庵、桂川甫周(ほしゅう)らの協力により翻訳された。本文4巻と序・図1巻からなり、図は小田野直武(おだのなおたけ)による。本文はドイツ人J. クルムスの著書の蘭訳本、いわゆる『ターヘル・アナトミア』を訳したもの。明和8 年(1771)、江戸小塚原(こづかっぱら)刑場で刑死体の腑分(ふわ)け(解剖)を参観した杉田玄白、前野良沢、中川淳庵らがこの書の正確さに驚嘆し、翻訳を企てた。乏しい語学力を克服し、3年半をかけて11回の改稿を重ね、安永3 年(1874)に完成。翻訳は漢文で記述されているが、訳されているのは原書の本文のみで、注記は翻訳されていない。『解体新書』は蘭学が本格的発展を迎える契機となった。翻訳の苦労は杉田玄白の『蘭学事始』によりうかがえる。のちに大槻玄沢(おおつきげんたく)が改訂に着手し、文政9年(1826)『重訂解体新書』として刊行された。

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『解体新書銅版全図』に載る図版(一部)

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  • 緒方洪庵の主宰した、国史跡・重要文化財「適塾」と、緒方洪庵およびその門人に関する歴史的遺産を継承し、適塾の運営・資料保存・調査研究を行う組織。適塾でも使用された『解体新書』や杉田玄白関係の資料が所蔵されています。

  • 福井県の歴史を知る上で貴重な資料となる公文書・古文書・行政刊行物等を収集・保存し、広く一般に公開し、歴史研究・生涯学習を支援する施設です。 昭和53~平成9年度に行われた『福井県史』編さん事業で調査・撮影された古文書についても目録の整理を進めて公開しています。福井県の共同デジタルアーカイブ「デジタルアーカイブ福井」を主管しています。

  • 鶚軒文庫は、東京大学医学部の教授であった土肥慶蔵が収集した蔵書の名称。電子展示の「展示ケース16 オランダ医学(3) 解体約図」で、「解体新書」の一部を抜萃した内容見本ともいうべき、「解体約図」の詳細が画像を見ることができる。

  • 大阪大学適塾記念センターが所蔵・管理する「適塾関係資料」を収録した画像データベース。適塾を主宰した緒方洪庵、その家族、塾生らの活動を伝える資料や、蘭学・医学などに関するコレクションなど、多様な資料群を紹介する。適塾で使用された『解体新書』の画像などを見ることができる。

  • 2007年に開催された企画展「脳のかたち 心のちず―東北大学・脳の研究・ココロの研究」の紹介サイトより。「解剖の時代」として『解体新書』についての紹介も載っている。

  • 『解体新書』の原著“Anatomische Tabellen“のオランダ語版。杉田玄白らはこの書を翻訳し、玄白の『蘭学事始』では「ターヘル・アナトミア」と紹介されている。

  • 京都大学図書館機構が運営する京都大学貴重資料デジタルアーカイブより。『解体新書』と『重訂解体新書』の画像を閲覧することができ、関連する書籍・Webも紹介されている。

  • NHK for Schoolより。杉田玄白による『解体新書』発行を動画で紹介している。

  • 埼玉県の医療法人社団・宏仁会小川病院のHPより。蔵方資料館の名は、展示作成者の蔵方宏昌氏の名に由来する。「解体新書 人物編」も見ることができる。

  • 国立国会図書館電子展示会「江戸時代の日蘭交流」の「第2部 トピックで見る 2.蘭学者の活躍」より。『蘭学事始』は、『解体新書』翻訳出版の苦心など蘭学草創期についての杉田玄白による回想録。文化12年(1815)脱稿で、幕末まで「蘭東事始」「和蘭事始」の書名を持つ写本で伝わる。本書は福沢諭吉が玄白の子孫である杉田廉卿と木版で刊行したもの。以後、『蘭学事始』の名で普及した。

  • 慶應義塾大学メディアセンターが所蔵する重要文化財の解剖図。編者の南小柿寧一(みながきやすかず、1785-1825)は、オランダ医学を桂川甫周(かつらがわほしゅう、1751-1809)に学んだ山城淀藩の藩医。絵図に秀で、大槻玄沢(1757-1827)の『重訂解体新書』(1826刊)の附図制作も担当した。本書は文政2年(1819)に完成し、同9年に本書を見たシーボルトの自筆署名がある。「外部サイトで表示」、「収録元データベースで開く」を続けてクリックし、さらに巻物の解剖図をクリックすると、頭蓋などの詳細な解剖図を見ることができる。

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参考文献

  1. 「解体新書」の項
  2. 「解体新書」の項
  3. 「解体新書」の項
  4. 片桐一男,吉川弘文館
  5. 会田倉吉 著,吉川弘文館
  6. 歴史学研究会 編,岩波書店
  7. 対外関係史総合年表編集委員会 編,吉川弘文館