Japan Search Action Plan 2021-2025: Result of the questionnaire survey to partner institutions (FY 2023)
Table of Contents
1.連携機関向けアンケートについて
1.1 アンケートの実施について
デジタルアーカイブ推進に関する検討会は、令和4年4月に策定されたジャパンサーチ・アクションプラン2021 - 2025をもとに、デジタルアーカイブを通じて社会のデジタル変革(DX)を促すアクションを、アーカイブ機関や活用者など参加者全員で進めているところです。
アクションプランに基づく取組に関して、連携機関の取組状況やその課題について把握するために、連携機関向けのアンケートを実施しています。本ページでは、R5年度に実施したアンケート結果を掲載しています。
アンケートの結果を通じて、連携機関の皆様が自らの活動を振り返り、今後の取組の参考とする機会になれば幸いです。
※本ページのリンクは連携機関の取組を紹介するため、外部サイトにリンクしています。
1.2 アンケート実施要領(R5年度)
アンケート概要
アンケ―ト協力:ジャパンサーチの連携機関 計24*機関より回答
*内訳 国の機関:3機関,地方自治体:14機関
大学/研究機関:5機関,公益法人/民間機関等:2機関
アンケート形式:Excelファイルへの記入
アンケート内容:(1)各重点アクションに設定された取組目標に対する取組状況
(2)取組・検討内容の詳細、公開情報のURLなど
(3)運営側への要望、取組の課題など
*(1)は選択式、(2), (3)は自由記述
2.重点アクションの概要とグラフの集計方針
2.1 重点アクションの概要
5つの重点アクションの概要
①キュレーション活動の推進:ある主題に沿ってコンテンツを収集・選別・編集する活動
②広報の強化:組織やコミュニティ内での周知・紹介及び SNS やホームページ等を通じた情報発信
③関連する知識と経験の共有:デジタルアーカイブの取組・ノウハウや各種活動状況の共有
④二次利用条件の整備・オープン化の推進:コンテンツの活用を促進する利用条件の整備
⑤地域アーカイブとの連携各順:各地域のデジタルアーカイブとの連携拡充
2.2 グラフの選択項目・集計方法について
各選択項目について
取組中:取り組んでいる 検討中:今後取り組みたい
対象外:自館が行う活動の範囲外 未回答:回答なし
グラフの集計方法について
「取組中」:各重点アクションの取組目標のうち、1つでも「取組中」と回答した機関数
「検討中」:各重点アクションの取組目標のうち、1つでも「検討中」と回答した機関数
「対象外」:各重点アクションの取組目標のうち、「対象外」の項目が存在し、かつ「取組中」「検討中」の項目が1つも存在しない機関数
「未回答」:各重点アクションの取組目標のうち、「未回答」の項目が存在し、かつ「取組中」「検討中」の項目が1つも存在しない機関数
3.各重点アクションの取組・検討状況と活動事例(R5年度)
3.1 キュレーション活動の推進
3.1.1 取組中の事例
●ギャラリーの作成・活用
- ギャラリーで所蔵資料を紹介した
- 自館で実施したWeb資料展の出張版としてジャパンサーチのギャラリーを活用した
●ワークショップ等の実施
- 一般市民を対象として、ジャパンサーチの活用について取り上げる講座を開催した
- 市民ワークショップ講座でジャパンサーチを紹介し、情報収集等に活用した
●展示での活用
- 展示とデジタルミュージアムの「テーマ検索」を連携させている
●各機関の講座等での情報発信
- 歴史講座において、連携しているデータベースの紹介を行った
●キュレーション活動に資する新しい機能の実装
- ジャパンサーチの簡易IIIFを活用し、他機関のIIIF公開資料とともに研究知見を発信できる機能を実装した
●ジャパンサーチやデジタルアーカイブを活用した教育活動の展開・支援
- 館蔵資料を授業で活用するためのWebサイトを開設した
- デジタルアーカイブを活用した教材作成ワークショップを実施している
- 舞台芸術分野の人材育成事業の一環で、ギャラリー作成のワークショップを開催した
- 展示制作企業と共同で、実資料とデジタル技術を利用した教育プログラムを試作し、高等専門学校の生徒を対象として実施した
3.1.2 検討中の事例
●ギャラリーの作成・活用
- 実際に開催した展示をジャパンサーチで再現し、地図表示などのオンラインでしか追加できない情報の追加を検討している
- 現在は自館ウェブサイトでギャラリーを作成/公開しているので、ジャパンサーチのギャラリーを利用するメリットなどを比較して利用を検討する
●ワークショップ・ハッカソンの実施
- 学内の関連部局や地域の機関との連携を検討している
- ハッカソンの内容によっては、データを提供する
3.1.3 公開されている代表的な取組事例
●ジャパンサーチのギャラリー作成
https://jpsearch.go.jp/gallery/ndl-8qkjzOdZ2jM(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館)
https://jpsearch.go.jp/gallery/saitamapref-6Oa3X7jaMxM(埼玉県)
●デジタルとフィジカルを融合させた展示
https://d-museum.kokugakuin.ac.jp/theme/(國學院大學博物館)
