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デジタルアーカイブジャパン・アワード(DAJアワード)2022


目的

 社会全体のデジタル化が進む中、創作活動や知的活動の共通基盤となるデジタルアーカイブの役割が改めて注目されています。本アワードは、デジタルアーカイブの拡充や利活用の促進に積極的に取り組むアーカイブ機関や、データを集約してジャパンサーチに届けるつなぎ役、そして活用者をはじめとしたステークホルダーを顕彰し、その活動を広く社会に紹介することで、デジタルアーカイブが日常に溶け込んだ豊かな創造的社会の実現を目指します。


表彰の対象

 2022年の初回は、「ジャパンサーチ・アクションプラン2021-2025」に記載のある活動(アクション)で「デジタルアーカイブを日常にする」ための活躍や貢献となる活動を表彰することとし、表彰する対象はジャパンサーチの連携機関又は活用者としました。


表彰の選考基準

 次の5つの観点から、それぞれのデジタルアーカイブに関する活動における貢献に基づき、受賞者を選定しました。詳細は、受賞理由をご覧ください。

①  オープン化の推進

②  つなぎ役としての貢献

③  利活用の促進

④  地域情報の発信

⑤  その他の貢献(新サービス、人材育成など)


2022年受賞機関・個人

【受賞理由】                                          我が国の大規模なアーカイブ機関の中で先駆けてオープンな利用条件(政府標準利用規約2.0/CC BY)を広範に設定し、ジャパンサーチと連携しています。これにより、博物館資料の利活用促進に寄与するとともに、ジャパンサーチと連携する際のメタデータ整備において一つのモデルを提示しました。こうしたオープン化推進の先駆けとして社会的影響を与えた活動を高く評価しました。                                        【受賞のことば】                                      この度は栄誉あるアワードを頂き、また初回の受賞ともなること、誠に光栄に存じます。ColBaseは国立文化財機構内の各施設が連携して構築したもので、オープンデータ化やメタデータ整備の成果が評価され大変喜ばしく思います。文化財分野のデジタルアーカイブは、内容の多様性などから困難な面もありますが、私達の取り組みが多くの機関にとって参考となれば幸いです。今後も収録内容の充実、機能の向上などに取り組んでまいります。         (国立文化財機構 文化財活用センター長 旭 充)
【受賞理由】                                          県立長野図書館および長野県立歴史館など、県内文化施設のつなぎ役として、様々な分野や地域のデジタルコンテンツを「地域の記憶」として取りまとめ、「信州デジタルコモンズ」というデータベースを提供しています。さらには利活用にも配慮して、多くの連携コンテンツをオープンな利用条件(CC0)で提供しています。こうしたつなぎ役としての地域情報の発信とオープン化推進の活動を高く評価しました。                                         【受賞のことば】                                 この度は、デジタルアーカイブジャパン(DAJ)アワードの対象としていただき、ありがとうございます。 「信州デジタルコモンズ」は、信州の人々が営んできた身近な生活の記録を画像や映像で残し、「知の共有地」として活用するデジタルアーカイブです。信州・知のポータル「信州ナレッジスクエア」を構成する一つで、ジャパンサーチとも連携しています。今後の展開として、地域の暮らしにより密着したコンテンツも広く受け入れ、「知の循環」に貢献できるプラットフォームを目指していきます。         (県立長野図書館長 森 いづみ)
【受賞理由】                                      自らはデジタルアーカイブシステムを持たなくとも、つなぎ役になれることを実証しました。美術館分野のつなぎ役としてリーダーシップを発揮し、各地の美術館(愛知県美術館、東京富士美術館、ポーラ美術館、大阪市立東洋陶磁美術館)をジャパンサーチにつなぐことで、所蔵資料の利活用促進に寄与するとともに、つなぎ役の役割において一つのモデルを提示しています。こうしたつなぎ役のリーダーシップによる活動を高く評価しました。                                         【受賞のことば】                                 この度は、ジャパンサーチに関する当会議の活動を評価していただき、デジタルアーカイブジャパン・アワードを授けてくださったことに感謝を申し述べます。当会議では、情報・資料研究部会を中心に、会員館が所蔵する作品資料のアーカイブ整備に努めておりますが、この度の受賞を大きな励みとして、これからもジャパンサーチの網をさらに広げ、美術情報の実質を充実させ、利用価値をさらに高めていきたいと考えております。 誠にありがとうございました。                                   (全国美術館会議 会長 建畠 晢)                                                 
【受賞理由】                                    ウェブ上に公開されている、浮世絵、古典籍、番付に関するコンテンツのつなぎ役として、国内外の様々な機関や個人と連携することで、それらのコンテンツの発見可能性を高めるとともに、分野のつなぎ役としての一つのモデルを提示しました。また、各機関の利用条件が記載されたページへのアクセスも提供しており、メタデータの整備に力を入れています。こうした特定分野における国際的なつなぎ役としての活動を高く評価しました。                                        【受賞のことば】                                        ARCは、設立以来四半世紀にわたり、デジタル・アーカイブを基盤に据えて活動してきた。それは主に海外のミュージアムを対象としてきたもので、膨大なコンテンツが蓄積されている。国内ではあまり知られていなかったが、ジャパンサーチという優れた仕組みによって、国際的つなぎ役としての位置付けを明確にすることができた。受賞を機に、国内の文化資源やより多くの分野の情報を提供し、利用者の一層のニーズに応えていきたい。                 (立命館大学アート・リサーチセンター センター長 赤間亮)

