解説
橋が架けられた山深い渓谷と崖沿いにある集落が見える。橋上には集落を目指す男たちの姿があり、1組の馬子が橋に差し掛かろうとしている。手前の岩壁は極端なまでに硬質に描写されるが、これは晩年に近い蕭白作品の特長といえる。岩とは対照的に山間を流れる渓流は柔らかな筆致で表される。上に目をやると中景、遠景を墨の濃淡で見事に描き分け、中景に集落の家々、遠景には霞の奥に川の源流とみられる1条の滝を拝することができる。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/04/29