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デジタルアーカイブジャパン・アワード(DAJアワード)2023


目的

 社会全体のデジタル化が進む中、創作活動や知的活動の共通基盤となるデジタルアーカイブの役割が改めて注目されています。本アワードは、デジタルアーカイブの拡充や利活用の促進に積極的に取り組むアーカイブ機関や、データを集約してジャパンサーチに届けるつなぎ役、そして活用者をはじめとしたステークホルダーを顕彰し、その活動を広く社会に紹介することで、デジタルアーカイブが日常に溶け込んだ豊かな創造的社会の実現を目指します。


表彰の対象

 2023年は、「ジャパンサーチ・アクションプラン2021-2025」に記載のある活動(アクション)に関する活躍や貢献を表彰することとし、表彰する対象はジャパンサーチの連携機関又は活用者としました。


表彰の選考基準

 次の5つの観点から、それぞれのデジタルアーカイブに関する活動における貢献に基づき、受賞者を選定しました。詳細は、受賞理由をご覧ください。

①オープン化の推進

②つなぎ役としての貢献

③利活用の促進

④地域情報の発信

⑤その他の貢献(新サービス、人材育成など)


2023年受賞機関

【受賞理由】                                           北海道内のアーカイブ機関のつなぎ役として、小規模な郷土資料館等を含む80以上の機関をジャパンサーチとつなぎ、道内の多様な資料・作品を集約して発信しています。ジャパンサーチと連携するコンテンツの半数近くはオープンな二次利用条件(CC0又はCC BY)で提供しています。また、地域のミュージアムや所蔵資料の特徴を俯瞰できるよう、インタフェースのデザインも工夫されています。こうした地域のつなぎ役としての取組を高く評価しました。
【受賞のことば】                                       この度、「北海道デジタルミュージアム」が、受賞の栄誉を賜りましたことを大変うれしく思います。道内に多数ある博物館や美術館等の魅力を凝縮した北海道の「知の入口」として、今回の受賞を契機に、より多くの方々が訪れ、そして、実際に各施設へ足を運んでいただけるよう、 掲載施設を拡大するなど更なる内容の充実に取り組んでまいります。今後とも「北海道デジタルミュージアム」にご注目いただきますようお願いいたします。 (北海道知事 鈴木 直道)
【受賞理由】                                           複数の自治体にまたがる、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の情報を一元的に保存し、ツーリズム等での活用を意識した公開に取り組んでいます。 また、ジャパンサーチと連携するコンテンツの9割以上をオープンな二次利用条件(CC BY)で提供しています。こうした複数の自治体をつなぎ、特色あるコンテンツを整理・発信している点を高く評価しました。                     
【受賞のことば】                                  この度は、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」のデジタルアーカイブである JOMON ARCHIVES が受賞の栄誉を賜り、大変光栄に存じます。当アーカイブは、関係する4道県14市町の保有するデジタルコンテンツを1箇所に集約し、誰もが自由に利用しやすいよう公開することに努めてきました。おかげさまで、多くの皆さまにご利用いただいております。今回の受賞を機に、今後も更にコンテンツを充実させていきたいと思います。 (縄文遺跡群世界遺産協議会 協議会長 岡田 康博)                          
【受賞理由】                                           歴史的、民俗学的に意義のある地域資料を長期にわたり収集し、地域教育に活用してきました。利用に制限があるものの、豊富な地域資料を、ジャパンサーチでは自由に閲覧できるよう工夫しています。収録資料は、地域教育のほか、展示会やフォーラム等でも活用されています。こうした地域資料の収集に関する息の長い取組や地域に根差した活用の取組を高く評価しました。             
