解説
ここに描かれているのは、楠木正成の息子正行が壮絶な討ち死を遂げた四條畷の戦いである。四條畷は現在の大阪府四條畷市にあたる。正行は父正成の死後、南朝方として北朝の足利尊氏を討つべく準備をしていた。父譲りの戦略でいくつかの戦では勝利を得たものの、勢力の差はいかんともしがたかった。四條畷において、決死の覚悟で敵陣に突っ込み、無数の弓矢を射かけられるなか敵の大将高師直まであと一歩とせまるが取り逃がし、最後は自刃して果てたと言い伝える。この模様は「太平記」に詳しく書かれ、忠孝の父子として江戸の庶民に広く読み継がれていた。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09