解説
岩上に止まる金鶏とその背景に海棠をやや上から見下ろすような視点から描く。体力と気力がともに充実した応挙40代の作品。画面下から順番にみると、緑色の濃淡で草を、墨色で岩を、そして極彩色で金鶏と海棠を巧みに描き、簡潔な表現のなかにも奥行きを見事に表わしている。何よりも金鶏の羽に施された赤、青、黄の三色のコントラストが、この画を引き締めて効果的である。右下に施された落款から安永4年、応挙43歳頃の作と知れる。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/04/29