大井将生(東京大学大学院学際情報学府博士課程/TRC-ADEAC特任研究員)

(受賞理由)                                  ジャパンサーチのキュレーション機能を用いた調べ学習授業を積極的に推進し、初等中等教育におけるデジタルアーカイブを活用したハイブリッド型学習のあり方を提示しています。また、教員だけでなく、博物館・美術館、文書館、図書館など様々なアクターと共創し、社会実装を視野に入れた実践的な取組を多数行っています。こうしたデジタルアーカイブの教育活用・実践における活動を高く評価しました。                                    (受賞のことば)                                                                                                       大変名誉な賞を賜り、身に余る光栄でございます。受賞に関わる研究では、渡邉英徳先生をはじめ、実践校の皆さん、TRC-ADEAC、国立国会図書館、S×UKILAM連携に参画された全国各地の小中高の先生や図書館・博物館・文書館・美術館・大学・企業・NPO関係者の皆様にご支援をいただきました。厚く御礼申し上げます。今後も多様な資料を協創的に子どもたちの豊かな学びに繋げられるよう、研究と修養に努めます。                             (東京大学大学院学際情報学府博士課程/TRC-ADEAC特任研究員 大井 将生)                    
【受賞理由】                                                          『青森県史』編さん事業で収集した資料をデジタルアーカイブとして分かりやすく提供し、ジャパンサーチと連携した先駆的な取組であり、県にまつわる歴史的な資料・情報の利活用の在り方を示しました。また、オープンな利用条件の設定にも配慮しています。こうした県史アーカイブの活用推進による地域情報の発信に係る活動を高く評価しました。                                        【受賞のことば】                                        この度は、青森県史デジタルアーカイブスが受賞の栄誉を賜り、誠に光栄に存じます。本県では県史編さんを通じて、多くの時代・分野にわたるさまざまな地域資料を収集してきました。平成30年3月の県史完成後、より多くの皆様に利活用いただけるよう、デジタルアーカイブスを構築し、資料やテキストの公開を始めており、現在、多くの皆様に御活用いただいています。今回の受賞を機に、今後もさらなる充実を図って参ります。                   (青森県環境生活部長 石坂 直人)
【受賞理由】                                                   市民にも呼びかけて収集した資料・記録をオープンな利用条件(CC BY)で公開することで、これまであまり人目に触れなかった地域の資料・記録の継承を可能とし、その利活用に向けて新たな道を開きました。また、充実した内容情報をもつメタデータを整備しており、活用されやすい形でジャパンサーチとの連携ができています。こうした市民協働のオープンアーカイブの構築に係る活動を高く評価しました。                                                                                                【受賞のことば】                                  この度は、名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。                             「なんじょうデジタルアーカイブ」では、本市所有の歴史や文化に関する資料を、誰もが自由に利用できるよう公開、発信し、広く活用いただけるよう取り組んでまいりました。こうした点を高く評価いただき、今後事業を推進していくうえで、大きな励みとなります。                       最後に、この場をお借りしまして、貴重な資料や情報を提供いただいた市民をはじめとした皆様に感謝申し上げます。                                      (南城市長 古謝 景春)






デジタルアーカイブジャパン推進委員会実務者検討委員会