様々な兜『戦国時代』
館長挨拶
こんにちは館長です。
ご来館いただきありがとうございます。
この博物館では日本の武士が戦国時代につけていた兜をピックアップして説明をしました。
ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。
展示について
時は平安時代の終わり日本では武士が現れました。そして鎌倉・室町と続き、むかえた戦国時代。さまざまな形・色でできた兜。この兜とてもピカピカしているな、とかこの兜変わった形をしているな、と思ったことがある人もいるかもしれません。そんな兜についての展示となっております。
戦国時代
戦国兜
- 紺糸威南蛮胴具足
東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p>この作品は、中央に一筋のラインが高く通り、先がとがった甲冑(かっちゅう)の胴と兜(かぶと)です。私たちが日本の甲冑ときいて頭に思い浮かべるイメージとは、どことなく違う印象です。安土桃山時代には、ヨーロッパの甲冑を日本風に作り変えたものや、西洋風の甲冑をまねて日本で作られたものが流行しました。兜の鉢の部分は、輸入されたものと考えられています。大きく盛り上がった白い毛は、ヤクの毛です。徳川家康に仕えた武将・榊原康政(さかきばら やすまさ)が、関ヶ原の合戦の直前に家康から与えられたものです。展示室にある他の甲冑と比べても、エキゾチックな印象を与えます。人の目を引く造形を好んだ、時代の雰囲気を感じさせる甲冑です。</p><br /><p>江戸幕府を開いた徳川家康の重臣・榊原康政が家康より拝領したと伝える具足です。海外交易が活発だった時代背景を受け、兜と胴はヨーロッパの甲冑をモデルにしています。兜を飾る白い毛はヤクの毛で、当時は「唐頭」と呼ばれ珍重されました。<br />@からのかしら@</p>
館長からの一言
たくさんの白い毛が特徴的ですごく威厳がありますね。石田三成が使っていた兜とも似ています。
- 朱漆塗板谷貝形兜鉢
館長からの一言
誰が使っていたかはいまいちわかっていないが、帆立のような形をそのまま兜にくっつけるという発想が素晴らしいと思います。
- 一の谷馬藺兜
東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p>豊臣秀吉の兜として三河@みかわ@国(愛知県)岡崎藩士の志賀家に伝来したものです。兜鉢は鉄黒漆塗@てつくろうるしぬり@の一@いち@の谷@たに@形で、後立@うしろだて@には馬藺@ばりん@(アヤメの一種)の葉を模した檜@ひのき@の薄板@うすいた@を放射状に配しています。太陽の光をイメージさせる印象的な造形で、日輪の子といわれた秀吉にふさわしい兜です。</p>
館長からの一言
この変わった形を見て誰が使っていたか分かるぐらい特徴的な兜です。豊臣秀吉は華やかな色が好きなので当時は金ピカだったと考えられる。
- 白糸威一の谷形兜
東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p>徳川家康の所用と伝わる変わり兜です。頭上に「一の谷」といわれる頭立@ずだて@、後頭部に大釘の後立@うしろだて@を飾ります。頭立は革製、後立は檜@ひのき@製で大きさのわりに軽量です。表面は銀箔押@ぎんぱくおし@とし、当初は全体が白銀色でした。大釘は敵を打ち貫く縁起のよい意匠として戦国武将に好まれました。</p>
館長からの一言
長く突き出た兜で戦場でもすごく目立っていそうですね。私は尖っている部分の高さを自分の権力だと見せつけるためだと思った。
- 白糸威二枚胴具足
東京国立博物館,Tokyo National Museum
<p>兜は鉄板を打ち出して栄螺@さざえ@を表わした変わり兜です。栄螺は縁起物で丈夫な殻@から@が堅い守りに通じることから戦国武将に好まれた意匠です。胴は西洋の甲冑を模した和製南蛮@なんばん@胴です。草摺@くさずり@は黒毛植@くろげうえ@で裾板@すそいた@のみ白毛植としています。要所には、丸に梶葉紋@かじのはもん@の赤銅@しゃくどう@製金物@かなもの@を飾っています。</p>
館長からの一言
サザエの貝殻の形や突起から昔からサザエを食べ、観察していたのかもしれませんね。
- 鯱形兜
兜鉢は薄鉄の五枚張りで、その上に鯱の形を和紙で厚く張り抜いてある。全体を厚く漆で塗り固め、口と鼻孔は朱漆塗り。目は金胴の薄板を貼り付け、錏(しころ)は鉄板付盛上札を朱漆塗りとし、その上から黒漆を塗っている。日根野形五段を紫絲威とし、吹返しは一段丸形で、黒漆塗りとして銀の覆輪をめぐらせる。作域は、張り抜き技術、漆仕事にすぐれ、まとまりのよい張懸兜である。
館長からの一言
名古屋城の鯱鉾のようですね。戦国時代にここまでの繊細さで作られているところが素晴らしいですね。
いかがでしたか。兜について少しはわかりましたか。他にもたくさんの兜があります。この博物館をみて兜について調べるきっかけとなったら幸いです。
ご来館ありがとうございました。
甲冑を着てみよう!(戦国時代編)
協力:赤松手づくり鎧かぶとの会
開場時間
受付終了は各回30分前まで
開催場所
当館
料金
無料 ※観覧券が必要です
対象
どなたでも
定員
先着10組
問い合わせ先
学芸課 079-437-5562
備考
当日予約制
子どもから大人まで楽しんでいただけるサイズをご用意しておりますが、身長・体重等によりご着用いただけない場合もございますのでご了承ください。



