解説
雪に佇む2匹の兎。一見して、師である円山応挙の《木賊兎図》(天明6年[1786]作)を想起させる。本作は楷書体の署名や白文方印から盧雪の作画の最初期にあたる天明元年頃の作とみられる。この頃の盧雪は応挙の画風に忠実に描くことが多かった。本作に登場する黒と白が混じる兎は、応挙が明和7-安永元年(1771-72)に手がけた《写生図巻・甲巻》にも描きとめられており、盧雪はおそらくこれを参考に制作したのではないかと推察される。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09