●研究等で活用できる機能の実装
https://d-museum.kokugakuin.ac.jp/topics_detail25/id=18136(國學院大學博物館)
●デジタルアーカイブに関わる人材の育成
https://prj-archivemodel.w.waseda.jp/(早稲田大学演劇博物館)
3.2 広報の強化
3.2.1 取組中の事例
●各種媒体による情報発信
- パンフレット等で、ジャパンサーチとの連携について紹介した
- SNSを通じてジャパンサーチとの連携や関連するイベント等の広報を行っている
- 組織のホームページ等でジャパンサーチやデジタルアーカイブに関連するイベントについて周知している
- 組織のホームページやデータベースのトップページにジャパンサーチのロゴやリンクを設けている
- 分野の異なる研究者やクリエイターによる配信映像の読み解きを通じて、新たな発見と学びを得るためのコラムを紹介している
●デジタルアーカイブの利活用に向けた情報発信
- デジタルアーカイブフェス2023やジャパンサーチの連携機関向けワークショップにおいて、デジタルアーカイブの連携・活用事例を報告した
- デジタルコンテンツを広く公開し、ホームページではジャパンサーチとも連携しているコンテンツの具体的な活用方法を例示している
- 自機関の運営するブログで、データベースの利活用方法や利活用事例をテーマに記事を執筆している
- 職業体験で来館した生徒にジャパンサーチの利用方法についても情報共有した
- 記者説明会で、資料の見どころをまとめたギャラリーを紹介した
- 学内向けの事業説明会において、ジャパンサーチでの活用について紹介した
●関係者への情報共有
- 会議等でジャパンサーチに関連する情報を通知し、館内で情報共有をしている
- 組織の関わる研究会において、ジャパンサーチについて紹介した
- レファレンスでジャパンサーチも利用するよう情報共有している
●研修におけるジャパンサーチの紹介
- デジタルアーキビスト研修において、ジャパンサーチを紹介している
- 組織内の研修でジャパンサーチとの連携について説明・共有している
- 市町村立図書館等の研修会でジャパンサーチについて紹介している
3.2.2 検討中の事例
●ホームページを通じた情報発信
- デジタル化資料を追加した際にホームページ等でアナウンスをする
●イベントの開催や情報共有
- ジャパンサーチと連携したイベントを実施する
- 館内の組織でオリジナルのオンライン展覧会を企画する
- 組織内で過去に実施したワークショップの内容などを共有する
●ジャパンサーチのリンクやロゴ等の流入口の設定
- サイト上にジャパンサーチのロゴ・リンク・バナーを掲載する
3.2.3 公開されている代表的な取組事例
●コラムの公開
https://kantodaishinsai.filmarchives.jp/columns.html(国立映画アーカイブ)
●ジャパンサーチのイベントでの報告
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/forum/siryou/2-3.pdf(縄文遺跡群世界遺産本部)
●ブログでの利活用情報の発信
https://cpcp.nich.go.jp/modules/rblog/index.php/1/category/5/(国立文化財機構)
3.3 関連する知識と経験の共有
3.3.1 取組中の事例
●ジャパンサーチ関連イベントでの情報共有
- 関係者がジャパンサーチに関連するイベントに参加し、その体験を組織内で共有している
- デジタルアーカイブフェス2023や連携機関向けのワークショップで報告を行った
●館内での情報共有
- 館内の関係者に通知する、あるいは定期的に会議を行うといった方法で、情報を共有している
●デジタルアーカイブに関する人材の育成
- 研修でジャパンサーチについて紹介している
- 国の助成を活用した舞台芸術分野のアーキビスト養成事業で、デジタルアーカイブの取組事例などを紹介しているほか、活動の一環としてアーカイブのガイドブックを作成した
●関係機関への協力・情報共有
- 関係機関による定例会議や研修会でジャパンサーチに関する情報を共有している
- 研究会等で共通のデータ形式やクリエイティブ・コモンズ・ライセンスについて共有している
- 県内の外部機関で所蔵する資料のデジタル化をサポートしている
●各種ガイドラインなどの参照・共有
- 自己点検のためにガイドラインを参照することがある
- 担当者レベルでは共有しているが、研究員(学芸員)全体への共有には至っていない
●連携事例等の実務に有益な情報の発信
- ウェブサイト上に IIIF 対応に関するページを作成し、活用事例や関連情報を紹介している
- 学会誌でジャパンサーチとの連携の方法、メリット及び成果についての論文を執筆した
- ジャパンサーチとの連携について、館の広報紙で紹介する予定である
●情報共有や交流促進のためのイベント開催
- 関係機関と協力し、連携データベースに関するワークショップを開催した
- Wikipediaの記事執筆にデジタルアーカイブを活用してもらえるようエディタソンを開催した
●デジタルアーカイブ活動の表彰の実施
- 優れたデジタルアーカイブを構築し、実績を残した図書館を表彰する取組を実施している
3.3.2 検討中の事例
