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ペリー横浜上陸の資料

【館長からのあいさつ】

幕末の一大事件「ペリー来航」。この大事件によって200年にわたる江戸幕府の鎖国政策が終わりを告げました。そこから幕府は分裂し、新政府が誕生し、日本は大日本帝国として富国強兵を目指し、近代化への道を進み始めました。もしペリーがあの時来航してこなければ日本の近代史は大きく変わっていたかもしれません。それほどまでに大事件だったペリー来航。これについて深堀していこうと思います。

【この展示について】

今回はペリー来航について、当時の日本、アメリカ両国の背景と、ペリー来航に対する日本の反応などを展示・説明します。

ペリー来航

1853 ペリー来航
1853 ペリー来航
  • ペリー肖像(模本)

    メリー・クレイブン・ジョンソン模写、J・B・アーヴィング原画,Copied by Mary Craven Johnson (dates unknown); original by John Beaufain Irving (1825-77),エミール・ペリー・ラッセル氏寄贈,Gift of Emile Perry Russell,東京国立博物館,Tokyo National Museum

    <p>昭和6年(1931)にペリーの遺族から東京帝室博物館に寄贈された模写の肖像画。原画は米国の海軍兵学校博物館所蔵で、1868年にJ.Bアーヴィング(John Beaufain Irving,1825-77)が描いたもの。<br />マシュー・ペリー(Matthew C. Perry 1794-1858)は米国海軍軍人で、蒸気船を中心とした海軍の強化に力を尽くした。東インド艦隊を率いて来日し、初めて幕府と国交を結んで、その後の日本社会の変革のきっかけを作った。<br /></p>

    【館長からの一言】

    ペリーといえばこの写真。どの歴史の教科書にも載っているペリーの肖像画です。こちらの肖像画はペリーの遺族が東京帝室博物館に寄贈した模写の肖像画と言われています。東京帝室博物館とは、明治後期から第二次世界大戦後、連合国軍に占領されるまでの間に存在した宮内庁管轄の博物館です。こちらの肖像画が多くの日本人に知られている理由は政府が所有した肖像画だったためなのでしょうか。

  • ペリー横浜来航の図

    W・ハイネ/画 E・ブラウン/版,W.Heine, E. Brown

    【館長からの一言】

    こちらもペリーの横浜来航といえばだれもがこの絵を思い浮かべると思います。こちらの絵は当時ペリーに随行していた画家ハイネが描いたものです。開国を渋り、東京湾江戸方面にアメリカ艦隊を入れたがらない日本に対し、強く迫り、横浜での上陸を認めさせたことにより、この地で条約について話し合われることになりました。横浜に上陸することになる三日前には、艦隊側がワシントン記念日を祝して、百発以上の祝砲を打ったために、住民は横浜からアメリカとの戦争がはじまると怯えていたそうです。

  • ペリー横浜上陸図

    【館長からの一言】

    こちらは先ほどの有名な絵と同じ場所を違う人が違う場所から描いた絵です。実際はアメリカの艦隊は7隻だったと伝えられていますが、この絵では8隻以上描かれています。これはアメリカの艦隊に対する恐れが現れているのかもしれません。

  • ペリー舶載汽車模型之図

    【館長からの一言】

    これはペリーが条約交渉中に江戸幕府へアメリカからの贈呈品として贈った蒸気機関車の模写です。これにより、日本は欧米のの技術力を知ることとなりました。この贈り物に対し、日本側は力を見せつけようと相撲をアメリカ人に見せたという話は有名な話です。

  • ペリー提督首里城より帰還の図

    (伝)ハイネ、ペーター・B.W.

    【館長からの一言】

    実はペリーが来航したのは浦賀・横浜だけではありませんでした。沖縄(琉球)にも来航していたのです。アジアに進出を始めていた西洋諸国に対抗すべく、日本に開国を求めることがペリーの目的でしたが、琉球にも同じことをしてもらうよう考えていたのです。彼は琉球に来航し、首里城への訪問を強く要求しました。最初は首里城への入城は拒まれましたが、ペリーが強行したため、琉球側は仕方なく北殿を本殿と偽り、偽の役人で対応したとされています。

【おわりに】

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は誰もが知る幕末の一大事件「ペリー来航」を掘り下げました。

日本の近代外交の第一歩がここから踏み出されたと思うととても興味深いものだったと思います。琉球にまで手を出していたのは、アメリカの本気度が垣間見える事件だったと思います。それだけ当時の外交というのは今以上にこれからの国の命運を決めるものだったのかもしれません。これからもこのような歴史的な大事件を詳しく調べてみたいです。

【展示関連イベント】

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