紺糸威南蛮胴具足 Armor ("Gusoku") with a European-Style Cuirass and Dark Blue Lacingこんいとおどしなんばんどうぐそく
解説
この作品は、中央に一筋のラインが高く通り、先がとがった甲冑(かっちゅう)の胴と兜(かぶと)です。私たちが日本の甲冑ときいて頭に思い浮かべるイメージとは、どことなく違う印象です。安土桃山時代には、ヨーロッパの甲冑を日本風に作り変えたものや、西洋風の甲冑をまねて日本で作られたものが流行しました。兜の鉢の部分は、輸入されたものと考えられています。大きく盛り上がった白い毛は、ヤクの毛です。徳川家康に仕えた武将・榊原康政(さかきばら やすまさ)が、関ヶ原の合戦の直前に家康から与えられたものです。展示室にある他の甲冑と比べても、エキゾチックな印象を与えます。人の目を引く造形を好んだ、時代の雰囲気を感じさせる甲冑です。
江戸幕府を開いた徳川家康の重臣・榊原康政が家康より拝領したと伝える具足です。海外交易が活発だった時代背景を受け、兜と胴はヨーロッパの甲冑をモデルにしています。兜を飾る白い毛はヤクの毛で、当時は「唐頭」と呼ばれ珍重されました。
@からのかしら@
収録されているデータベース
ColBase
ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システムは、国立文化財機構の4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)と一つの研究所(奈良文化財研究所)の所蔵品を、横断的に検索できるサービスです。
最終更新日
2026/07/20