解説
伝統的画題「瀟湘八景図」の舞台である洞庭湖を思わせる湖と月が描かれる。蕭白の山水図では定番のモティーフである競り立つ雲谷派風の断崖に、奥へいくほど霞んで見える山並みが加わり、見事な遠近空間が創り上げられている。左の湖面に浮かんだ舟はコミカルに描かれるが、よく見ると舟上の人物も簡易ながらたしかな画意をもって描かれているのが分かる。付された「蛇足軒蕭白」「師龍」の印から蕭白の晩年に近い作と推察される。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09