四代目尾上菊五郎の静御前、中村福助の源九郎狐 The Actors Onoe Kikugoro IV as Shizuka Gozen and Nakamura Fukusuke as Genkuro Kitsune
解説
源義経を描いた「義経千本桜」のうち「川連館」の場面。静御前とともに義経の後を追っていた佐藤忠信。じつは狐が化けた偽物であった。この忠信狐、義経が天皇から賜り、静御前に預けていた「初音の鼓」を慕い、付き従っていたのである。じつはこの鼓は千年の年を経た雌雄の狐の皮を張ったものであり、その狐こそ忠信狐の両親であった。義経がかくまわれていた川連法眼の館を舞台に、佐藤忠信を詮議する義経と静御前。ついに素性をあかす狐。狐が親を思う子の情に感じた義経が、源九郎という自分の名とともに鼓を与えるという伝奇的なドラマが繰り広げられる。本図には、静御前に斬りつけられて姿を現した狐が描かれる。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09