●デジタルアーカイブの運用改善の取組
- 実物資料をデジタルアーカイブ化する際のメタデータ整備等の方法について、アセスメントツールを参考にした上で、手順を整備する
3.3.3 公開されている代表的な取組事例
●アーキビストの養成やアーカイブのガイドブックの作成
https://prj-archivemodel.w.waseda.jp/(早稲田大学演劇博物館)
●IIIFに関する情報発信
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/iiif(九州大学)
●ブログでの利活用情報の発信
https://gbif.jp/activities/workshop/2023/1203/(国立科学博物館)
●デジタルアーカイブを活用したエディタソンの開催
https://w.wiki/7GT5(国立文化財機構)
3.4 二次利用条件の整備・オープン化の推進
3.4.1 取組中の事例
●メタデータ・コンテンツの整備
- ジャパンサーチに連携するデータベースについては、サムネイルと画像URLを準備している
- 展示会の資料説明等をメタデータに追加している
- 作成したギャラリーにオリジナルの資料解説文を追加した。また、ギャラリーで参照された学術論文にリンクを貼り、参照できるようにした
- 一部の画像資料は、IIIF に準拠した形でメタデータを整備し、利用ライセンスを定めた上で、試験的に公開を行っている
●二次利用条件の付与・明示
- 著作権保護期間や資料の性格に応じて、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスなどの適切な二次利用条件を設定している
- データの利用条件を設定し、サイト上で明示している
●二次利用条件の案内
- 二次利用条件の設定に関する記事を公開した
●オープン化の推進
- 著作権保護期間が満了した資料を中心にPDMで公開している
- 利用条件を CC BY に設定している
- 政府標準利用規約2.0を提示して広く分かりやすい条件としている
3.4.2 検討中の事例
●コンテンツ・メタデータの整備
- 画像データの収集に向けて検討を進めている
- 資料解説等のメタデータ内容を充実させる予定である
●二次利用条件の付与・明示
- 公開しているウェブサイトにおいて、CCライセンスの採用を検討している
- 画像を公開するに当たって、二次利用条件のありかたについて検討していく
- メタデータと画像コンテンツについて、二次利用条件の明確化に向けた検討を進める
3.4.3 公開されている代表的な取組事例
●メタデータの追加・更新
https://hdl.handle.net/2324/4495603 (九州大学)
●IIIFへの対応
https://iiif.kahaku.go.jp/list/(国立科学博物館)
●二次利用条件の設定と明示
https://d-museum.kokugakuin.ac.jp/database/termsofuse
https://d-museum.kokugakuin.ac.jp/database/ (國學院大學博物館)
●二次利用条件に関する情報発信
3.5 地域アーカイブとの連携拡充
3.5.1 取組中の事例
●デジタルコンテンツの拡充
- ジャパンサーチに連携するデータベースを整備し、順次連携していく予定である
- 研究事業に参加し、資料のデジタル化を進める予定である
- 定期的にメタデータとデジタル画像を更新・充実に取り組んでいる
- 新たに構築した映像配信プラットフォームで年100本を目標にコンテンツの拡充を進める
- 学内の全部局を対象に、幅広い研究分野と時代を扱いながら取り組む
●地域のデジタルアーカイブとの連携拡充
- 毎年、郷土や地域にまつわる資料のデジタル化に取り組んでいる
- 郷土資料に加え、震災資料のデジタル化を実施している
- 関係機関が所蔵する地域の古文書・記録資料のデジタルコンテンツの公開を進めている
- 館蔵資料だけでなく、県内市町村の所蔵資料の書誌作成、デジタル化及び公開に取り組んでいる
- 県内の市町に対してデータベースを紹介し、希望があれば市町所蔵資料のデータも登録している
●地域アーカイブの広報・周知
- 所蔵資料がどのように各地で巡回展示されたかを示す取組を試験的に行っている
- 新たに構築したプラットフォームでは、配信映像を地域別に分類している
- 関係する自治体に周知している
- 一部の電子展示で地方自治体のデジタルアーカイブを紹介している
- 全国のデジタルアーカイブへのリンク集を作成している
3.5.2 検討中の事例
●デジタルコンテンツの拡充
- 災害関係の資料を整理・公開する可能性がある
●地域にまつわる資料の利活用と広報・周知
- 連携の事例を館の広報紙で紹介する予定である
- フィールド調査と関係が深い資料について、地図機能の利用を検討している
3.5.3 公開されている代表的な取組事例
●地域にまつわる電子展示の実施
https://dex.kahaku.go.jp/kumagusu/ (国立科学博物館)
●デジタルアーカイブのリンク集の作成
https://www.plib.pref.aomori.lg.jp/digital-archive/link/ (青森県立図書館)
4.注
本ページでは、第3回デジタルアーカイブ推進に関する検討会の資料(PDF)をウェブ上で公開しています。





