鉱物と文明
鉱物やそれが文明に与えた貢献を悟ろう。また、実際に採掘をしていた人目線での文章を読んでみよう。
鉱物関連のことを色々詰め込んでます 某所にてイベント実施決定!!参加はこちらから→https://koubutu/ibentomaturi 冗談です
- 滑石経
わが国では永承7年〈1052〉を末法元年と説く。じつに56億7000万年も続くという末法の世に経典が失われてしまうことを怖れた王朝貴族たちは、経巻を経塚の地下深く埋めて後の世にまで残さんとして経筒(金銅製・石製・陶製)に入れて埋納した。しかし紙は腐敗しやすく、土中の不朽を念じて、経文を銅板・瓦や滑石に刻むという工夫がなされた。滑石(含水珪酸マグネシウムを主成分とする鉱物)は石質が柔らかく、文字を彫りやすいという特質がある。遺品は、いずれも北九州出土のものに限る。この滑石経(8枚)は、表裏に「法華経普門品」(部分)と「般若心経」を鏤刻したもの。8枚中の1枚に、元永2年〈1119〉の年記と施入者の名が刻まれており、豊後国(大分県)の宇佐八幡宮の神人や社僧が発願したものと知る。稀有な遺品として、当時の末法思想の流布を考える上で、きわめて重要な位置を占めるものである。
鉱物が文化にどのような貢献を果たしたのかわかるはずです
- 銅鉱(二次鉱物) / 金属
「銅なのに青色?」と思いましたか?そんな銅もあるんです
- 黄鉄鉱 / 硫化鉱物
不思議な見た目をした金、ではなく銅です。この銅が辿ってきた数奇な運命を想像してみましょう
- ブロシャン銅鉱 / 硫酸塩鉱物
これも銅なんです。
- 赤銅鉱 (針銅鉱) / 酸化鉱物
なんとこれも銅なんです
- 黄銅鉱, 黄鉄鉱 / 金属
金と言われても騙されない目はありますか
- 瑪瑙金魚
神谷伝兵衛氏寄贈,Gift of Mr. Kamiya Denbei,東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p> 瑪瑙(めのう)を彫った16匹の金魚が一本の糸で繋がっています。金魚はいずれも目玉が大きく、体はまるまるとしてどこかユーモラスな姿をしています。瑪瑙の赤い部分と白い部分をたくみに生かして、金魚の赤と白のまだらが表現されています。中国語では魚(さかな)という漢字の読みが、「余る」という意味に通じることから、金魚はあり余る富を象徴する吉祥の魚として好まれています。<br /> 中国では新石器時代から、玉(ぎょく)とよばれる美しい石を彫刻したり磨いたりして器物や道具を作り出す技法が発達しました。なかでも玉の本来の色調を生かした工芸を「俏色」(しょうしょく)といい、清時代になって流行しました。この金魚たちも、そのような俏色の作品です。天の恵みである素材の良さを、人間の技術によって更なる高みに上げた工芸品であるといえます。</p><br /><p>こちらの金魚たちは瑪瑙@めのう@を加工した玉器です。瑪瑙の赤い部分と白い部分を巧みに生かして、金魚の斑文@はんもん@が表わされています。中国語では「魚(yú)」という漢字の読みが、「余(yú)」に通じるので、金魚はあり余る富を象徴する吉祥のモチーフとされます。<br /><br /></p>
鉱物が芸術に変わる瞬間をご覧あれ
鉱物はどうでしたか?鉱物が文明に与えてきた影響をわかっていただければ幸いです
見てくれてありがとうございました!!好物の魅力を知ってもらえれば幸いです!!
2026年3月27〜29日ビエント高崎「ビッグキューブ」にてミネラルマルシェを開催いたします!!いろんな鉱物を見て感じましょう!!
参考資料
- 滑石経
わが国では永承7年〈1052〉を末法元年と説く。じつに56億7000万年も続くという末法の世に経典が失われてしまうことを怖れた王朝貴族たちは、経巻を経塚の地下深く埋めて後の世にまで残さんとして経筒(金銅製・石製・陶製)に入れて埋納した。しかし紙は腐敗しやすく、土中の不朽を念じて、経文を銅板・瓦や滑石に刻むという工夫がなされた。滑石(含水珪酸マグネシウムを主成分とする鉱物)は石質が柔らかく、文字を彫りやすいという特質がある。遺品は、いずれも北九州出土のものに限る。この滑石経(8枚)は、表裏に「法華経普門品」(部分)と「般若心経」を鏤刻したもの。8枚中の1枚に、元永2年〈1119〉の年記と施入者の名が刻まれており、豊後国(大分県)の宇佐八幡宮の神人や社僧が発願したものと知る。稀有な遺品として、当時の末法思想の流布を考える上で、きわめて重要な位置を占めるものである。
斯道文庫Keio Object Hub
- 銅鉱(二次鉱物) / 金属
産業技術総合研究所 地質調査総合センター地質標本データベース
- 黄鉄鉱 / 硫化鉱物
産業技術総合研究所 地質調査総合センター地質標本データベース
- ブロシャン銅鉱 / 硫酸塩鉱物
産業技術総合研究所 地質調査総合センター地質標本データベース
- 赤銅鉱 (針銅鉱) / 酸化鉱物
産業技術総合研究所 地質調査総合センター地質標本データベース
- 黄銅鉱, 黄鉄鉱 / 金属
産業技術総合研究所 地質調査総合センター地質標本データベース
- 瑪瑙金魚
神谷伝兵衛氏寄贈,Gift of Mr. Kamiya Denbei,東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p> 瑪瑙(めのう)を彫った16匹の金魚が一本の糸で繋がっています。金魚はいずれも目玉が大きく、体はまるまるとしてどこかユーモラスな姿をしています。瑪瑙の赤い部分と白い部分をたくみに生かして、金魚の赤と白のまだらが表現されています。中国語では魚(さかな)という漢字の読みが、「余る」という意味に通じることから、金魚はあり余る富を象徴する吉祥の魚として好まれています。<br /> 中国では新石器時代から、玉(ぎょく)とよばれる美しい石を彫刻したり磨いたりして器物や道具を作り出す技法が発達しました。なかでも玉の本来の色調を生かした工芸を「俏色」(しょうしょく)といい、清時代になって流行しました。この金魚たちも、そのような俏色の作品です。天の恵みである素材の良さを、人間の技術によって更なる高みに上げた工芸品であるといえます。</p><br /><p>こちらの金魚たちは瑪瑙@めのう@を加工した玉器です。瑪瑙の赤い部分と白い部分を巧みに生かして、金魚の斑文@はんもん@が表わされています。中国語では「魚(yú)」という漢字の読みが、「余(yú)」に通じるので、金魚はあり余る富を象徴する吉祥のモチーフとされます。<br /><br /></p>
神谷伝兵衛氏寄贈,Gift of Mr. Kamiya Denbei,東京国立博物館,Tokyo National Museum
東京国立博物館ColBase











