スペイン皇女マルガリータ、べラスケスによる(「マネ、30点のオリジナル・エッチング集」より) Infanta Margarita, after Velázquez (Portfolio of 30 Original Etchings by Édouard Manet)すぺいんこうじょまるがりーた、べらすけすによる(「まね、30てんのおりじなる・えっちんぐしゅう」より)
解説
本作は、ルーヴル美術館所蔵のディエゴ・ベラスケスの作とされていた《王女マルガリータ》に基づき、マネが制作した水彩画に由来していると見られる。マネが生涯交友することになるエドガー・ドガとルーヴル美術館で出会った際、ドガは同作をまさに銅版に写そうとしていたという。マネは本作に取りかかったものの、版の初段階で手を入れることを放棄してしまった。見てのとおり、髪の毛の陰影や背景とのコントラストの点では原作の雰囲気を感じさせるものの、目や服装の描写がやや稚拙で、マネ自身も出来ばえに納得がいかなかったものと考えられる。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09