富士山の絵
富士山
- 富士山・高麗寺山
館長からの一言
黒によって富士山が目立っている
- 日金山眺望富士山図
宋紫石筆,By Sō Shiseki (1715–1786),東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p> 富士山をはじめとした山々が描かれています。まるで窓から風景を見ているかのような横長の画面です。この広々とした景色は、パノラマ画面でなくてはおさまらなかったでしょう。<br /> これは、静岡県にある日金山(ひがねさん)、またの名を十国峠(じっこくとうげ)から富士山を望んだ風景です。十国峠とは、その名のとおり10の国を見渡せるとされたほど、見晴らしのよい場所でした。画面右上に富士山が見えます。富士山をはさむように、右の手前には二子山(ふたごやま)、左手に愛鷹山(あしたかやま)があり、さらに右下には日金山から続く箱根の緑の山並み。左手に広がるのは駿河湾と、現代の地図と照らし合わせても正確な位置関係で描かれています。<br /> 作者の宋紫石(そう しせき)は当時の新しい中国文化に憧れた画家の一人で、中国風の画名からも、その影響がみてとれます。江戸時代中期に来日した中国人画家沈南蘋(しん なんぴん)の影響を受けた、南蘋派(なんぴんは)の画家です。スケッチふうの細かいタッチを用いて、中国から伝えられた、洋風味をおびた写生的なスタイルで描かれた富士山です。</p>
館長からの一言
山が高いように見せている