【受賞のことば】                                  この度は、デジタルアーカイブジャパン・アワード受賞の栄に浴し、大変光栄に存じます。「にいがた地域映像アーカイブ データベース」は、新潟地域の生活のなかにある映像を発掘しデジタル化をするだけでなく、その内容を整理、分析し、新たな社会の文化遺産として映像を甦らせるべく作業を行ってきた映像を集積したものです。今後も教育・研究をはじめ広く活用して頂けるよう、取り組みを続けていきたいと考えております。 (新潟大学人文社会科学系附置地域映像アーカイブ研究センター代表 中村 隆志)                                                          
【受賞理由】                                           慶應義塾大学は、1990年代に創設された貴重書のデジタルアーカイブに関する取組である「HUMI(HUmanities Media Interface)プロジェクト」をはじめ、所蔵資料のデジタル化とそれらの公開・活用に関する取組を継続的に実施してきました。こうしたデジタルアーカイブを含む学内の多様な学術資源を集約したKeio Object Hubは、同大学のデジタルアーカイブに関する取組の中核として、長期的な視点で資料を保存・提供する役割を果たしています。また、5,000以上のコンテンツに豊富なメタデータを付与し、オープンな二次利用条件(CC BY)で提供しています。こうした長期間の継続的なデジタルアーカイブ活動を高く評価しました。 
【受賞のことば】                                  慶應義塾大学では、デジタルアーカイブの黎明期より、学術資料のデジタル化に関する研究と実践に取り組んできました。HUMIプロジェクトが先鞭をつけた貴重書に始まり、現在では、小学校にはじまる一貫教育校から大学まで、文理を問わず多様な専門領域で取組を展開しています。Keio Object Hub は、これら義塾全体の活動によって生み出されたデジタル学術資源を集約し、公開・活用していく基盤です。この度の受賞は、私どもにとって大きな喜びであり、励みとなります。今後も、現代の、そして未来社会の一員として、デジタルアーカイビング活動の推進に励んで参ります。 (慶應義塾長 伊藤 公平)
【受賞理由】                                           教育研究に資するデジタルアーカイブとしての完成度は高く、また、ジャパンサーチと連携するコンテンツの半分以上をパブリックドメインマーク(PDM)で提供しています。さらに、ジャパンサーチのギャラリー機能を活用し、現物資料の展示と連動したオンライン展覧会を開催するほか、貴重資料デジタルコレクションではジャパンサーチの簡易IIIF機能を用いてユーザが活用しやすいデータ形式で公開しており、特色あるコンテンツを効果的に発信しています。小規模なアーカイブ機関の実践例として、こうしたデジタルコンテンツのオープン化や利活用促進の積極的な取組を高く評価しました。 
【受賞のことば】                                  この度は、名誉ある賞を賜り、感謝申し上げます。当館では、従来使用している図書館システムを活用するなど、小規模図書館でも実現可能なデジタルアーカイブ構築に取り組んで参りました。また、より広く活用いただけるよう、ギャラリー機能や簡易IIIF機能も導入いたしました。こうした取り組みを高く評価いただきましたことを、誠に光栄に存じます。これからも、広く自由に使えるアーカイブを目指して、更なる充実を図って参ります。 (国立教育政策研究所研究企画開発部長 田村 寿浩) 
【受賞理由】                                           ジャパンサーチと連携するコンテンツの全てがCC0のオープンなデータとして提供されています。 ジャパンサーチのギャラリー機能を使ったオンライン展覧会を多数作成したり、ジャパンサーチのAPIを活用したデジタルキャプションを展示室に設置し、収蔵品データベースの更新と連動させたりするなど、外部への情報発信とともに館内業務の効率化等にジャパンサーチの機能を積極的に活用しています。こうしたデジタルコンテンツの活用に向けたオープン化の取組や、デジタル技術を活用した意欲的な取組を高く評価しました。
【受賞のことば】                                  この度は当館の活動に対し、名誉ある賞を賜り大変に光栄でございます。この賞を受賞できたのは、美術館だけではなく、日頃より美術館をサポートしてくださっている皆さまのおかげでございます。今後、事業を推進していくうえでも、大きな励みとなります。これからもジャパンサーチへの取組を拡大させ、ミュージアムがもつ情報を社会に共有させ、その価値を創造して参りたいと考えております。誠に有難うございました。 (公益財団法人東京富士美術館 館長 五木田 聡)

受賞機関のコンテンツ紹介

次のページで受賞機関の選りすぐりのコンテンツをご紹介しています。

<2023年受賞機関のコンテンツ紹介>